旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

ポール・スミザーさんの講演会へ

2017年05月28日 13時14分05秒 | ガーデンネックレスよこはま2017

昨日は朝から横浜の港北公会堂へ、ポール・スミザーさんの講演会へ行きました。
全国都市緑化よこはまフェアの港北区事業の一つで、区民以外にも開かれた講演会なのでお邪魔しました。
受け付けは9時半からでしたが、9時過ぎには会場の外に人が結構並んでおりました。
港北区民は勿論、横浜市民、神奈川県民、県外からも参加されている方が沢山いらっしゃいました。

テーマは「ナチュラルガーデンをつくろう!」~生物多様性に貢献するガーデニング~

一度でもスミザーさんのお話を聞いたことのある方なら、どれだけトークが面白いかお分かりになると思います
昨日も、植物や、虫や、ミミズや、野鳥の気持ちになってお話しするスミザーさんに、会場は和気あいあいとした楽しい雰囲気

内容は、ザックリ分けて、三つかと。

生物多様性に基づいたガーデンとはどんなガーデンか
地中に微生物やミミズが沢山いる土壌に、野草や木が育ち、花を咲かせ実をつけ、其処に蝶などの昆虫類が集まり、虫を食べる野鳥がやってきて、様々な生物がが共存する・・・自然豊かな庭、という事でしょうか。
スミザーさんの八ヶ岳の庭は、そん風に作られ、シンプルな作業で20数年無肥料で維持しているそうです。

そのようなガーデンを作るには、どのような方法が良いのか
まずは、「土を掘り起こさない」
土を耕すと土は減り、二度と元に戻らないんだそうです。
雑草を取り除き、その上にバーク堆肥を撒いて、エアレーションし、花壇にする場所にカーペットを敷いておくと、カーペットの下でミミズが仕事をして良い土になるのだとか。
そしてバーク堆肥を撒いて、植物を植えるところだけ掘るようにする事。
これはどんな土に対しても同じだそうです。
また、土がそれほどない場所でも、植物は自分で成長の仕方を考えるから大丈夫なんだそう。
それはどんな植物でも良いわけではなく、環境に合った植物である事。
低、中、高と背の高さの違う、色々な種類の植物を選ぶ事。
目的のある剪定をする事等々、沢山の今すぐにでもできそうな方法を、教えてくれました。

その結果どうなるのか
そういった庭にすると、農薬や肥料が少なくて済み、植物が自分で何とかするから、細かいルールを気にせずにいられる様になるそうです。


失敗はあるものだから、自分を責めないで。自然相手だから計り知れない。、それを経験に変えて。」
と、勇気をもらえるような言葉も

そして、たぶんこれが一番大事だと思ったのは
「一人一人が自分の庭において生物多様性に貢献するガーデニングをすれば街全体が生物多様性のある環境になる」
つまりは、一般の人々の、一人一人の力が大切なのですよね。

こうして文章にすると、小難しい話になるけれど、スミザーさんの講演は、本当に笑いの絶えない面白いお話で、あっと言う間の一時間半でした
もっと聴きたかったな~
楽しい有意義なお話、ありがとうございました

それにしても、ポール・スミザーさんという有名人を招くことのできる港北区って・・・
しかも参加者にはガーデンベアーのミニタオルをプレゼントしてくれましたし・・・



当市とは比べられない大きな区なのだとわかりました。

そのうちスミザーさんのワークショップで作ったという新横浜のガーデンにも足を運んでみたいと思います。

 

 そして、みなとみらいへ


せっかくなので、新港中央広場のジャクリーンガーデンを散歩

カメラを持って行かなかったので、写真は先日訪れた時の物で。
今は更に植物が育ち、花が咲いていました。

この辺りはフェアの後も残されるのかな。


芝生のエリアは、元に戻すそうで、綺麗な花は、他の場所に移植されるのだとか。。

三尺バーベナがユラユラと

スティパはソヨソヨと

カンパニュラ・スズヒメの薄紫色が綺麗です。

 

 午後からは「クロージングシンポジウム」へ 

 

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