ジョン太のしっぽ

箱入り猫ジョン太との生活 

ジョン太の大冒険

2011-12-28 | 日記
ジョン太は、9歳(人間で言うと65歳)になる実家の雄ネコです ↓↓↓

この9年間、かわいいかわいいで育ててきだけど、その裏で‘マーキング’にずいぶん悩まされてきました。
発情期になるといたるところにおしっこをピッピするのです
一度やられたら何度洗ってもにおいがとれない強烈な臭さ
普段のおしっこはちゃんと所定の場所にするのに、マーキングは別物なんですね
特に布製とナイロン製のものがいいらしく、布団、かばん、ソファーを捨てたことも


これに我慢できず、ついに「去勢手術をすることにした」という連絡がありました。
去勢手術の適切時期は生後8ヶ月…
もう遅いんじゃないかと思って今まで手術はあきらめていたんだけど
知り合いのネコが同じ9歳で手術をして、おとなしくなったという話を聞いたみたいです
でも、マーキングがなくなるかどうかは「猫ちゃん次第」だそうです
大丈夫かなぁ、ジョン太…



さて、手術当日。
前日の夜ごはんに続き、朝ごはんも抜き!
癒し系ならぬ「いやしい系」の食いしん坊ジョン太は、果たして夜まで耐えられるのだろうか

そして玄関から一歩も外へ出たことのない箱入り猫ジョン太
無理やり出そうもんなら、大暴れで爪を立ててへっぴり腰で家の中へ逃げていく
あやつを一体どうやって病院に連れて行くのかと思えば…
洗たくネットに入れ、さらにそれをスポーツバッグに入れて運んだとのこと
ヒドイと思ったけど「専用のバッグがないならそうするといいですよ~」と獣医さんに勧められたらしい


手術後心配になって迎えについて行くと、あの大暴れ猫が借りてきた猫のようにちょこんと座っている
しかも獣医さんの話によると「ジョンちゃんおとなしかったですよ~」だって…
信じられない
笑えるくらい内弁慶な猫ということが発覚


でも腕には点滴の包帯が巻かれ、首にはえり巻きトカゲみたいな‘エリザベスカラー’をつけられ、明らかにぐったりしていてかわいそうな姿…
「もうおうちに帰れるからね~」と声をかけながら慰めてやったのはいいが…


家に着くと…
さっきまであんなにおとなしかったのに、スポーツバッグからものすごい勢いで飛び出し
首をブンブン振ってエリザベスカラーを自らはずし
麻酔が切れたばかりのヨレヨレした足取りでどこへ向かうかと思えば、エサやり父さんに向かって
「エサくれニャーーー」と騒ぎ出す。。。

まずそれかいっ
エサをあげるとものすごい勢いでがっつき始めた
邪魔はさせぬと言わんばかりの鋭い目つき

あっという間にたいらげてしまった
さすがにこの食い意地にはびっくりです
心配して損したと後悔(笑)

先生が「麻酔後は胃腸が正常に働き出すのに時間がかかるから、食べたものを吐いてしまうことがあります」と言われていつもより少なめにあげたら、
「これじゃ足りニャーーー」と大騒ぎ

去勢手術をするとホルモンバランスも崩れ、代謝も落ちるから太りやすくなるらしく、
食事制限にも注意して太らせないように、と忠告されたばかりなのに…
吐くどころか、結局いつもより多めにエサをあげるはめになりました

そのうえ、人間様のごはんの邪魔をするこの姿も健在

あげちゃダメだって言うのに、ご褒美だとか言ってあげちゃうもんだから…
こういうところが育ちの良い猫ちゃんとの違いなのかしらねぇ~


でもしばらく暴れてさすがにホッとしたのか、
大好きな母親の腕の中ではニャンニャンスリスリ(笑)

右手の包帯がちょっと痛々しい
けどジョンタ、至福のときです。(笑)



10日後の抜糸の日、どうだったか聞いてみると
病院に連れて行ったらなんと、「すでに自分で抜糸してありますよ」と言われたらしい
いつの間にセルフ抜糸をしたんだジョンタ
傷口は開かなかったのか

でも良心的な病院で、お金は払わなくて済んだって(笑)
得したねぇ

なにがともあれ、ジョン太にとっては初めてづくしの大冒険
よくがんばったねぇ

これでマーキングしなくなってくれれば言うことないんだけどなぁ。。。