横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

Where2.0 1日目

2009年05月21日 14時59分51秒 | 地理情報関連

 今日からがWhere2.0のメインセッションがスタートした。心配した人の入りであるが、500席に対して7~8割の入りといったところ。前の方の列にはテーブルも用意されており昨年よりも快適である。

会場の状況

 セッションの方は毎度おなじみの15分刻みでどんどん進む。興味の湧く話題には集中して聞き、そうでないものは流すという風に緩急をつけないと、後半にだれてしまう(特に時差ぼけの影響が出るのだ)。

 さて、Where2.0といえば、Google。やはり今年もこの日にあわせて二つのリリース。
一つめはGoogle Maps Data API。そして二つめはGeo-targeted Google Maps Ad Unit。年々彼らは進化しており、景気悪化でリストラしたというニュースも聞こえる中で、手を緩めていない。

 このGoogleの勢いに対して、Yahoo!、マイクロソフト、NOKIAなどの陣営はどうするのだろうか。今回は彼らからの発表もあったが、今勢いがあるのは昨年Where2.0スポンサーとして登場したNOKIAだ。

 それから、今回単独でプラチナスポンサーとして名乗りを上げたのはESRI。オライリーのBradyからは昨年以上の持ち上げられ方。セッションはJack Dangermond自らの熱演。「専門的なGISの世界」と「Web」をつなげることで、データへのアクセス性や透明性を向上させるというお話しは、教科書そのもの。そう言えば昨年も同じことを言っていたような記憶が。

 さて、やはり面白いのはハードウェア系。Lidar Imagingでもって、無人で本物の自動車を操縦してしまうビデオを披露してもらった。その上で、会場にLidar(64個のレーダーを実装)を持ち込んで、会場のリアルタイムLidarイメージをスクリーンに表示。何と、人間一人一人の影形がくっきりと表示されるではないか。ちなみに、これを作った会社はもともとはスピーカーを制作している会社で、趣味が高じて?この道に入ってしまったらしい。ちなみにいくらするんだろう?その話は出ていなかった。

Lidarが作ったイメージ
(舞台から会場を見ていて、人が動くたびに画像も動く)

 出国直前にアナウンスされた、クウジットの例の「大江戸線の妖怪」もWhere Fairで展示されており、物珍しく眺める人達に囲まれていた。

 ところで、このカンファレンスは人とのネットワーキングの貴重な場でもある。今日は、大阪市大のセミナーで同席したOpenStreetMapのメンバーのTimさんと再会、GeoServerの開発者のJustinとも仲良くなれたし、旧MapInfo(現PBBI)のArthurとも再会した。やっぱりこの世界、濃い人が多い。


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