昨日、大阪市が所有する帆船「あこがれ」(362総トン)が函館港に入港、今日午前中にセイルドリルが行われると聞き西ふ頭に出掛けた。
帆船「あこがれ」は、大阪府が所有する練習船で一般市民を乗せて一定のプログラムで帆船での航海や生活を通して青少年を育成する目的で作られ、最近では企業の研修でも利用されているそうだ。全長約52m、船幅約9mと昨年函館港に入港した帆船「海王丸」に比べて2回りぐらい小さいかな....。
セイルドリルとは操帆訓練(そうはんくんれん)といい、簡単に言うと「帆を操る」訓練とのこと。「あこがれ」には全部で13枚の帆があり、これをロープを引いて広げる。ただ、ロープを引くのは訓練生ではなく、地元の青年会議所のメンバーだという。
「あこがれ」乗組員の女性指導員の号令で「2-6 Heave(ツー・シックス・ヒーブ)」のかけ声でロープを引く。しかし、どうも気合いが入らないようだ。乗組員の方に訪ねると「日本語では“よいしょ!、よいしょ!”のかけ声になるのだが、イギリスが世界の海を制した時代にはこのかけ声で“2番、6番の男達よ、ロープを引け”が語源のようだ。」とのこと。
始まってから40分ほどで13枚の帆すべてが広げられ、美しい帆船の姿を間近に見ることが出来、見学に来ていた市民から大きな拍手が起きた。確かに海王丸に比べると小振りだが、セイルを広げる「あこがれ」も青空に映え負けず劣らずで、素晴らしい光景を目にしてきた。
帆を張るロープを引いた皆さん、張り終えた後「あこがれ」をバックに記念撮影.....。仲間に入れさせて貰った。お疲れさんでした。
ところで、帆船「あこがれ」は昨日の午後3時西ふ頭に着岸、入港歓迎式が行われ、立ち会った。入港は港町ふ頭に停泊する「飛鳥Ⅱ」とツーショットで、多分こんな光景もそんなに見られるものではない。
「あこがれ」は、箱館戦争で政府軍と戦うなど幕末・明治初期に活躍した榎本武揚の没後百周年記念事業で、当時軍艦「開陽丸」が江戸から蝦夷へと向かった航跡をたどろうと、東京から石巻、宮古、函館、江差へ寄港しながら小樽まで航海の途中での寄港だ。
西ふ頭では、箱館戦争当時の兵隊に扮装した実行委員皆さんによる歓迎のアトラクションが行われ、大砲を鳴らし出迎えた。
岩手県宮古港から乗船した榎本武揚の4代目に当たる榎本隆充さんの挨拶
帆船「あこがれ」は8月1日、開陽丸が沈没した江差港に向けて出港する。「あこがれ」の航海の安全を祈りたい......。
帆船「あこがれ」は、大阪府が所有する練習船で一般市民を乗せて一定のプログラムで帆船での航海や生活を通して青少年を育成する目的で作られ、最近では企業の研修でも利用されているそうだ。全長約52m、船幅約9mと昨年函館港に入港した帆船「海王丸」に比べて2回りぐらい小さいかな....。
セイルドリルとは操帆訓練(そうはんくんれん)といい、簡単に言うと「帆を操る」訓練とのこと。「あこがれ」には全部で13枚の帆があり、これをロープを引いて広げる。ただ、ロープを引くのは訓練生ではなく、地元の青年会議所のメンバーだという。
「あこがれ」乗組員の女性指導員の号令で「2-6 Heave(ツー・シックス・ヒーブ)」のかけ声でロープを引く。しかし、どうも気合いが入らないようだ。乗組員の方に訪ねると「日本語では“よいしょ!、よいしょ!”のかけ声になるのだが、イギリスが世界の海を制した時代にはこのかけ声で“2番、6番の男達よ、ロープを引け”が語源のようだ。」とのこと。
始まってから40分ほどで13枚の帆すべてが広げられ、美しい帆船の姿を間近に見ることが出来、見学に来ていた市民から大きな拍手が起きた。確かに海王丸に比べると小振りだが、セイルを広げる「あこがれ」も青空に映え負けず劣らずで、素晴らしい光景を目にしてきた。
帆を張るロープを引いた皆さん、張り終えた後「あこがれ」をバックに記念撮影.....。仲間に入れさせて貰った。お疲れさんでした。
ところで、帆船「あこがれ」は昨日の午後3時西ふ頭に着岸、入港歓迎式が行われ、立ち会った。入港は港町ふ頭に停泊する「飛鳥Ⅱ」とツーショットで、多分こんな光景もそんなに見られるものではない。
「あこがれ」は、箱館戦争で政府軍と戦うなど幕末・明治初期に活躍した榎本武揚の没後百周年記念事業で、当時軍艦「開陽丸」が江戸から蝦夷へと向かった航跡をたどろうと、東京から石巻、宮古、函館、江差へ寄港しながら小樽まで航海の途中での寄港だ。
西ふ頭では、箱館戦争当時の兵隊に扮装した実行委員皆さんによる歓迎のアトラクションが行われ、大砲を鳴らし出迎えた。
岩手県宮古港から乗船した榎本武揚の4代目に当たる榎本隆充さんの挨拶
帆船「あこがれ」は8月1日、開陽丸が沈没した江差港に向けて出港する。「あこがれ」の航海の安全を祈りたい......。