当HPの前回のQ&Aで、「客室乗務員の全面委託化」問題を
掲載しましたが、その後のとりくみにもかかわらず1月29日、
航空局「安全基準検討委員会」で、委託可能との方向性が決定
されてしまいました。
前日、航空連と客乗連で国土交通省に行き、「コックピットと
客室とが別会社になってはチームワーク上など安全面で問題」であり
委託化を決定しないよう強く求めましたが、担当官は「別会社で
あっても訓練とマニュアルをきちんとすれば問題ない」との対応
でした。
同じ会社での一体感、風土、環境、仲間意識といった目にみえない
チームワークというものがどれほど安全運航にとって大切なものか、
現場の感覚というのは、お役所の方にはわからない事なのでしょうか・・?
ある航空会社では、アジアで低労働条件の航空会社をつくる計画も
ありますが、そこの客室乗務員を国内の航空会社に乗務させるなどの、
コストを下げるためなら何でもありの状況になれば、風土や一体感
どころか、ことばの問題も安全上大きな弊害になってきます。
今回の決定については「規制改革会議」のメンバーである中条潮氏
(10年以上前から規制緩和を主張)が、強く要望を出していたこと
がHPの議事録にありました。 そもそも乗客の安全にかかわる
こうした取り決めが、現場の意見も反映されないまま決められると
いう事にも問題があるのではないでしょうか・・?
昨年12月の訪米調査では、IAM(約60万人の航空・宇宙産業の
組合)のバッフェンバーガー会長が、「規制緩和は破壊だ」と発言された
そうです。 日本でも今まで「規制緩和万能論」がさまざまな安全の問題、
格差の拡大を招いた事を指摘する意見は多くあります。
客室乗務員の全面委託が本格化する前に、まだやるべき事はたくさん
あります。 これからも頑張りますので、皆さまのご支援をよろしくお願い
いたします。
掲載しましたが、その後のとりくみにもかかわらず1月29日、
航空局「安全基準検討委員会」で、委託可能との方向性が決定
されてしまいました。
前日、航空連と客乗連で国土交通省に行き、「コックピットと
客室とが別会社になってはチームワーク上など安全面で問題」であり
委託化を決定しないよう強く求めましたが、担当官は「別会社で
あっても訓練とマニュアルをきちんとすれば問題ない」との対応
でした。
同じ会社での一体感、風土、環境、仲間意識といった目にみえない
チームワークというものがどれほど安全運航にとって大切なものか、
現場の感覚というのは、お役所の方にはわからない事なのでしょうか・・?
ある航空会社では、アジアで低労働条件の航空会社をつくる計画も
ありますが、そこの客室乗務員を国内の航空会社に乗務させるなどの、
コストを下げるためなら何でもありの状況になれば、風土や一体感
どころか、ことばの問題も安全上大きな弊害になってきます。
今回の決定については「規制改革会議」のメンバーである中条潮氏
(10年以上前から規制緩和を主張)が、強く要望を出していたこと
がHPの議事録にありました。 そもそも乗客の安全にかかわる
こうした取り決めが、現場の意見も反映されないまま決められると
いう事にも問題があるのではないでしょうか・・?
昨年12月の訪米調査では、IAM(約60万人の航空・宇宙産業の
組合)のバッフェンバーガー会長が、「規制緩和は破壊だ」と発言された
そうです。 日本でも今まで「規制緩和万能論」がさまざまな安全の問題、
格差の拡大を招いた事を指摘する意見は多くあります。
客室乗務員の全面委託が本格化する前に、まだやるべき事はたくさん
あります。 これからも頑張りますので、皆さまのご支援をよろしくお願い
いたします。