1999年8月から2004年10月まで乗っていたスズキのInazuma1200は、低速トルクがあり、足つき性も良くツーリングには最適なオートバイでした。購入前にはカワサキのKLE400に乗っていたのですが、KLEはセミオフ車的な設計だった事から車高が高く、さらに40分以上の乗車でお尻が痛 くなるなど、中距離以上のツーリングには厳しい面がありました。何回かツーリングに行きましたが、すぐにお尻が痛くなりツーリング中に何回もスタンディングさざる得ない状況でした。そこで買い換えを決意し、ツーリングに行くなら少しでも快適にという事で、750ccクラスかリッターバイクを探しに某ショップに見に行ったところ、試乗車で距離数も延びていないInazuma1200が展示してあったのです。価格も安く、またがってみたところ、ジャストフィットで足つきも良かったため我が愛車とする事に決定したのです。
日本の道路事情では、リッターバイクはオーバースペックだと日頃から思っていたので、当時750CCを購入するつもりだったのですが、ちょうどリッターバイクが流行の時代で各メーカー共750CCには力を入れていなかったようで、中古車が少なかったのです。
Inazuma1200を5年間乗ってみた感想は、やはり足つきも良く取り回しが良い、燃費が良い(リッター24Km前後)良い、低速トルクがあるため中途半端な速度にも対応できる、シートの座面が広く疲れないといったところです。不満な点はまったくありませんでした。当時はどちらかというと人気のないオートバイだったようですが、リッターバイク初心者や女性ライダーには最適なオートバイだったと思います。