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ガンダム“以外”のロボットプラモやいろんなオモチャのお話、戯言とかゲームの話など。時々、家電やPCの修理顛末記に…。

忘れてたパート2:風雲 新撰組

2010-09-09 00:04:58 | げーむ
 またまたアップし忘れていたゲームの感想ですよ。プレイしたのは1ヶ月前くらいだと思います。

 ブックオフで105円だったので買ってみました。値段なりの出来なのかな~と思ったら、その通りでしたね。新撰組の新人隊士として任務を遂行するアクションゲーム。ミッションをこなす合間にムービーが流れる程度なので、ストーリーなどは無いと思っていいでしょう。しかし、当時の新撰組の政治的立場や、有名隊士たちの心情などは簡潔ではありますが描かれているので、新撰組に興味を持ったヒトへの入り口としては適してると思います。

・プレイヤーキャラのエディットがダメダメ。外見がたくさん用意されているように見えるが、4人×4種類だけ。自由度が無いのにキャラクター“作成”と呼んじゃダメでしょ。

・カメラアングルが最悪。どこに敵がいるか全く見えない状況で、不逞浪人がフレーム外から斬りかかってくる。近づくと剣を構える(ロックオンするわけやね)ので辛うじて浪人がいることが分かりますが、なんかインチキ。

・同行隊士の歩くのが遅く、AIがアホ。突然ボーッと立ったまま動かなくなる。ザコに斬りかかるも、なかなかとどめを刺さない。そのくせ大物不逞浪人にとどめを刺すときはガンガン斬りかかっていくので手柄(ステージクリア後に技を覚える)を持っていかれる。邪魔なだけなので、強制な時以外はひとりで任務を遂行しましょう。

・いろんな技を覚えるのは良いのだが、剣術編集が複雑なくせに役に立たない。単純に、キャラメイク時に流派を選んでその技を覚えていくという形式で良かったのでは?同行隊士がいると「連携技」が使えるらしいのですが、条件が厳しすぎて使うことはないと思います。

・ロードが多い。長くはないが頻繁。これがかなりイライラ。全体的に動作がもっさりしすぎているので更にイライラ。ムービーを一応スキップ出来るのだが、スキップしきれていない。ボタンを押してからスキップまで数秒かかる。意味無し。設定画面等に出入りする度に“ヨシズ”が横切るエフェクトが入ります。コレがロードの頻発と相まってものっそいウザイ。

・手配中の不逞浪人が、決まった日にしか出現しないが、いつ出現するかが分かりません。隊士が情報をくれたりしますが、日付に関しては教えてくれないので、攻略サイト等を見ないとクリアは不可能。そして1日に出来ることが1つだけ。道場で手合わせ→体力減少→翌日に休養と、道場を利用すると2日無駄に消費することに。これに不逞浪人が出るタイミングが上記の通り不定期(ランダムという意味ではない)なので、次に浪士が出てくるのは4日後…等、また無駄に過ごすことになる。

・左スティックが敏感なので、“歩く”のがものすごく難しい。少しでも気を抜くと走り出します。また、カメラアングルが急にカクっと変化するので、右に行っているはずが突然違う方向に向いて走り出す等、

今までプレイしたアクションゲームの中で、コレほど操作が難しかったゲームはありません。

この難しい微妙な操作をL2(ロックオン解除)ボタンを押しながら行わないといけません。敵に気付かれないように室内を探索しないといけないのに、突然走り出してしまったり、画面ではどう見ても歩いているのに走っていると判定されて敵に見つかったりします。刀を抜くと町人が騒ぎ始めるので、それで敵に見つかってしまい任務失敗…。

・障子・フスマを開けられず、刀で斬らないと室内に入れないというありえない仕様。フスマの向こうになぜか町人がいたりするので斬ってしまうこともしばしば。3人斬っちゃうとゲームオーバーなんですよね…。でも、同行する隊士は町人を斬りまくってもオトガメ無し。

 大河ドラマに合わせて無理やり作ったという印象。新撰組ファンには良いかも知れないが、史実を重視するヒトにはお薦めできません。しょせんは便乗商品ですね。良く知らないのでアレですが、歴史の改変も多いんじゃないかと。○○が生きていた!なんてチープなエンディング(しかしプレイヤー隊士が殺しちゃう)はちょっとね…。ただ、有名隊士と共に戦えるとか、歴史の教科書で見た人物と刀を交えられるというのはチョット楽しいです。っていうか、それしか楽しい部分が思いつかない。

 不逞浪士討伐帳をコンプリートすると、新人隊士の外見を坂本龍馬等の敵浪士か、町娘等の町人にすることが出来ます。町娘や遊女でプレイしたいがためにコンプリート目指して頑張っていますが、最低3周しないとコンプリートできないので、もしプレイされる方は、まったりとコンプリートを目指したほうが良いですよ。

 ダメなところばかりというのが正直な感想ですが、冒頭で書いたように、新撰組の政治的立場・隊士たの心情はきちんと描こうとはしています。途中で袂を分けた元隊士を逃がしてやろうとしたら、事情を知らない新人隊士に斬られてしまった…なんて場面があります。その直後の某隊士の台詞がなんか深いんですよね…。

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