ご報告がおそくなりましたが、5月22日に「幸せの経済学」の全国一斉上映会が終了しました。
長崎会場となった当店では、たくさんの方にご参加いただきました。
映画上映後、参加者の方全員で、映画の感想や3月11日の震災後の変化など、座談会形式で
お話会を開催しました。
(参加者の声)
・3.11後、家族との日常生活こそが「幸せ」「ありがたい」と感じた。
・3.11後、アコーステックギターを始めた。電気がなくても、音楽で周りの人を癒すことができるから。
・「水」・「空気」・「食料」の大切さが、分かった。
・「持続可能な社会を実現するため、環境や労働問題などについて企業が自主的に取り組む活動」が
ローカリゼーションと同様にグローバリゼーションがもたらした弊害を解決していく一つの解になるとおもう。
・人が生きていく上で大事な「食」を支える農業の、「偉大さ」が分かった。
・経済活動優先で、自然が破壊されてきたが、そこで獲られた「お金」では、人の命を支えることはできない。
・大企業などの宣伝広告、マスメディアで、洗脳されている私たち(特に子供)は、自分の頭で考え、選択することが
大事だと思った。(流されるのも、自分。選ぶのも自分)
(私が思うこと)
・大企業と政府が推し進めてきた、「グローバリゼーション」は、国を豊かにするものであったが、
同時に貧富の差を拡大させた。もちろん私たちは、その恩恵をうけ、豊かな生活をすることができている。
貧富の差や弊害を生み出した、大企業や政府を批判することは簡単だが、私たちはそれ(豊かな生活)を望んできたのも
事実だし、それを生み出した責任も私たち(消費者)にもあると思う。
3.11以降、電気、水、食料などライフラインの見直しと今までの「グローバリゼーション」の意義、私たちのライフスタイルの
変化が顕著になっていくと思う。
そのためには、現状の消費社会という、「あるがまま」に流されていく生き方と、自然と生きる「循環型社会」へ
自分の頭で考え、選択しそれを受け入れる勇気が求められていくと私は思います。