JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

ユーズドの非物質的価値

2007年08月31日 | Weblog
スケートファニチャーの活動で使い古したボードの回収を続けていて、研究所に壁の様に山積みにしています。実験研究用や、イベント、使用例のサンプルとしてストックしているので、基本的に販売はしません。ボードの回収はスケートショップやライダーの好意によって集まったもので「物質的にはタダでも決してタダでは無い価値」が、まとわりついています。その怨霊の様な何かを無視した使い方をしてしまったら、もう回収する活動も続けられませんし 世界中のスケート仲間に顔を合わせられません。以前一度だけイベントで椅子として組んで販売し現金に変換した事がありますが、ボランティアで売上金はすべて募金しました。その募金金額はかなりの大金で、よだれが出ましたが震える手で手放しました!まるでロードオブザリングで自分の中にゴラムの声まで聞こえた程です。椅子の金額は¥5,000プラスお気持ち額!だったにも関わらず1万円も出してくれた人が沢山いて、改めて使い込んだスケートボードの持つ価値の高さを感じたのです。スケートボードを体験してみれば、あの傷を付ける為に どれだけライダーが傷つき、汗や血を流しているのかを理解すると思います。もしかしたら新品のボードよりも価値があると考える事も出来るでしょう。最近流行りのダメージ加工ジーンズほど馬鹿馬鹿しい価値の考え方は無いでしょう!薄っぺらいし、もったいない!それを踏まえると やっぱり本物の傷が付いたボードは貴重品です。車のボディの傷だって大事な歴史で、気にして直ぐ治す奴に限ってエンジンルームなんて自分で開けた事無い表面至上主義者なんだよ。全ての事につながる「本質に目を向けられる感覚」が無ければポーザーだ!欲張りポーザーなんて、だいっきらいだぁ~!!

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