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AV機器 _ vol.10 ・・・ 『NW-A55』

2018-11-03 17:28:59 | 寸評 (映画、本、TV、アレコレ)

 

ペナント、クライマックスシリーズが終わり、現在日本シリーズ。
ドラフトも終わり、ようやくと肌寒さが若干感じられる今週。

___ 初めてハイレゾの曲を購入してみた。

勿論、省吾。愛しき『マグノリアの小径』『君が人生の時』。
結論として、省吾にはサッサとハイレゾの冠を外して頂きたい。

こんなモン、下手すりゃ詐欺でしか無い。
どうゆう感覚をすれば、コレを540円で売って良いと思えるのか?
全く理解出来ない上に、楽曲の質を下げる行為でしか無いと思う。

あのアルバムは本当に素敵なアルバムである。
こよなく省吾を愛する友は、過去最高のアルバムだと喜んでいた。
然しながら、このハイレゾ作品の高額設定にはとても頷けない。

単純にサンプリングレートを多少変えただけではないだろうか?
SPAN設定を細かく刻めば、理屈上は幾らでも『Hi-Res』は作れる。
マスターは全く同じ音源。微小にフロアーノイズが下がっただけ。
コレをこの価格でCDと差別化するという行為は冗談にも程がある。
こうゆう商売を公正取引委員会は何故問題視しないのだろうか?

あれだけ厳正なチケット流通を望み、ダフ屋阻止を図った試みが
全て台無しにされているような後味の悪さが残る。
差別化して良い程度があるはず。かなりお粗末且つ残念な話だ。

これに、、一体何の意義が生まれるのだろう。全く理解出来ない。
SONYもSONYだ。どんだけワクワクしていたと思っているのか?

世の中、やったモン勝ちが全てではない。認めるに値しない話だ。

こんなモンに楽曲を並べることは、愛したNo.に対する冒涜である。


 

BRAVIA以降、上下動繰り返された感はあるが、WALKMAN NW-F886は
久し振りにSONYを感じられて嬉しく、ワクワクさせられた。

方や、NW-A55は何とも微妙な製品に思えてならぬ。
少なくとも、購入当初手にした頻度はNW-F886とでは比較にならぬ。
シンプル過ぎるGUIは好感持てるものの、造りは余りにもチープだ。
残念な事に、ほとんどワクワクを感じられない。多少感じるのは、
サイズと鮮やかなRedの色合い、設定の細かさだ。

書いてて、ハタッと思う。後でNW-F886と聴き比べてみよう。

NW-F886で当時SONYサイトに置かれていたサンプルデータを聴くと、
もはや別次元の音域を奏でていた感があったが、ほぼソレのみで。
他の『Hi-Res』音源を聴く機会があったワケでも無かった為に、
何となくの先入観で市場化されている疑惑を抱いたまま拘っていた。

結局、4KやHDソフトと同じである。元に対してハード符号の理屈。
最初から高解像度収録空間/技術でマスターを作り、ターゲットの
高解像度再生機器に合わせマッチング作業を施さない限り無意味。

幾ら時定数を変えようが多少フロアノイズが下がるだけであって、
再生時の状態をより良く出来る技術ではない。

但し、マッチングという点で考えた場合、SONYが再生機と合わせて
ヘッドホンを抱き合わせる商法は理には適っているような気はする。
だからこそ、とんでもない詐欺商法にも思える点がとても厄介だ。

無線でも映像でも、我々は常にノイズと闘う世界にいる人間だ。
ロスの少ない同軸ケーブルから得られる再現性の確かさを知れば、
同じ馬鹿高さであっても、国産の不安定な試験結果には戻れない。
と言うより、戻りたくない。

こうした心理を巧く利用した商売こそが『Hi-Res』商法となる。

自分が映像屋だった頃であれば、未だ納得することが出来る。
映像の場合、用途は目に見えるからだ。多様化して当然の世界。
判断し易い尺度がある。

但し、音は別。とても騙されやすい世界だ。
だからこそ、力のあるメーカしか生き残れない。そうゆう世界だ。
YAMAHAが90万のAMPに『Hi-Res』を謳ったらガッカリする感覚と
省吾の楽曲を『Hi-Res』化されたガッカリ感と同じである。

要するに、SONYだからこそ『Hi-Res』で許される商法だと思う。
コンシューマの世界を生き抜いてきた彼等だからこその商法であり、
その点は支持出来るものの、楽曲を侮辱されたこの憤りとは別物だ。

自分には『Hi-Res』なんぞよりも『マグノリアの小径』が大切だ。


 

何れにせよ、ソフトがどうであれ、ハードの良し悪しは大変興味。

僕が当時から使用しているイヤホンはHA-FX650である。
音を鳴らすウッドドーム振動板と鼓膜の距離、密閉度、ピタリだ。
再生側のハードとして、シンプル&パッシブ製品の王者はJVCだ。
どれだけ世間と疎遠となっても武骨に粘る姿勢は感動的である。

己のAVCC購入実績を振返った場合、こんな感じじゃないかと思う。

 1位.SONY
 2位.PANASONIC 
 3位.TOSHIBA
 4位.JVC KENWOOD 
 5位.Apple
 6位.YAMAHA
 7位.I-O DATA 
 8位.BUFFALO 
 9位.Microsft
10位.Intel

事実と符号していない可能性の方が高いが、イメージ的にはこう。
但し、直近2-3年ではガラリと変わる。

 1位.Apple     
 2位.SONY   
 3位.Hewlett-Packard
 4位.PANASONIC 
 5位.BUFFALO 
 6位.microsft
 7位.KNTV、Mnet …
 8位.ASUS、HUAWEI …

最近は日本勢がドンドン後退してきており、韓ドラコストが高騰中。
何れにせよ、Appleの躍進はこの数年間で明らかな変化である。

日頃、使っているOSはwindows、ハードとスケジューラはicloud。
全てmacに替えたら、車のMTとATのような関係になるのだろうか。。
運用上、そう成り得ない事を理解しているだけにジレンマが残る。
windowsでのicloud使用頻度が最も高いというヘンテコリンさ。

DOS/V族がBootcampで幸福になれるとはとても思えない。
macとwindowsが結婚でもしてくれれば話が変わるかも知れないが。。


 

iphone8に貯め込んだ楽曲をBLEでNW-A55に送って聴いてみた。

現在、iphone8はmusic serverの役割も担っている。
この機能を最も多く使うシーンは、日常での長距離運転時の車内。
CDを交換せずにボタン一つでナビから聴ける点が便利なので。

似たり寄ったりかと思うが、実用アプリに特化出来るBLE規格は、
応答距離と指向性の面で不安視していたが、車内で再生する際、
iphoneの操作性の良さは特筆モンじゃないかと思う。

厄介なことに、自分がitunesを利用するのはCD焼き程度が精々で、
普段はSONY Music Center を使用している。コレまたイライラで。
iphoneがあれば何でも出来るような気がしている為、寧ろ未だに
WALKMANを使っている事自体不思議な気もしてはいる。

SONYを酷いと思う点は、楽曲管理ソフトをコロコロ替える点だ。
多少の連携はあるものの、個人的には今回で2度目の変更となる。
itunesと合わせて、都合4っつの管理ソフトがPCに混在している。
自分自身、とてもセンスを疑う管理方法に陥っている。

X-アプリとMedia Goの不義の落とし子がMusic Centerのようで、
対岸に佇むitunesに苦笑されている様が浮かんでくる。
appleがDSDを認めるとすれば、先のマスターをマスタリング前に
フルデジタル収録の規格が統一された時じゃないだろうか。

つまりは、どうでも良い類ということ。

基本的には高精細映像も、高解像度な音も、時代の潮流だと思う。
然しながら、『Hi-Res』のロゴをガラパゴスな文化に海落とし、
強引な共通フォーマットで楽曲を貶める行為は恥じるべきでは?

そもそもが、Hi-Resの遥か昔を駆け抜けたDVD-Audioの今は?

要するに、この手の意義がDisklessに置かれることは必然であり、
背景には、純粋な音楽層とは真逆の思惑が浮かんで止まぬ。

もう少し、違った尺度で競い合うべきではないだろうか?

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