JALの勤務改悪どうなるの？

Ｑ　　ＪＡＬでは、「ロス、シスコ１泊３日」や、「月間乗務時間制限９５
　　　時間まで」等の改悪提案を１ヶ月延期させたけど、どうなったの？

Ａ　　それがなんと！第二組合のJALFIO（航空連合）が、会社と合意して
　　　しまったのよ！

Ｑ　　え～！？でもJALの全客室乗務員の半数以上の人がアンケートで
　　　「反対」と答えてたんでしょう？

Ａ　　JALFIOの客室乗務員も賛成の人はほとんどいないけど、友人の
　　　話では、JALFIOの組合役員の構成に男性地上職が多く、客乗職
　　　の声が反映されにくいんじゃないかって・・。

Ｑ　　９５時間なんて・・！ANAの１００時間に追いつけって言わんばかり！
　　　日本の乗務時間にはクレジットアワーやセニョリティ制度がないので、
　　　過労死も大げさじゃないような数字よね！！

Ａ　　ANAの平均勤続年数は、６年未満だそうよ・・。JALは１２年以上
　　　だけど、ANAのようにベテランが少なくなってもいいと会社は思って
　　　るのかしら・・。

Ｑ　　JALもANAも「安全第一」というなら、客室乗務員が健康で長く働き
　　　つづけられる勤務にすることが不可欠だと思うわ・・。　

Ａ　　勤務の問題は、私たちの生活と命がかかってる大事な問題よね・・。
　　　あきらめないで、これからも声を上げつづけましょうね・・！！

JALとANAのサービス合戦

C子　　今、JALもANAも国際線ビジネスクラスでAny time
　　　　サービスが導入されてるよね。
　
A子　　そうなの・・。JALでは「Any time you wishサービス」
　　　　といって、ヨーロッパ路線のＣクラスなどで、２食目
　　　　サービスから、メニューの中の好きなものを、好きな
　　　　時にリクエストに応じるというものよ・・。

C子　　カレーやおでんなどのレトルト食品だけど、常にリク
　　　　エストがあるので客室乗務員はもう大変・・！

A子　　長大路線なのにレストが取りにくいっていう声が寄せ
　　　　られてるわ・・。　

C子　　JALもANAも、１２～１３時間もの北米線で、たった５０分
　　　　しか休めなかったっていう報告もあるわ・・。

A子　　本来、航空会社というのは、「航空法」で「安全な輸送」
　　　　を義務づけられている公共交通機関のはずなのに、どん
　　　　どんサービス合戦がエスカレートしてるわよね・・。

C子　　お客様にも「落ち着かない」「臭いがきつい」と評判悪い
　　　　そうよ。

A子　　客室乗務員がゆっくり休憩とれないために疲労が増して、
　　　　着陸時のイザという時に力を発揮できないとなったら、
　　　　それこそ航空法の主旨からはずれてしまうよね・・。

C子　　お客様が本当に求めているサービスは何かをみんなで
　　　　考えていかなくちゃね・・。

A子　　日本の客室乗務員の問題は、雇用と賃金、勤務と健康、
　　　　評価制度・・などが大きい問題だけど、サービスについて
　　　　も国際比較して、こうあるべきというのを出していきたい
　　　　わね・・。