それはまた別のお話

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「中川晃教 コンサート2013  I Sing」 6/2

2013-06-03 | ライブ
中川晃教 コンサート2013 『I Sing』
6/2(日)16:30~ Bunkamuraシアターコクーン L列センター


「何かが降りてくる」ということって、本当にあるんだなぁ。
この日、アンコールのコールをしているときにそう思いました。
確かに、あの日あの時シアターコクーンには、何かが降臨していたような気がします。

5/31土曜日の初日は、「あっきー!」というコールがうるさいほど聞こえてきたのに、
この日は誰も声をあげない。
でももちろん、会場にいた全員の気持ちは最大限に満たされていたと思います。
だから、そのときの私と同じように「ため息」しか出なかった。あまりに満ち足りていて。
それは「ああ、もう終わってしまった」という寂しさを大きく超えて、
その降りてきたものに柔らかく包まれていたような、大きな充足感でした。

今、こうしていろんな人の感想を読むだけでも満ち足りた気持ちになります。
だから私がいまさら言葉を付け足すのももう蛇足だよね。


席は、後方センターブロックの真ん中でした。
だからなのかもしれないけれど、曲ごとの演出意図、音響効果を最大限に受け取ることができました。

特に印象的だったのが「No.5」。
舞台の真ん中で、指揮者になり運命を操るが如く振舞う。
曲に合わせて実に細かく設計された照明が素晴らしかったし(流石に一流の劇場だ)、
一曲の中にドラマがあり、起承転結があるのを感じました。
私の前方席に座っていた西方くん(Popssicのチェリスト)が、前のめりで食い入るように聞いてた(笑)

それからそれから銅羅の音が土曜日よりも2割増になっていた「CHAINA GIRL」もよかったなぁ。
この曲は年々進化を重ねていますが、今回も新しい歌詞が加わっていました。
「BLUE SKY」もアレンジが少し変わってた(大坪さん担当か)。

中1日休みがあったので、土曜日に判明したセトリに合わせてプレイリストを作って聞いてましたが、
今となってはデビューアルバムの歌声はもう他人のよう。
10年前の歌声は、まだ若く熟する前のマンゴーのような酸味を感じますが、
今は成熟してまろみがある。
そう、いつだって「今が一番」なんだよね。
少ない言葉でしか感想を書けないけれど、
書いてしまうと自分の中に残っている「音楽」が、「歌声」が、
ほわっと消えてしまうような気がします。だからもうここまで。

ライブではもう何十回と聞いている「Miracle of Love」の中の歌詞、
「出会いの奇跡を信じている」。
今日の一言を残すなら、この言葉だと思います。


【セットリスト】(VISION より転載しました)
1. Light my way
2. Stay
3. マイソング
4. WHAT ARE YOU AFRAID OF
5. Catch Fire
6. ブルースカイ
7. 春
8. 何故愛せないの?(ミュージカル「モーツァルト!」から)
9. 影を逃がれて(ミュージカル「モーツァルト!」から)
10. No.5
11. So sorry
12. フタツ、ヒトツ Futa-tu,Hito-tu
13. 音楽が消えることのないDANCE FLOOR
14. CHINA GIRL
15. BRAND
16. マタドール
17. JUST CALL MY NAME
18. Miracle of Love

(En.)
1. White Shiny Street
2. I WILL GET YOUR KISS

【君の腕のタトゥー】



あなたがつけた愛のあかし…ではなく、
グッズのタトゥーシールは腕につけてみました。
長持ちするものではなさそうだけれど(仕事に行くときは隠すか取らなきゃね)、素敵な思い出になりました。



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