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「銀河英雄伝説 第四章後篇 激突」 3/2 ソワレ千穐楽

2014-03-03 | 舞台
「銀河英雄伝説 第四章後篇 激突」
3/2(日)ソワレ(千穐楽) 青山劇場 1階R列上手


千穐楽の楽しみ、それはカテコ。
今回はシリーズ最終作の千穐楽でもあるし、ご挨拶目当てで観劇いたしました。

最初に挨拶に立ったのは河村さん。
それから舞台上にずらっと並んだ出演者の中で、控えめに後方列に立っていたラインハルト閣下に声をかけた。
「本日の主役です」。

こういう紹介で間宮くんの挨拶が聞けたのは嬉しかったです。
「ねずみ色(笑)のマントや金髪の鬘を脱ぐのがとても寂しい」との言葉。
そうだよね、こんな衣装そうそう着られる機会は訪れない。
でも出演者の挨拶はここで終了、あとは同盟のベレー帽プレゼントとか出演者客席降りとかで、
1階後方の私たちや、もちろん2階席は置いてきぼり。
うーんカテコの演出は「あんまり考えてなかった」ってことでしょうか…
ここまでシリーズ10作も上演したんだから、まとめの映像とかが最後にあるのかな~と期待してましたが、
それは無理としても他の役者さんの声が聴きたかった。
みんなで「ファイエル!」も言いたかったよ(泣)

そのほかにも、今回の作品はいろいろと煮え切らないところが満載でした。
座長は河村さんで、主役はラインハルト閣下(間宮くん)で、パンダ(とあえて表現)はJの方々。
この力関係のバランスが何とも悪く、大人の事情がミエミエ。
要するに、「役の重さと扱いの重さが全く合っていない」んですね。
キャスト表の番手、チラシ写真の大きさ、カテコの並びと順序、ことごとく。
Jの中では恐らくニカちゃんが最もこのことを恐縮していて、
そのいたたまれない様子を見ているこちらがいたたまれない。
せめてせめて、ミッターマイヤーとロイエンタールは同格にしようよ!

ついでに書いておくと、横尾くんは同盟の衣装のほうが似合ってたな。
彼は立ち姿のバランスがよいのでしょうね。
ニカちゃんは、撃墜王のときに見えた台詞を言うときに体が動く癖が解消されて、
とてもとても自然でした。
共演者の方と役を高めあっている様子が伝わってきました。
真田くんと野澤くんは…やっと名前を覚えました(笑)ごめんね。

いろいろあったけれど、最初から演劇的要素を期待せずに
「三次元の銀英伝紙芝居」と思えばよかったのかも。
3Dプリンタで成形したフィギュアを並べて楽しむような。

これでポプランとお別れかと思うと寂しい限りです。
彼の赤い髪と戦闘服、私のあっきー人生でベストオブ衣装です。
あと、何より嬉しいのは、チマタの感想が
「ポプランは原作と全然違うけれど、あれはあれでよい」って評価だったこと。
役に近づくのではなくて「役を近づける」ってことですよね。
いつか、またどこかで、ポプランに会えますように。

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