新古今和歌集の部屋

切入歌の推定 明月記五月四日慈円歌3



 これを部類別に見ると、
春歌上 二首
春歌下 ナシ
夏歌  六首
秋歌上 六首
秋歌下 七首
冬歌  八首
賀歌  ナシ
哀傷歌 七首
離別歌 ナシ
羇旅歌 三首
恋歌一 一首
恋歌二 ナシ
恋歌三 一首
恋歌四 四首
恋歌五 一首
雑歌上 七首
雑歌中 七首
雑歌下 十六首
神祇歌 八首
釈教歌 八首
となっている。
 後鳥羽院御口伝によると慈円を「大僧正は、おほやう西行がふりなり。」と評しているが、決定的な違いは、桜の歌が一首しか撰歌されていない事で有る。
 その代わり、秋歌上、秋歌下が十三首と、冬歌八首と多い。
 又雑歌、特に雑歌下が多く、述壊歌が目立つ。
 恋歌は、六百番歌合等題詠からの採歌となり少ないのは当たり前で、哀傷歌と日吉社関係の神祇歌、釈教歌が多いのは、天台座主を四度も経験している大僧正ならではで有る。
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