横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

Where2.0 2日目

2009年05月22日 14時41分52秒 | OSGeo/FOSS4G
 Where2.0も2日目、すなわち最終日。丸二日間、朝から晩まで15分刻みのセッションを聞いていると、さすがに集中力が途絶えてくる。もし、3日間続いたらやってられない。

 今日のセッションもいろいろ勉強になるものもあったが、ここではOpenStreetMapの代表メンバーであるSteveの講演について。

 彼が2006年のこのカンファレンスで、同じ会場でOpenStreetMapの活動を紹介したとき、それはまだロンドン周辺だけのローカルなプロジェクトであった。それが3年後に世界を大きく網羅して、地図会社やグーグルまでを脅かすような存在になるとは、私を含めていったい誰が想像できただろうか。

 OSMのSteveの講演

 この講演では、OSMが何であるかを説明する必要などもう無く、完全にこの世界に確立された存在(Googleと同じような”インフラ”)として認知されていることがわかる。

 そして、このスライドを紹介したい。
 その1

 その2

 ここでは説明はしないが、OSMが何であるかを理解するにはわかりやすいと思う。


 さて、今回のカンファレンス、毎年世界各地から人が集まってくるのだが、自己申告で地図にピンを立てることができるので、それを紹介する。

 まずアジア

 アジアからは、インフルエンザ騒動の日本からの参加者が大幅減であるが、韓国はウォン安にもかかわらず、結構な数の参加者がいた。こういうときこそ勉強熱心であるのは正しいアプローチだと思う。台湾からも参加者が毎年少数いるが、中国からの参加者はどうやら今年もいないようだ。

 次に世界

 やはりアメリカを除くと西欧が多い。地理的には中南米も参加者が多くても良いと思うが、実際には少数である。経済的な地位だけではなく、インターネットの普及状況がこの手の産業には影響が大きいので、それも理由だろう。

 私は幸運にも今年も参加できた。来年もオライリーはこのカンファレンスを開催する意向である(少なくとも今日現在は)。毎年参加するたびに、この世界のパラダイムが大きく変貌するのを肌で感じてきた。来年はいったいどういう変容を遂げるのだろうか。

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1 Comments

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貴重な情報ありがとうございます。 (井上欣哉)
2009-05-22 15:29:18
貴重なOSM情報ありがとうございます。
興味深く拝見しました。
Steveさんも先日twitterで、"Thinking that three years ago I gave a talk at Where almost identical to Googles today about MapMaker "
http://conferences.oreillynet.com/cs/where2006/view/e_sess/9058
と言ってました。
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