新古今和歌集の部屋

都名所図会 青龍三 比叡山延暦寺4 蔵書





 古今  ひえの山なる音羽の瀧を見てよめる
  落たぎつ滝の水上年つもり老にけらしな黒き筋なし  忠岑
 拾遺  権中納言敦忠が西坂本の山庄の瀧の岩にかきつけらる
  音羽河せき入ておとす瀧津瀬に人の心の見へもする哉 伊勢
 古今  ひえにのぼりて帰りまうできて詠る
  山高み見つゝ我こし桜花風はこゝろにまかすべらなり 貫之
 玉葉
  世を祈るわが立杣の峯晴て心よりすむ秋の夜の月   前大僧正源惠
     ひえの山に二月五番とて花など作る事侍ける。その花づくし
     せんとて人の山によびのぼし侍ければむかし此山にて物など
 拾遺  ならひける事を思ひ出て
  いつとなく鷲の髙ねに澄月の光ややどすしがのから崎 法橋性憲
 新勅
  大嶽のすゝね吹風に霧晴てかゞみの山に月もくもらぬ 慈圓
 風雅
  三の岑二つの道をならべ置て我立杣に名こそ高けれ  慈順







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