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新古今和歌集の部屋

前田家本 方丈記 大地震3 斯く夥しく震る事は、暫しにて止みにしかども

か…おひたゝしくふることは

しはしにてやみしかともその

なこりしは/\たえす。よのつ

ねにおとろくほとのない二三十

とふらぬ日はなし。とをかはつか

すぎしかは、やう/\まとをに

なりてあるひは四五と、二三と

もしはひと日ませ二三日に

一となとおほかたそのなこり 


斯【く】おびただしく震る事は、暫しにて止みしかども、その名残、屡々絶えず。

世の常に驚く程の地震、二三十度震らぬ日は無し。

十日、廿日過ぎしかば、やうやう間遠になりて、或は四五度、二三度、若しは一日まぜ、二三日に一度など、大方その名残


※【 】内は不鮮明の為大福光寺本より補う。 


(参考)大福光寺本 

カクヲヒタゝシクフル事ハシハシニテヤミニシカトモソノナコリシハシハタエス

ヨノツネヲトロクホトノナヰ二三十度フラヌ日ハナシ

十日廿日スキニシカハヤウヤウマトヲニナリテ或ハ四五度二三度若ハ一日マセ二三日ニ一度ナトヲホカタソノナコリ

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