それはまた別のお話

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「SONG WRITERS」 10/17 マチネ 

2013-10-19 | 舞台

a new musical「SONG WRITERS ソングライターズ」
10/17(木) 日比谷シアター・クリエ 1列下手センター寄り


初日から10日以上過ぎてしまいましたが、2回目観てまいりました。
そうですね、感想は…えーっと…


楽しかったよぉぉぉぉ!
(まさか自分の文章をこんな赤文字最大フォントサイズで飾る日が来ようとは)

えーまず、本日は最前列でした。
私はクリエの最前列を、密かに「稽古場席」と呼んでおります。というのもクリエ最前列って、

舞台と距離が近すぎて、上手下手の袖の奥などいろいろと見切れる。
サイド席だと舞台への視線が斜め45度ぐらいになり、役者の横顔しか見えない。
客席から見えないつもりで背後で仕込んでいる役者の動きが見えてしまう。
そしてそして、役者の目線は頭の上を飛び越すので絶対に目は合わない。

などなど、客席っていうよりも稽古中の演出者席に近いような印象なんですね。
(もちろん実際に稽古場に行った経験なんかありませんが)
近くて臨場感たっぷり、という醍醐味はあるんだけど。
あーでもイズミンの汗っかきっぷりが凄いのがよく見えたのはラッキーだったかな(…そこか?)

でもって2回目。
この作品って、オチが分かった上で観るとまた別の感慨があります。
そう、一幕冒頭の幕開けは「ドアを叩く音」で始まりますが、ドアを叩く音にしてはかなりけたたましい。
でもその音と共に作品の世界に突き落とされていく感じがするんだよね。

最初、観ているこちらは「なんかヘンなとこに来ちゃったな」と戸惑いますが
(実際の一幕はかなり突っ走った演技で引っ張ります)
そのうちに「なんだか面白~い」と急き立てられ、
ラストの「現実の世界で夢見る人」は、エディとピーター…つまり屋良くんとあっきーの渾身のデュエットですが、
そこで、すうーっと「現実の世界」に浮上できる。
続くフィナーレがとっても楽しくって、「あー面白かった!」と高揚感を保ったまま劇場の椅子を立つことになります。
でそのままリピータチケット売り場になだれ込むという(笑)

となんだか敵の思う壺に嵌ってしまったようで、私としてはちと悔しいですが、
「観て幸せになれる」って、ミュージカルの大事な要素だと思うんだよね。
もちろん作品そのものの魅力もあるけれど、
それにあっきーの歌とかナマ足とか可愛さ満載のダンスとか、
屋良くんの綺麗に割れた腹筋とかおへそとか(これ必見です)、見どころ一杯なんだもの。

あーそうなんだよ、2回目だから個々の場面についても余裕持って観ることができました。
今回は下手席、ピアノ椅子と90度の角度で「真後ろ」です。
最初の場面から「あっきーも背中が広くなったなぁ…」とミョーに感慨深くなる(笑)
短パンは初日よりますます短くなってますが(…なことありません。妄想です)、
何より、彼が楽しそうに、そして少し引いた姿勢でこの作品を支えているのがわかる。

屋良くん。
群舞になるとどうしても彼に目が行っちゃうよね。
(僭越ながら)大昔にダンスを習っていたときに、よく先生から「お前の背中は鉄板入ってのか!」と
叱り飛ばされましたが、(背中がガチガチに硬いってことです)
背中を柔らかく使いつつブレないってこういうことなのか…と素人ながらひれ伏したい気分です。
お気に入りはインディアンの場面。
もうあの場面だけ独立させて30分ぐらいやってもらうと大変嬉しい~!

他の演者さんも語りたいんだけど、
なんせこの二人しか見えていないので申し訳ないっす(笑)
予定外に買ってしまったリピチケで、来週その辺りをキチンと見たいと思います!

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