この見事な三層構造をした卵。 長崎茂木の岩永養鶏場の「茂木びわたまご」です。
昨日、養鶏場にお邪魔して、岩永さんから、茂木びわたまごのこだわり、生産者としての想いを
聞かせていただきました。
岩永養鶏場は、茂木の山間にあり、2代目の岩永さんが20歳で継ぎ、現在で60年ぐらい養鶏をされています。
数年前までは、1万5千羽ぐらいだったのが、数年前の台風19号で、鶏舎が半分壊れ、現在では、7000羽を
養鶏されています。
餌は、100%自家配合飼料(約18種)。毎日、その日鶏が食べる、量だけつくる。(800k)
新鮮な飼料。抗生物質は、一切入れない。(通常は、完全配合飼料をメーカーから仕入れるところが多い。)
なぜ、びわたまごか?それは、餌に、茂木の名産品のびわの葉を粉末にしていれているからです。
びわの葉は、栄養価が高く、ビタミンが豊富です。それを、自然乾燥させ、粉末にしているそうです。
そのほかには、鶏を病気にさせないように、ニンニク・ビタミン剤・乳酸菌(腸の活性化で、えさをよく食べる)
・海藻粉末・魚粉・トウモロコシ・米など約18種を配合しているそうです。(夏場は、唐辛子も入れるらしい。)
水は、電気分解水(波導水)。鶏が突いて水が出る仕組みとなっていて衛生的でした。
卵は、三層構造。1mの高さから割って、落としても黄身が割れない。
岩永さんは、毎年、試行錯誤をしながら、鶏が新鮮で、元気なたまごを生んでくれる努力をされています。
その向上心には、感服しました。
無農薬のお野菜と同じで、野菜は、土づくり。健康な土をつくるのと同じで、健康で免疫力が強い鶏をつくる。
岩永さんが、最後に、息子は3人いるけど、誰も継がん!あと10年で、ここも終わりやろ~と冗談交じりに
言ってましたが、このような生産者を消費者が買い支えていくことが、大事なことだと思いました。
来週から、岩永さんのたまごを使用する予定です、小売りも行います。(10個入り300円~350円の予定)
入荷しましたら、また、ご報告いたします。