恐山あれこれ日記

院代(住職代理)が書いてます。

倫理的実存

2016年11月20日 | 日記
 3.11の原発事故後、福島から自主非難を余儀なくされ、転校先の横浜で「いじめ」られた少年の手記。

「なんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」

 私が考える倫理は、この「きめた」の一言にかかっている。

 彼に深甚なる敬意を表します。

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335 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2016-11-20 00:15:01
理不尽とは、こういうことなのでしょうか。
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Unknown (Unknown)
2016-11-20 00:16:25
それでも生きる。
生きてやる。
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Unknown (Unknown)
2016-11-20 00:49:22

死者に課せられた自己。
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Unknown (外れ者)
2016-11-20 01:51:48
生きるか死ぬか

隣の人が自殺した。
その日、私は彼女の二人の子供は
私の家でパズルをして遊んでいた。
彼女は和室で首を自ら吊って死のうとした。
救急車に運ばれて3日後に
彼女の願ったとおり
彼女は死ねた。
警察の事情調査の際に
立ち合い、どうやって
彼女が死んだかを
現場検証することになった。
彼女が死んだ和室で、
その後、私は自分の家の和室に
入ることができなかった。

私は彼女の自殺が
未だに
彼女にとって良かったかどうか
考えられない。
だが、
もし彼女が生きることを
選んだなら、
きっと
生きて良かったと思うだろうと
思う。

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倫理的実存神!! (Unknown)
2016-11-20 02:36:23
南さんも、自分の意見(見解)を「ごもっとも、御尤も・・・御意(ぎょい)でござりまする!!」とバカの一つ覚えみたいに拝聴されることは「ハナハダ迷惑だ」、って言っていたことがあるよね。

「俺は倫理的実存神じゃあないぜ!!」
「完全無神論者の俺を神にさせるなよ!!」って事だと思うよ。
神に祭り上げられちゃうと、間違える事を許されなくなっちゃうからね。

倫理的想定外が南さんに新しい活力と新しい覚悟を生んでいる。
今回の短い記事でも、この少年の心意気に触れて、ハッとさせられた・・・想定外の意見にふれた・・・だから南さん自身の再覚醒に繋がった・・・。

これだよ、これだ!!
そこだよ、それだ!!
成人の肉体は後ろに進む、
しかし思考は常に前に進む・・・

もし思考も後ろに進むようになったら
今度は老害がドンドン前に進む・・、オーこわ!!
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後釜 (Unknown)
2016-11-20 02:57:18
う~む
この少年にはミドコロがある!!
引き抜いて俺の弟子にして
将来おれの後釜に据えよう!!
・・・・・S長老
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新型禅問答 (Unknown)
2016-11-20 03:11:27
しんさいでいっぱい死んだ人の無念をみた。
だから僕がいじめに敗けてじぶんで死んだら申し訳ない。。。

ここでの仏(仏性)の有無は如何ばかりか??
仏によって外から課せられたのか??
自己の存在理由を与えられたのか??
生きて成すべき役目を仏から与えられたのか??
論理的実存の根拠とは何か??
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訂正 (Unknown)
2016-11-20 03:16:17
論理的実存・・・>倫理的実存
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Unknown (Unknown)
2016-11-20 03:17:59
生徒は、小学6年だった昨年7月、学校や加害者側との話し合いをする中でノート3ページにわたって思いを書き留めた。

(原発事故の)賠償金をもらっているだろうなどと言い掛かりをつけられて金銭を要求されたり、ばい菌と呼ばれ「放射能の影響ではないか」と不安になったりした経緯が記されている。

いじめは、小学2年から5年まで続いたという。

代理人によると、手記は生徒が「同じようにいじめられている子どもの励みになれば」という思いで公表した。

原発事故を「ネタ」にしたいじめに傷ついた心情や、抵抗できなかったことへの悔しさが記されている。

金銭の要求については、「ばいしょう金あるだろと言われむかつくし、ていこうできなかったのもくやしい」と心情を吐露。

「ていこうするとまたいじめがはじまるとおもってなにもできずにただこわくてしょうがなかった」とつづった。

ばい菌と扱われたことには、「ほうしゃのうだとおもっていつもつらかった。福島の人はいじめられるとおもった」と明かした。

また、学校の対応について「いままでいろんなはなしをしてきたけど(学校は)しんようしてくれなかった」などと振り返り、「なんかいもせんせいに言(お)うとするとむしされてた」と絶望感をにじませた。


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Unknown (Unknown)
2016-11-20 03:21:44
保護者は声明で「学校は金銭の要求を知っていながら、(保護者に)連絡もしてくれなかった」と批判。

問題発覚を受け、市教育委員会の第三者委員会が公表した報告書のうち、いじめの内容を記した多くの部分が黒塗りだったことに触れ「詳細を公表してほしいと市教委に伝えたのに遺憾だ」と訴えた。

避難先の小学校で2年生から5年生の間、名前に「菌」を付けられて、からかわれたり暴力を振るわれるなど、いじめを受けていた。

今月15日、男子生徒の弁護士が会見を開き、いじめの行為の具体的な内容について改めて説明をした。

弁護士によると、男子生徒は同級生から「賠償金があるだろう」などと言われたうえで、同級生らとゲームセンターで遊んだ際、その代金の支払いを負担させられていた。

家にあった親の金を持ち出して、一回につき約10万円、これまでに150万円ほどを支払っていた。

学校は、男子生徒が家から金を持ち出していることを把握していたが、男子生徒の親に対してそれを伝えていなかった。

市の第三者委員会は、学校側の対応について「生徒への配慮が足りない」「教育の放棄に等しい」と厳しく非難する報告書をまとめていて、今後、市は事実関係について調査する方針。

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