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Icom IC-780

2004年08月15日 | アマチュア無線無線機

 昨年末、アイコム社から同社のフラッグシップ機である、IC-7800が発売になり話題になっています。
興味があってもお値段を考えるとちょっと.....です。
 旧機種になってしまったIC-780が発売された時も高値の華で、CQ誌のグラビアを眺めるだけで、とても買って使ってみようとは思ってもいなかったような記憶があります。
 5年前に遅ればせながら、ようやく夢のIC-780を中古ながらも手に入れる事ができました。
手に入れて使ってみた感想は、やっぱり、すべての面で値段相応だなという気がします。
 まず、受信関係ですが、国内QSOオンリーで常に強い信号を受信している時は、普及機とそれほど違いを感じなかったのですが、DXで弱い信号を受信すると、その性能差におおきな開きが感じられました。
セットノイズが少ないというか、極端な言い方をすると、普及機ではノイズに埋もれて良く聞こえない信号が、780では良く聞こえるのです。
また、DSP搭載機で聞こえなかった信号が聞こえたという事もありました。
5年前のDSP搭載機はまだ発展途上だったという事もありますが...当時確信がなかったのですが、その後、某サイトでIC-780とDSP搭載機の受信比較結果が掲載されているのを見たところ、その実験結果も同様の結果でした。
 話が横道に逸れてしまいましたが、とにかく受信性能はすばらしいと感じました。ただ他機種から乗り換えるとSメーターの振れが堅く感じられるようです。(私のアンテナがBFなのかもしれませんが、どんなに強い信号でもフルスケールまで振りません。)そのかわり、Sメーターが振れなくても信号は良く聞こえます。
 次に送信関係ですが、送信出力は国内仕様では100Wに設定されていますが、200W出力まで増力できます。ただ増力する場合、メーカーは150Wを推奨しています。150Wの方が各回路等に無理がかからないのだと思います。ちなみに国外仕様のIC-781は150W仕様です。
 この50Wの増力については、たかが50Wですが、されど50W、それともこの機械のトークパワーがあるのか、未だ判断はつきかねますが、それにしても良く飛んでくれます。
 少なくとも国内のパイルは9割以上の確率で、コールバックがあります。さすがにDXは厳しいですが.....
 IC-7800が発表されてから、この機械も影が薄くなってしまい、それに伴い価格も下がり、中古であればDSP搭載機の新品よりも安く購入できるようになりました。
 各部品等も高価な物が使われているようで、長く使える機械だと思います。DSPにこだわらなければ、絶対にお薦めです。

 


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