癒しの樹日記

身近な情報や日々感じた事を書いていきたいです。

モロッコ旅行⑩

2012-12-30 14:37:35 | モロッコ旅行

この旅行記で細かい面白エピソードを書いていました。

2時間かけて書き上げたと思ったら、消えてしまい・・・。

え~!!!2時間ですよ!2時間!

主人の楽しいお買いものエピソードとか ベルベル人の面白エピソードなど。

まるでそんなのいいから と言われているようでした。

消えるということは 何か意味があると思い 何のために書いているのかをもう一度 考えてみました。

思い出してみたら 閃いた!

何で書く必要があるのかを・・・。

それは旅行記を書いていて 鮮明に思い出していったおかげなんです。

 

私はその後 砂漠に無事に着いて ラクダに乗り夕日を主人と2人で観に行きました。

そして翌朝もラクダに乗り 朝日を観て。

普通考えたら あんなに高熱を出していたのにです。

ラクダに乗っている時も ふつう乗りづらいので疲れるんですが

全然疲れないし とても楽しかった。

そう 祈りのエネルギーの効果だったんです。

 

私達日本人も神社などで神様に祈りますが アファメーションのようには祈りませんよね。

「あなたは〇〇をやってくださいます それに感謝します」 みたいには。

でもドライバーの奥さんは そんな感じで祈っていたみたいでした。

アラーの神は絶対に聞いてくださる だからマダム(私の事ね)は体調が良くなる・・・みたいな。

それを体験させてもらったんだ!と。

最近はスピブームで そういう祈りをしたら 願いをかなえてくれる・・・という事が広まってます。

でもここに1つ問題があるんです。

本当に心から信じているか 信じてないけど そうした方が良いと聞いたからそうしているか

この違いが大きいようです。

スピブームに乗っている人達は後者ですよね。

でもドライバーの奥さん達は前者です。

本当に信じているんです。

 

よく私は何を信じるかで 人生は決まるからと言います。

出来る自分を信じるのか そうじゃない自分を信じるのか。

それと同じなんだな~と思いました。

 

どうやら私は旅行記ではなく 祈りについてを思い出すために書かされていたんだな~と。

そしてイスラム教の人達に対する考え方も変わりました。

彼らは面白い!

良い面も 悪い面もあるけど やっぱり面白い!

そして良い所を全部真似しようと思います。

真似して・・・学んで・・・・自分流にする

そしてまた出来る事が増えて行く

素敵ですね。

 

祈りについて考えていたら 旅行記はもう書かなくても良くなりました。

せかされる観じが消えてしまいました。

祈りについてを気づく事が目的だったようです。

これから楽しいエピソード満載なのに~ でも 書きたいと思ったら書きますね。

今はそうでもないので モロッコ旅行記はここで終わります。

ちなみに写真だけでも。

 2人でラクダに乗り朝日を観に行った帰りです。

ベルベル人のラクダ引きのおじさんが わざと遠回りして帰ってくれました。

そして影が綺麗にうつる場所を探してくれて 「ここで写真を撮れるよ!」と笑顔で教えてくれます。

30分で帰れる場所でしたが ゆっくり遠回りしてくれたんです。

もちろんきちんとお礼ははずみました。

こういう気遣いは嬉しかったな~!

朝日を観に行った時の写真です。

この時後ろに見えるのが満月ですが 真上は星空で 眼の前は日の出でした。

満月と日の出と星空が見える場所・・・感動でしたよ。

 

この後朝日を浴びながら 静かな砂漠で瞑想をしていました。

これが気持ち良かった~!

主人もベルベルのおじさんも 静かに待っていてくれて 感謝!感謝!でした。

楽しかったな~。

そして色々なエピソードは また気が向けばUPして行きます。

 

もしモロッコに行こうと思っている方がいるなら 1つアドバイス。

チップはケチらない方が良いですよ。

モロッコ人はうわさ好きなのか?チップをケチるとうわさがすぐに広まるそうです。

逆にチップをきちんと仕事に合わせて 渡すと途端に良い評判が回ります。

私は後者の方でした。

ドライバーのムスタファにも 「あなたはきちんと仕事を評価する良い人だと ベルベルのおじさんが褒めていたよ。」

と教えてくれました。

そういううわさは モロッコ人どうしで広まるのが早いみたいで みんなの態度が尊敬に近い感じに変わります。

イスラム教では 富む物は貧しい人に与える という教えがあるので

それが出来ている人だというだけで 態度が変わるように思えました。

彼らからすれば海外旅行に行けるだけで それは富む人なんです。

一生海外に行けない人が多いので。

それに貧しい人も もっと貧しい人に(乞食の人などに) お金を恵んでいるみたいです。

それが当たり前のように。

 

日本ではチップの習慣がないからか 日本人はモロッコではケチだと広まっているそうです。

でもチップで生活している人が多い国なので どうかそこは笑顔で渡してくださいね。

仕事が今一なら 最低限のチップで 良い仕事をしてくれたら大目に。

それが当たり前の国なので。

ちなみに旅行本で書いているチップは最低限な感じがしました。

 

あとその国の言葉であいさつをすると良いですよ。

自国の言葉を覚えようとしていると好感を持ってくれます。

 

そして 興味のない物の値段を聞かない事。

私は興味が無い商品の値段は聞かなかったからか しつこくされませんでした。

そして興味が無い時は はっきり「興味ない!」とか「この色は嫌い!」と言うと

相手はすぐに引き下がってくれます 「それはしかたないね。」みたいに。

そして買わなかったけど 「ありがとう!」と感謝すると 必ず笑顔で返してくれますよ。

 

そしていくらタジンが美味しくても すぐに飽きます。

クスクスも同じ。

私は牛豚羊などの4本足の動物の肉は 今では一切食べれません。

急激に波動が下がるからなのか?間違って一かけら食べただけでも

死ぬかもしれないと思うくらいの激痛が走り すぐに浄化反応でひどい下痢になります。

昔何度かトイレで死ぬかもしれない・・・と恐怖を感じた事があるので もう2度と食べないと誓いました。

なので鶏肉のタジンか 野菜のクスクスしか食べれないので すぐに飽きます。

 

食べ物でうんざりしていた時に日本食を食べたくなりました。

1週間以上モロッコ料理を食べていたら 恋しくなる方もいると思うので

マラケシュでとても美味しい日本食のレストランを紹介します。

ここは美味しかったので 私達夫婦は2日連続で夜に行きました。

お店の雰囲気も良いし 料理は美味いしくておすすめです。

オーナーは大阪出身の女性で 話も楽しく モロッコ情報なども話してくれますよ。

 

なにより外国で日本食って なんちゃって日本料理が多いんです。

高いのに まずいお店が。

でもここは美味しい!

アフリカで鯛のお刺身が食べれるとは思っていなかったし 料理の質も良かった。

そこはオーナーの由美子さんの自宅兼お店で。

おしゃれなサロンという観じです。

ご主人がフランス人なので フランスとモロッコのミックスされたインテリアを 観に行くだけでも楽しいですよ。

お宅訪問な気分です。

 

サロンの名前がZourouni ズールーニ ℡0666‐74‐67‐28 不定休 要予約

フナ広場からも歩いていける距離ですが なんせ迷うので最初は予約時に 

メッラー市場まで迎えに来てもらうといいですよ。

私が宿泊していたリヤドからは 歩いて行ける場所でした。

早めにお願いすると 食べたい物が出来そうなら作ってくれると思います。

優しくパワフルな大阪のおかあちゃんという観じなので。

 

ちなみにモロッコ人は地図が読めないし 住所を言っても分かりません。

しかし分からないくせにタクシーは 「OK!乗って!」と必ず言います。

乗せてしまえば こちらのもの的な観じです。

そしてわけが分からない場所に行くみたいですよ。

私はその情報を聞いていたので 大きな広場の名前を言ったり 有名な建物の名前を言ってました。

なのでもしズールーニさんに行く時は ℡でどうすればいいかを由美子さんに聞くといいですよ。

 

そしてやっぱり今回お世話になった クスール・ヴォヤージュさんをお勧めします。

本当に最初から最後までお世話になった。

そしてここの日本人女性のオーナーの評判をフェズやマラケシュで聞きました。

モロッコを愛してるんだな~という評判を。

日本人とモロッコ人の良い所が出ている会社なので お勧めです。

 

しかし楽しかったな~! 

今でも眼を閉じれば砂漠の満月や 星空や 日の出が浮かびます。

こんなに素晴らしい地球に生まれて良かった~と何度も思いました。

そして長々とした旅行記を読んでくださった皆さん ありがとうございました。

 

それでは!

 

 

 

 


モロッコ旅行⑨

2012-12-19 20:44:04 | モロッコ旅行

朝8時から車でフェズからメルズーガに向かいます。

病み上がり というかまだフラフラの私を気遣い ドライバーのムスタファはゆっくりと車を走らせます。

この日が一番長距離で こんなにゆっくり走っていたら日が暮れてしまうな~と

それに夕暮れまでに砂漠に着かないと K君がキャンプに行けないのではと思い

私に気を使わずに速く走っていいから と言っても彼は「大丈夫だから」と言いゆっくり走ってくれます。

この日は私もK君もボロボロでした。

聞くとK君も昨夜高熱が出るは ひどい下痢になるは 死ぬかと真剣に思ったようでした。

でも何とか朝には動けるようになっていたみたいです。

私は秋山さんかムスタファに電話したら良かったのに!と言うと

そんなことも思い浮かばないくらい大変なようでした。

こういう時一人だと辛いですね~。

私達と同じホテルならば 何としてあげれたのにと。

私はいざとなれば主人がいるので でも いなくてもホテルの人に助けてもらうと思いますが。

私もいつもだれかを助けているせいか 困った時には必ず手を差し伸べてくれる人が出てきます。

必ずと言っていいほど 見ず知らずの人でも快く助けてくれるので どんな人も嫌いになれないのかもしれません。

 

話を戻して

基本モロッコの田舎には高速がありません。

私が知らないだけかもしれませんが マラケシュからカサブランカや カサブランカからフェズに行く

時以外は高速は見あたりませんでした。

ずっと田舎道です。

そんな道を走っているのと 四駆で乗り心地は今一だからもあり とてもつらいはずなんです。

本当ならベットで安静にしていないといけないのに 四駆で悪路を走る車に乗るなんて

余計に疲れますよね。

なのに・・・何故か少しづつですが楽になっていくんです。

そして車を走らせてしばらくすると・・・ムスタファの携帯が鳴り 何か女性と話しています。

どうやら奥さんらしい様子。

彼は電話を切り 満弁な笑顔で私にこう言います。

「私は本当はあなたの為にお祈りしたいけど 車の運転があるから出来ない

だから妻にマダムの病気が良くなるように アラーに祈るように電話してたんです。

そして今彼女から 1回目のお祈りをあなたの為に終えたからと電話がありました。

今日1日妻がお祈りしているから だからあなたは大丈夫です!」

と自信満々に言います。

え~わざわざ私の為に!!!とビックリ。

何より自信満々なのも驚きました。

アラーにお祈りするから大丈夫!絶対良くなるから!みたいな観じです。

そうなのか~?と思いながらも そこまでやってくれるのか・・・と心が暖かくなりました。

そのおかげもあり 道中は車窓を楽しめたし 何より車の中での会話も楽しかったです。

とても昨日の状態を想像できないくらいに 笑いながらの移動でした。

お腹を下しているので(私もK君も)トイレ休憩を何度も何度もしながらも

いつもみんな楽しそうにしていました。

そして色々とモロッコの人達の生活レベルの話や 色々な話をしていたんですが

なんせ私の英語力が・・・。

話したい事の半分も言えません。

もっとコミュニケーションを取るには 英語が・・・。

昔は仕事で英語を話していた頃もありました。

その頃の方が話せていたと思いますが ブランクが長かったせいか

言葉が出てこないは 相手が何を言っているのか分からないはで・・・。

単語の意味も出てこない!

もう一度勉強しなおそう!とこの時に強く思ったのでした。

 

つづく

 

 


2012年最後のライトワーカーセミナーを終えて

2012-12-16 21:16:31 | ライトワーカーセミナー

 

12月の新月の翌日に最後のライトワーカーセミナーを行いました。

思い起こせば初めてライトワーカーセミナーをする・・・という言葉が降りてきてから

色々と試行錯誤なセミナーでした。

最初は「え!誰が?・・・私が~!!! そんなの出来ないよ~!」と動揺しました。

でもいつものように

する!・・・という観覚のエネルギーがどんどん降りて来ました。

それなら頑張ってみようか・・・となりました。

懐かしいな~あの頃は色々と動揺してた事を思い出します。

 

そして何度かライトワーカーのセミナーを開催していたら

メンバーが大体決まってきました。

なので次の開催をブログで出したら すぐに同じメンバーですぐに埋まってしまうように。

いつの頃から 私はこのメンバーを 何事にも動じない そして自分で自立していける(だれかに依存しない)

天とも地とも繋がった人に成長する為のサポートをするんだな~と観じるように。

 

それからは色々なやり方で 自分を偽らない事や 波動を上げる方法や 人との接し方などなど

色々と指導してきました。

上からはいつも 私が頑張ると意味がないので 受講生さん達が自分で努力する事をさせなさい

とメッセージが降りてきます。

なんだかんだ言いながら セミナー中に私が一番楽しんでいたな~。

そして数か月前にこのグループでのセミナーは今年で終了する・・・と出てきて。

それに合わせて 「ライトワーカーな生き方とは」 をこの数か月で総まとめする段階に。

そしてそれを踏まえて皆に一番大事な 「自分で考える」という事を教えていったんです。

 

ちなみに 皆さん自分で考えてますか?

そんなの当たり前でしょ!と思いますよね。

では何故占いに依存する人や 霊感商法に引っかかる人が後を絶たないんでしょうか。

それは自分に自信がないのと 不安や怒り恐怖で 正しい考え方が出来ていない人が多いからです。

ストレス社会で生きていくとは 自分でストレスさえもコントロールしていく必要があるんです。

それに口に入る物の波動に いかに敏感になるかも大切です。

 

ちなみに私はサプリメントも波動を下げるので 一切飲みません。

健康食品も同じです。

口に入れるとすぐにお腹が出そうとして 急激な痛みとともに下痢になります。

いわゆる浄化反応ですね。

今ではさわっただけでなく 観ただけでそうなる物は分かるようになりました。

いかに毒が多いんだろうか・・・と思います。

昔はアメリカなどの有名な某会社の 健康食品をダイエット目的で飲んでいたら(アロエべラとか)

その後に大変な目に合いました。

それも私が敏感なおかげなんですね。

その敏感になる必要性なども 少しづつ伝えて行きました。

 

波動が高くなればなるほど そういった物が食べればくなるので 受講生さん達もどんどん外食しなくなったり

食べる物に敏感になっていったようでした。

私は今では というかだいぶ前から 牛・豚・羊・馬などの4本脚の肉や 

その肉で加工してある物全てが食べれなくなりました。

今では野菜や果物 魚や鶏肉や鴨などしか食べれませんが その鶏肉でも何でもOKではありません。

楽しく活き活きと生涯を過ごした鶏は いくら食べても波動は下がらないのですが

ブロイラーの鶏は食べれるものの 波動は下がります。

なのでいつも調理する前にレイキをかけます。

こうすれば何とか大丈夫なんです。

ちなみに4本脚の肉を間違って口に入っただけでも すぐに激痛というか お腹を撃たれたような痛みが襲います。

二度と食べないぞ~!と思っていたら 美味しそうな肉の映像を観てもまずそうに観じてくるんです。

不思議ですね。

 

話はそれましたが みんなの変化に私が1番驚いていました。

本当に変わったな~と思える受講生さん達や

もう少しだけど 後は自分で何とかなるなと思える受講生さんなど

この後はセミナーは無いけど 自分で何とでもなると観じます。

一番嬉しかったのが セミナーに来ている本人は自分の変化に喜ぶのは当たり前ですが

その家族の方が喜んでくれるのが嬉しかった。

「うちの主人が私が元気になって 良かった~! たかちゃんのおかげや!と真剣に喜んでました!」

と言われて なんだか照れるような でも嬉しいな~と。

そういう元気な笑顔が 作り笑いでない笑顔が私は大好きなので。

なので作り笑いがあまりにも多いと 「笑いたくないなら笑わなくていい!」とよく言ってました。

ウソは自分にダメージがくるので。

 

さてさて 当分の間はグループのセミナーはやる気にならないので

またいつか やりたい!と思ったらするかもしれないし 思わないかもしれません。

まあいつもの観じですね!

やりたい事しかやらないのが私なので。

 

さてモロッコの旅行記も引き続き UPするのでお楽しみに!

 

 

 

 

 

 


エネルギーが変わる日

2012-12-11 08:13:12 | 伝えたいこと

明日12月12日はエネルギーが変化する日だそうです。

そのせいなのか 2日前から身体の調子がおかしいんです。

頭というか 頭の中を上に引っ張られているような 観じで違和感が出だして。

最初は風邪ぎみとかかな?と思ったんですが どうやら違うみたいです。

身体が変化に順応しようとしているようです。

 

皆さんも12日は普段より敏感に何かを観じてください。

ただ自分の観覚を意識するだけです。

私も何故こんな事をお知らせしているのか 分かりませんが

書かなくてはと観じたので書いています。

そして何より自分の普段の考え方の癖に注意して 物事を無意識レベルまで注意する必要が出てきます。

肯定的に考える癖の方はそのままでいいです。

逆に何事も否定的に考える方は何故そう考えてしまうのか?を知る必要があります。

それを自分で引き寄せているのを知って その癖を止める事をお勧めします。

 

 


モロッコ旅行⑧

2012-12-11 07:59:17 | モロッコ旅行

医師に観てもらうと言うと 主人はクスール・ボヤージュに電話しました。

携帯を無料で借りていたので 困った時にはいつでも電話出来ます。

それに応対してくれるのも日本の女性なので安心でした。

電話の相手の秋山さんに主人は事情を話します。

そして秋山さんが ドライバーのムスタファに連絡を取り 彼に来てもらうことになりました。

ムスタファはフェズではなくて 隣の町の宿に泊まっているので

1時間はかかると言う事でした。

たぶんフェズより隣の町の宿のほうが安いからかもしれないな~と思いながら

彼を待っていたら 急いで来てくれたのかすぐに部屋にやって来ました。

そこからの彼の行動は素晴らしかったですよ。

私の顔を観て 私に「すぐに医師を呼んでくるから 安心して寝ててください。」と言い走って医師を呼んで来てくれて。

運が良く たまたまリヤドのかかりつけの医師が 空いていたそうで すぐに来てくれました。

 

でも 医師に観てもらう!と決めた瞬間から 急に寒気が消えて 熱くなってきます。

熱が下がってきたのが分かりました。

その時 水を飲め とか 深い深呼吸をしろ とか 見えない物達がアドバイスをしてくれます。

水!水を飲むからちょうだい!と主人に言うと 主人は持参したポカリスエットの粉末を

水に溶かして出してくれます。

 

このポカリの粉末も 不思議なんですが 重いので(500グラム入りなので)買ったはいいけど

秋のモロッコだからいらないかもと トランクから出していたんです。

なのに何を思ったか 無意識でまたトランクに入れていたんです 私が・・・。

こうなる事を予測していたように 胃薬やその他もろもろをトランクに入れていました。

今まで色々な国に行っても(たとえばエジプトなんかでも) 薬とか持っていった事がなかったのに。

まるでこうなるのが無意識レベルで分かっていたように 冷えピタも入れていました。

そしてそこからただひたすら ポカリを飲んでは深呼吸して 飲んでは深呼吸を繰り返していました。

なのでトイレが近い近い!

寝ようとすると 水を飲みなさい! みたいな声が聞こえるので またごくごくと飲んで

深呼吸しなさい!と言われて深呼吸をする・・・。

これは熱の為に幻聴か?とも思ったんですが 意識はしっかりしていたのでアドバイスなんだろうな~と。

 

そのせいか医師が来る少し前から お腹がゆるくなって来ました。

いきなり大量に水分を取ったからか? 分かりませんが。

そしておじいさんのモロッコ人医師が来てくれて 私の症状を言うと

熱を測ったり お腹を触診したり 舌を調べたり 脈診を観たりと

昔の日本のお医者さんのようでした。

そして とても優しく接してくれました。

ここで細かい事まで英語やフランス語で言えないので 電話で秋山さんに通訳してもらって説明します。

 

そして 診察が終わり おじいさん先生は私の頭をなでながら

「大丈夫 安心していいからね 大丈夫だから 」と言うと ムスタファとリヤドの女性マネージャに

厳しい顔で「彼女はそうとう熱が高いから 24時間は動かすことはしてはいけない!」と言い

私にも 今から24時間はベットから出てはいけない 安静にしていなさい と言います。

原因はよく分からないままでしたが 熱の高さに用心した方が良いと思ったのかもしれません。

私的には 峠は越えてどんどん下がってきているのが分かったのですが

先生はどんなに熱が下がったとしても 高熱を出した後だから駄目!と言い切ります。

 

その時ムスタファが「実は彼女は明日砂漠に行く予定なんです。」と言うと

先生は「砂漠!!!駄目だ!駄目!こんな身体でありえない!死ぬ気か?」みたいな事を言っているようでした。

そして先生は私を観て「君は24時間は動いてはいけないよ 砂漠も駄目だし 車に乗るのも駄目だよ

食事も固形物は24時間は食べてはいけない ハリラスープだけ飲んでいなさい。

スープもゆっくり飲むんだよ。 分かっているね 君は高熱を出したんだからね!

砂漠は駄目だからね!分かったね。」

と何度も何度も言い聞かせてきます。

よっぽど熱が高かったみたいでした。

その後リヤドのマネージャーに 深夜の何時にハリラスープを飲ませるように

そしてそのスープにスパイスは入れないように と指示していました。

リヤドのマネージャーも心配そうに深刻な顔で話を聞いています。

みんなが私の為に色々としてくれている事に 感動でした。

 

そして処方箋を出すから付いてきなさいと 主人とムスタファを連れて帰って行きました。

その後私一人になると また同じ声が聞こえてきます。

水分を取りなさい 深い呼吸をして と・・・。

それからポカリの1.5リットルを飲み干したくらいに 主人とムスタファが薬を持って帰って来ました。

主人いわく「処方箋もらってから薬屋さんまで遠かった~! 車で行ってんけどだいぶ走ってもないねん!

ドライバーさんも道を人に聞きながらすごい探してくれてな~いい人やわ~!俺一人じゃあ無理やった!」

と どれくらい大変だったかを話してくれました。

もうドライバーのムスタファとは仲良くなっていたのですが これを期によけい信頼が増したんです。

そして薬も種類が多くて 飲む時間もバラバラなのと ややこしいのとで・・・。

ムスタファに聞きながら 私が日本語に訳して 主人が薬の箱に書いてと。

そして薬を飲んでから明日どうするのかを決めかねていたんです。

私達2人ならもう1泊ここで宿泊してから 翌日砂漠にと変更も出来たのですが

K君も一緒だからそれは出来ません。

その場合は私達だけフェズに残り 回復してからそのままマラケシュに違うドライバーを頼んで行く事になります。

何より満月の砂漠が1番のメインだったのに それが行けないとなると・・・。

そう思ったら悲しくなってきたんです。

何で~!!!という気持ちもあったので。

これは我慢するより 感情を出しちゃえ!と思い 子どもみたいに泣き出しました。

そしたらムスタファが寝ている私の頭に手を当てて コーランを読みだしたんです。

それが不思議な感覚でした。

何を言っているのかは 全く分かりませんが とても繊細な光を感じるようなエネルギーが流れて来ます、

これはヒーリングされている時と同じエネルギーみたい・・・と。

どんどん悲しい気持ちが和らいで来ます。

祈りのエネルギーでした。

知識で祈りのエネルギーは良いと知っていましたが 大観するのは初めてです。

スーっと荒かった振動が元に戻るのが分かりました。

清々しい気分になり その光のような感覚に感動です。

結局ムスタファは夜中まで付き添ってくれました。

明日は朝早いのと 長距離運転をしなくてはいけない1日なのにです。

私が申し訳ないと言うと 笑顔で大丈夫だからね!と言ってくれます。

 

それから砂漠に行くのをどうするか?という話になり

私は行けたら行きたい!と思ったまま言います。

主人はたかちゃん次第だと言い ムスタファも出来たら連れて行ってあげたいみたいな事を言い。

では明日の朝にどうするか決めて電話する事になりました。

無理そうなら電話するけど 大丈夫ならしないから迎えに来てと。

 

それから私は忙しかった~!

薬を飲んでからまた6時間後に飲む薬があって その間もハリラスープを飲んだり

また水分~!と言われて 飲んで トイレに行ってと・・・。

大量に水分を摂取したからか 熱のせいなのか お腹もどんどん下って来ました。

今思えば薬のせいだと思います。

日本で薬を飲んでも 胃腸がその薬を出そうとして すぐに下してしますので。

 

結局ポカリと水を合わせて6リットル飲みました。

わずか半日でです。

飲んでは出してを繰り返していました。

そして一睡もせずに朝になり 体調もましになっていたので どうするかの選択をする事に。

私は身体に聴く事にしました。

そして 砂漠のキャンプに行く事を想像したら・・・また急に頭が痛くて気分が重くなる

では このフェズにもう1日泊まると想像したら・・・もっと気分が悪くなりました。

え!?じゃあね~ 砂漠に行くけどキャンプはしないで 砂漠のホテルに泊まるのはと想像したら

とても清々しい気分に。

なるほどね~ フェズからは出た方が私には良いんだな~と考えていたら

主人が真剣な顔で「俺な~この街から早く出た方が良いと思うで。」 と急に言い出しました。

「なんかここに残るのはよ良くないような気がするねん!」と。

ちょうどその事を考えていた時だったので 主人を使ってのメッセージだな と分かりました。

 

この街は私には重い波動なんです。

そして 色々付いてきてるな~というのも観じてたので いつもの言葉が頭に浮かびまず。

光に群がる影に注意しなさいと。

これは昔から霊感や直観が鋭い人達に いつもこの手の事を言われていたので。

あなたは光が強く そして優しいから みんな光を求めてよってくるので注意してね と。

それに この旧市街をまんべんなく歩いたしな~。

まあいつもの事なので 慣れていますが今回は数が多いな~。 

これ以上はしんどいし やっぱり満月の砂漠に行きたいし 

よし!行こう!と決めてからは 気分が変化したからか いつものニコニコ笑顔のたかちゃんに戻ってました。

あんなに高熱を出したのに 関節炎にもならずに歩けます。

そして 主人も元気な私を観て 朝ごはんが食べたいから言って来て!と。

う~ん私は病人なんだけどね・・・と思いつつ 言葉が通じないし 騒動のために夕食抜きだったしと思い

まだ暗い時間なのに守衛さんを起こして お願いして来ました。

もちろんフランス語で。

勉強して良かった~と思いながら いやな顔ひとつしないメイドさんや守衛さんに感謝しながら

チェックアウトしたのでした。

 

つづく

 


モロッコ旅行⑦

2012-12-06 16:35:58 | モロッコ旅行

まんべんなく迷宮を回っていると K君の体調がどんどん悪くなってきます。

そして途中でK君だけ ホテルに帰る事に。

そしてそのまましばらくは私は元気だったんです。

しかし何故かどんどん身体が重く観じてきます。

ちょうど生理中だったのもあるかもと 痛み止めを飲んだんですが痛みという観じではなく

息苦しいような 重力を感じて重いような 何だかとにかくしんどいんです。

 

ちょうど皮なめしの作業場に行った所からでした。

K君もそこでダウンして帰ってしまったんですが、 私もその辺から苦しい感じに・・・。

とりあえずお昼を食べたら元気になるかもと ガイドさんおすすめのお店に。

そのお店は高級だけど不味かった・・・。

何でこんなに不味く作れるの?と思えるくらいに。

でも観光客でにぎわっていました。

そしてみんな残していましたよ。

昨夜の夕食の美味しさとはかけ離れた感じに 少しうんざりするわ 身体の調子もどんどん悪くなるわで。

そして 食事を終えてから少しお土産を見ましたが どんどん身体が重くなる・・・。

もう無理!帰る!となりました。

ただそこからリヤドまで遠い・・・。

なるべく近道で帰ってくれたんですが 帰るとなってから20分以上坂を上りながら歩く事に。

そしてヘトヘトになり リヤドの自分の部屋に帰って来ました。

 

ここからが大変でした。

自分の部屋に戻ったのは3時くらいでした。

リヤドでハマムを予約している時間が6時だったので それまで休憩していようとベットに入ると。

急に寒気が襲ってきます。

いきなりですよ!さっきまで少し暑かった体感が まるで冷凍庫に入れられたみたいに。

ガタ!ガタ!ガタ!と震えが止まらないんです。

何が起こっているのか自分でも分かりません。

主人はまだ事の重大さに気づいていないようで ちょっと一人で買い物行ってくるわ!と

元気に外出していきました。

私はどうしたらよいのか考えて まずレイキをしてみようとすると・・・出ない。

レイキどころか AIヒーリングも出ない・・・。

いつもなら食中毒でもレイキで治してしまうのに うんともすんともエネルギーが出てこない。

これってどうすればいいんだろうか???と

少し困惑しながらも 持ってきた日本の薬を飲んでみました。

これは熱がそうとう出ている症状だから 解熱剤をと。

しかし飲んで1時間たっても熱が下がらないんです。

普段全く薬を飲まないので すぐに効果が出るはずなんですが 出ない・・・。

それどころか 寒気がどんどん増して来ます。

上下の歯がガチガチと音を鳴らしているくらい寒い。

どんなに毛布を重ねても 暖房をガンガンに入れても寒い・・・。

 

しばらくして主人が帰って来ました。

そして部屋に入って一言目が「暑ぅ!この部屋暑っ!」でした。

私はたくさん服を重ねて 毛布にくるまっているけど寒い・・・。

私の様子がおかしいのに 能天気な主人も真っ青になり オロオロし始めました。

どうしたらいいの?薬は?医者呼ぶ? だれが?俺しゃべられへんで!?

それをガタガタ震えながら 大丈夫だから様子みようね・・・と逆に主人を安心させようとする私。

ハマムの予約どうしようか~とか せっかく用意してくれているのに とか

まだ私も事の重大さに気づいていなかったんです。

 

それからまたどんどんと熱が上がってくるのが分かりました。

手も足も氷のように冷たくなり 部屋が寒いと主人に言うと 

「たかちゃん この部屋サウナみたいやで!」と言います。

そして頭が割れるように痛い 痛い 痛い と

これは昔体験した事ある症状だと思い出しました。

私は1度死にかけた事があります。

その時もこんな観じでした。

 

これはもしかすると死ぬな~と思ったんです。

ここに死ぬ為に来たのか?

まあ楽しむだけ楽しんだしな~と しみじみと死ぬ準備というか 心構えをしていたら

まだ死なない・・・

といつものように聞こえてきます。

死なないの?こんなに頭割れそうなくらい痛いのに・・・。

では 何でこんな事になったの? 私 何か間違ったかな?と考えようとすると・・・

ある情報のエネルギーが降りてきます。

なんて言うか 私がこの状態をどのように受け取るかで そのままそうなる・・・みたいな事でした。

例えば私がこの状態を最悪だと思うと そうなるそうです。

また例えば 私が何か間違った選択をしたからこうなった と思えば その通りになると。

ただこの状態だけを観て 大観して 何が起こるのかを色メガネをかけずに観る必要があると。

感覚で来る情報を言葉にすると難しいですが そんな観じでした。

 

そしてそれから 今の自分や 自分以外の人達の状況というか どのようにエネルギーを発しているかや

それが宇宙からどのように観えるのか みたいな映像も観せてくれました。

これはどこまで書いていいのか・・・。

とにかく人間はエネルギーの塊であるという事を気づかせてくれたんです。

これはブログではどう書いていいのか 私のボキャブラリーでは難しいので

お会いした人で理解できる方のみ話ししています。

でもやっぱり観てみないと どんなのかなんて分からないかもしれませんが 

一緒にいて 話をすると大観シェアーが出来るような気がするので。

 

しかし・・・何で今こんな事を言われているんだろうか???

もっと体調が良い時に教えてくれればいいのに・・・と何度も思ったんです。

でもその後の色々な体験で なるほどな~と納得でした。

 

そして その後どうすべきか?と考えたんですが どうせなら初体験だ!と

医師に観てもらう事にしました。

海外で医者にかかるのは初めてだったので 少しドキドキでしたよ。

 

つづく


モロッコ旅行⑥

2012-12-05 22:16:49 | モロッコ旅行

フェズをガイドさんと4人で回っていると この街が迷路と言われているのがよく分かります。

道が狭いうえに 入り組んでいて その狭い道にお店が密集している。

こんな観じです。

荷物もロバや馬が運んでいます。

ちなみにこの2頭は待機中の子達です。

 

最初にガイドさんにリヤドでもらった地図を見せたんです。

そしたら すかさずガイドさんは「モロッコ人は地図は読めません!」と断言して。

え!じゃあどうしているの?と聞くと

「私達は頭にGPS装置が入っているんです。」と冗談なのか本気なのか分からない表情で言います。

「なのでモロッコ人はみんな 感覚で道を覚えているので 地図を見せても全く読めないんです。

僕もガイドになりたての時は たまに迷いましたよ。 得にフェズの旧市街のメディナの道は入り組んでいるので。」

地図を読めないと自分の地元では大丈夫でも 地元以外はどうするのだろうか?と思ったんですが 

そういえばドライバーのムスタファもカサブランカで道を何度も聞いていたな~と。

元々砂漠の民だったベルベル人が多いモロッコなので 地図を読むという習慣がなかったのかもしれません。

だって砂漠に地図があっても意味がないので。

前も後ろも左右も砂漠の砂丘 砂丘 砂丘 頼れるのは星の位置や月や太陽の位置だけと

なにより自分の感覚が大事だったんだろうな~と。

ガイドさんの言う 「頭にGPSが入っている」は遊牧民族ならではの言葉だったんです。

何かかっこいいですね。

 

そしてフェズの迷宮を歩いていたら・・・

色々な人が挨拶してきます。

「へい!ジャポン!」「オハヨウゴジャイマース!」「オゲンキデスカ!」と よくある観じです。

私はその声掛けに全部元気に返事してました。

そしたら ガイドさんが「あなたは大阪の人ですか?」と

そうだと答えると笑顔で「大阪の人はモロッコ人と気性が合います。モロッコ人は底抜けに明るい

大阪の人も明るくて壁を作らないから 僕は好きなんです。」

 

モロッコでは声をかけられて無視するより 積極的に返事したり こちらから挨拶したりすると

反応がみんな良い事が分かりました。

なので市場の中でも明るく反応してたら みんな笑顔になるので 怖くないんです。

ガイドさんと一緒だからか 変な売り子もよって来ませんでした。

 

そしてしばらく歩いていて ロバに道をゆずる為に端によって待っている時でした。

乞食のおばあさんが ガイドと何か笑いながら話しています。

知り合いのなかな?と思い 何を話してたの?と聞いてみたら

「あのおばあさんが私にお金を恵んでくれと言います。 

私は昨日も来たので、その時にあなたにお金をあげましたよ と言いました。

そうしたらおばあさんが、それは私以外の人だろう、私はもらってないよ。ととぼけるので

いいえ私は昨日あなたに上げましたよ。と言ってたんです。」

なんともお茶目なおばあさんです。

色々と話を聞いていると イスラム教の教えで 持っている人は持っていない人に与えなくてはいけない

という教えがあるようで 彼らは自分より貧しい人には気持ちよくお金を与えると徳を積む事になるから

と言っていました。

その考えは私も賛成です。

そしてこれは私の解釈なんですが 逆に持っている人からもらうものとも思っているようです。

 

例えばお店なんかで スペシャルプライスで1枚400DHだけど 300DHにするからと言われて

それを何枚か購入して いざお会計になると合計が違うんです。

その時は植物で出来たショールが気に入り 3枚購入しました。

そしたら900DHですが 一緒に付いてた店員さんは1200DHと言います。

え!?1枚300でしょう?と聞きなおすと 店員のおじさんの反応が面白かった!

あ~!!!間違えた~!!!と自分の頭をポカポカ叩くようなしぐさをします。

あきらかにわざと間違えているのは分かるんですが その無邪気な態度に笑えます。

これはあきらかにいつもの手なんだろうな~と観じました。

観光客は疲れている人や 色々購入して何がなんだかわからなくなる人も多いから

これで懐に入れているんだろうな~と。

でもここで彼が悪い顔で「ちっ!バレタカ!」みたいになっていたら 私もムカついていたかもしれませんが

あ~僕としたことが~!!!とエンターテイメント的な反応をしてくれます。

その反応が可愛い・・・何故か許せてしまうんです。

彼からすれば 観光客は旅行出来るんだからお金持ちと思うんでしょうね。

お金持ちだから 少しくらいふっかけてもいいと・・・。

まあお国柄なんでしょうね。

 

つづく

 

 

 


モロッコ旅行⑤

2012-12-04 14:32:34 | モロッコ旅行

フェズに着いた日は金曜日だったので 旧市街のメディナはお休みです。

そのせいなのか リヤドのオーナーは今日は外出しない方がいいと言います。

もし出かける時はと 地図を見せてくれながら このリヤドの周辺は大丈夫ですが

このメディナの中に入るのは とても問題があるので今日は行かないように!

明日あなたたちはガイドを頼んでいるので ガイドと歩いてください と忠告してくれます。

とてもおしゃべりが好きなようで 色々と説明をしてくれたり 宿泊カードの書き方を悩んでいたら

一緒に手伝ってくれたりと 優しくて可愛い人でした。

 

そして笑ったのが 私達以外のフランス人の老夫婦や アメリカ人の老夫婦の宿泊客が来ると

全く同じ事を何度も言っていました。

「このリヤドの周辺は散歩しても大丈夫です。しかしこの中に入るのは問題あります!」と。

やっぱりお店が休みなので 人が少ないということもあり そうとう危ないんだな~と。

 

そして主人はたばこを買いに行こうとすると・・・

オーナーが小走りで来て「どこに行くんですか?」と 主人は英語は出来ないなりに「タバコォ!」と言うと

買いに行かせます!と言って 使用人にフランス語で買いに行くように言います。

そして水やたばこなど 何から何までやってくれます。

主人はなんだか嬉しそうに私に言いました。

「殿様気分や!」と。

ここの使用人の人達はとても教育が出来ているのか みんな笑顔で用事を頼まれてくれます。

だから変な気を使わなくていいんです。

そう思わせないのはすごいと関心するくらい みんな可愛い笑顔で用事をしてくれました。

 

そしてその日は夕食もリヤドで済ます事に。

モロッコでは金曜日はクスクスの日らしいので クスクスを食べようと決めてました。

そしてこのリヤドはアルコールもあるので ビールも飲めると主人は喜びます。

やはりイスラム教の国 飲めないお店がほとんどでした。

そしてクスクスはどんな味なんだろうと ワクワクドキドキしながら出来るのを待ってました。

 

クスクスはとても手間がかかるらしいのですが 男性のコックが作ると不味いらしいのです。

女性が手をかけて作るのが美味しいらしく また作り置きしたクスクスは本当に美味しくないようで。

さてどんなかな~と一口食べてみると・・・美味しい!

なんだろう食べた事ない味です。

パスタなんですが いつも食べているパスタと全然違う。

でも出来立てなので美味しい。

そしてここの料理は全て美味しかった。

女性のメイドさんが作ってくれます。

私達が座ったのを確認してから揚げ物も揚げているのが分かりました。

静かな空間だったので 揚げている音が聞こえてくるんです。

これは日本では当たり前かもしれませんが ここはイスラム教の国なので 当たり前ではなく

おもてなしの心使いなんだろうな~と思いました。

また初めて飲むハリラスープも このリヤドが一番美味しかった。

なによりお腹いっぱいになってから すぐ部屋でゴロゴロ出来るのが良かったです。

これは翌日の朝食の時の写真です。

このおじさんにも 色々とお世話になったな~。

いつもニコニコと飲み物を持って来てくれた。

それから このリヤドで食べた朝食も1番美味しかった。

パンケーキも焼き立てで 料理が上手なメイドさんなんだろうな~と。

何より蜂蜜が花の香りがして絶品でした!

ジャムもやっぱり花の香りがするんです。

こんなの初めてだ~とずっとなめていたいくらい美味しかった♪

オーナーの奥さんがフランス人なのか(見た目) とてもセンスが良さそうな美人な人でした。

その奥さんのチョイスなのかもしれません。

このリヤド以外で花の香りのジャムも蜂蜜も出なかったし 売っていませんでした。

 

そしてフェズ2日目の朝 ガイドさんがリヤドまで来てくれます。

名前は忘れましたが 日本語がペラペラの若いハンサムな男性でした。

そして待ち合わせしていたK君が少し遅れて来ました。

何やら顔色が悪い様子。

聞いてみると 前日の夜にハンバーガーを食べてからお腹の調子が悪いと。

すかさずガイドさんが 「それはマクドナルドのですか?」と聞きます。

K君は「いえ ふつうのお店のです。」と答えると 

ガイドさんは「それなら100%お腹をこわしますよ!マクドナルドなら大丈夫ですが。」と

K君「そういえば 中が少し生っぽかった・・・。」

それは食中毒やん!とみんなでビックリ。

ガイドさんいわく モロッコでハンバーガーは食べないほうが良いらしいです。

ガイドさんはとても冷静な顔で

「僕はマクドナルド以外でハンバーガーは食べません!」と言い切っていました。

そんなの売ってていいのか?保健所とかはないのかモロッコ! と突っ込みたくなりました。

それがモロッコらしいです。

モロッコ人も外食すると3回に1回はお腹をこわすとガイドさんも 後にドライバーも言ってました。

だからモロッコ人は家で食べるのが1番安全らしいのです。

安全なのは高級なお店だけだと・・・。

日本人だからじゃないんですよ!モロッコ人も普通にお腹をこわすレストランって・・・

それでいいのか モロッコ?

 

ある意味カルチャーショックでした。

安全でない食べ物を出していても改善しようとしないなんて・・・と。

外国の人は慣れないからね・・・とかではないんですよ!

モロッコ人もお腹をこわすという事は 慣れの問題ではなく衛生的な問題や プロ意識が無いという事では・・・。

それがモロッコなんだろうな~と。

 

つづく

 

 

 


モロッコ旅行④

2012-12-03 23:29:44 | モロッコ旅行

モロッコ3日目はゆっくり寝て 10時にホテルを出発しました。

この日は古都フェズに向かいます。

車中は色々な話で盛り上がります。

だだムスタファが日本語が出来ないので いつも3人でという感じでした。

英語で盛り上がる時には 主人は1人何を言っているのか分からない。

日本語で話ている時には ムスタファが一人理解出来てないので すねだします。

でも窓から見える風景がコロコロ変化するのを観るだけでも楽しかった~。

モロッコは砂漠の国と思っていたのに オアシスのような風景や 日本の田舎の山のような風景や

時にはアメリカのセドナの赤土の山のような風景もあったりと。

何もかもが新鮮に観じるんです。

写真やテレビ そしてネットで観ていたんですが 全然違う。

実際にこの国の風を観じて その国独特の香りというか匂いを観じながら観ると

身体の中でというか 魂で何かを受け取っているように思えるんです。

 

何度も何度もすごいな~とか 私は今モロッコの大地に立っているんだな~とか

毎日というか 数時間に1回は思うくらい。

そして全ての感覚が研ぎ澄まされているようでした。

 

途中色々な場所で休憩したり 写真を撮ったりとしながら フェズに着きました。

この街は大きな迷宮と言われています。

フェズには2泊する事になっていて、宿泊は念願のリヤドに。

フェズで2泊しようと思ったのは、フェズからメルズーガの砂漠まで行く前に身体を休めたかったからです。

 

この街ではK君は違うホテルだったので、また明日会う約束をしてチェックインしました。

ちなみに私が宿泊したリヤドは、旧市街のブー・ジュルード門から歩いてすぐの好立地な場所です。

名前がダール・アル・アンダルースです。

ここは食事も出来るのと 旧市街のメディナに歩いていけるので 便利なのと。

また この辺りは唯一外食産業でにぎわう場所らしいのも 選んだ理由でした。

 

そしてリヤドに着くと まずミントティーをすすめられます。

オーナーは英語も出来る初老でダンディーな方でした。

ここに来る前にランチでミントティーを飲んだ時に あまりの甘さに飲めなかったので

砂糖少な目にしてもらおうと思い 英語で通じるのに せっかくなのでフランス語で

「砂糖少な目なミントティーをお願いします。」と言うと

砂糖なしでも出来ますよ と言われて 通じた~♪と喜んでいました。

その時は砂糖少な目にしてもらったんですが、これが美味しい!

そして砂糖なしでお願いしたら、別の入れ物に小さ目の角砂糖を入れて一緒に出てきます。

これならそれぞれが好みの甘さに出来るので 甘いのが苦手な方はこれがお勧めですよ。

これが私の部屋です。

オーナーが言うには 一番良い部屋らしいです。

確かに広かったし 天井も高くて 全ての作りが芸術品レベルでした。

天井の樹はシダーウッドだったっけな?

今は細工が出来る人が居ないと言ってたモスクの中の物と同じでした。

古いけどすごく綺麗で 繊細な作りのリヤドです。

 

これが私達の部屋の入口です。

夜になるとこの木のドアを閉めてくれます。

こんな感じに。

そして大きなドアの中の小さなドアで出入り出来るんです。

中のガラスの扉は美しいステンドグラスで出来ています。

お姫様気分になるリヤドですね。

 

とても素敵なリヤドに写真を撮りまくっていたら メイドさんに手まねきされて 何かフランス語で話してかけてきます。

どうやら使用人の人達は英語は全然話せないようでした。

よく聞いていると 各部屋を訪問しますか?みたいな事を言っています。

違う部屋も見せてくれるのだろうと思い はい!と返事したら

一緒に各部屋を案内してくれます。

 

びっくりしたのが トランクや下着などが置いてある部屋もあり 

これは宿泊者がいる部屋で 外出中なのだろう部屋も見せてくれるんです。

え!!!と思ってメイドさんの顔を見たら メイドさんはニコニコしています。

勝手に入っていいんだ・・・と少し驚きながらも 各部屋で広さも内装も全然違うので

けっこう楽しいんです。

中には鍵がかかっている部屋もあり(宿泊客が入られたくない時は外から鍵をかけれます)

そこではメイドさんも残念そうにしていました。

私に見せれないのが申し訳ないな~みたいな顔で。

 

可愛い小さなメイドさんを観てて この人は私を喜ばせたいんだな~と観じました。

そして全部回り終わり チップを渡そうとしたら 何故か日本人のように遠慮します。

でも感謝のしるしなのでと渡すと 満弁な微笑みでお礼を言ってくれます。

そして何か祈りの言葉のようなアラビア語を言ってくれました。

どういう意味か分からないのですが とても気持ちがなごむような雰囲気の言葉でした。

少しの間お互いにニコニコしながら 眼を観つめ合ってたんですが 心が暖かくなるのがわかりました。

何を言っているのか分からないけど 暖かい言葉なんだろうな~と。

 

そいいえば2日目のシャウエンに行く途中で ドライブインみたいな場所で休憩しました。

そこのトイレで お掃除おばさんにトイレ銭として 1DHを手渡しした時の事です。

そのおばさんが(とはいえ私より若いと思いますが) 満弁な笑顔で一生懸命に

私に英語で「ありがとう」と言ってくれたんです。

それがお愛想でもなく ありきたりな挨拶の観じではない 心からの感謝を表した言葉でした。

一瞬心を打たれたように キュン!としたんです。

こんなことでこんなに喜んでくれるなんて・・・と。

トイレ銭は当たり前なのに こんなに気持ちを打つ「ありがとう」が言えるなんて・・・と。

思わず私も「こちらこそ ありがとう!」とトイレを使わせてもらって という気持ちで言っていました。

そこでも(トイレですよ!)お互いに眼を合わせて うるうると微笑み合っていたんです。

 

色々な国に行きましたが こんなにキュン!とする感動が出来る国って初めてかもしれません。

ちなみにモロッコでは チップは当たり前なんです。

道を聞いてもチップ 何かを頼むのはもちろんチップを渡すのが決まりみたいです。

レストランやトイレやその他色々な所でチップがいるんです。

でもヨーロッパやアメリカに比べたら 物価が安いので子どもにお駄賃を渡す感覚くらいの金額でした。

もちろん仕事の質に応じて 金額は多く渡す必要がありますが。

貧富の差が激しいこの国では 給料も微々たるものらしく メイドさんなどの使用人は

チップが主な収入源になるみたいなんです。

それはドライバーも同じようなので、ドライバーにもチップを渡す義務があるみたいです。

もちろん私は仕事に応じて いくら渡すかを直観で決めていました。

今一なら最低限のチップで 

とは言え渡すのは渡そうと思ってました。

子どもの頃から父に教育されていたので。

お礼は必ずする事!と。

 

しかしこの国では義務感以外で お礼を気持ち良くする事が出来たんです。

 

つづく

 


モロッコ旅行③

2012-12-02 14:20:46 | モロッコ旅行

さて 毎日やるべき事を淡々とこなしていました。

そしてクライアントさんから借りた本を読む時間を作ろうと めんどくさい事や

後回しにしたい事から先に終わらせて、ゆっくり読もうとしても・・・読めない。

というか心ここにあらず状態なので、前書きの所でいつも本を閉じてしまうんです。

何か先にしないといけない事があるな~と 自分に聴いてみたら・・・

「モロッコで大観した事を先にブログに書いて 自分で自分の事を整理した方が良い」

みたいな事が出てきました。

 

どうしてもパソコンはネットに繋がっているからか、開いていると疲労観がすごいのと

ハートのチャクラが重くなったり 固くなったり 息苦しい状態になるんです。

色々な人の状態を無意識に観じてしまうので・・・。

でもとりあえず一気に書ける所まで書こうと思いました。

疲れると途中はしょるかもしれませんが、しばらくお付き合いくださいね。

 

さて モロッコ2日目の朝の出来事です。

朝食を食べにエレベーターに乗ろうとすると 動かない・・・。

というかスイッチも付かないんです!

もしかすると省エネのためか?とか主人と色々と試しても無理・・・。

ここは7階・・・。

もしかすると朝食がまだだからとか?

じゃあ何時からなんだろうかと、部屋に帰りフロントに電話して食事の開始時間を聞くと

もう始まっていると言う・・・。

でもエレベーターが動かない事を言うと、それでは待ってなさいみたいな事を言われてので

動かしてくれるのか?とエレベーターの前で待っていたら

裏の扉からホテルの人が出てきて こちらからどうぞ・・・みたいに私達を手招きしてくれます。

それは配送用というか 作業用のエレベーターでした。

それに乗って1階まで行き そこから迷路みたいな従業員通路を案内されてロビーまで出ます。

結局エレベーターの故障みたいな感じで、階段で降りる宿泊客・・・。

K君も階段で7階から降りて来たようで・・・。

彼は「ここは4つ星なんですよ!なのに何故?」と言っていました。

まあ4つ星だからかな~と 5つ星ならこんな事は無いのかも・・・と思いましたが

これからモロッコを旅して それはモロッコならではだな~と思えるようになります。

 

朝食を終えチェックアウトを済ましてロビーで待っていると、ドライバーのムスタファが迎えに来てくれました。

この日はモロッコの北にある 青い街と呼ばれている シャウエンに行きます。

四駆に乗って4人で楽しくドライブです。

この青い街はとても楽しみでした。

どんな世界観の街なんだろうか?と。

 

そして車で都会のカサブランカで 車の中から色々な家やビルなどを観察したり

横で信号待ちしている車の中をのぞいたりして 私なりにイスラムの世界を満喫しようとしていました。

そして女性が皆髪をかくしているのが 私にはとても新鮮に思えたんです。

車の中から ジーっとその女性を観ていたら眼が合ったので 思わずにっこり笑ってみたら

それまで ツンとすまし顔なイスラムの恰好をした女性が 嬉しそうに満弁な笑顔になります。

おもしろい!と思い 手を振ってみたら・・・

彼女はもっとテンションが上がったかのように 手をブンブンと子供みたいに振ってくれます。

お互いに心で会話しているかのように どんどん笑顔になりました。

そして信号が青に変わり 車が離れて行くんですが、彼女はずっと手を振ってくれました。

何か楽しい~♪ と私も急にテンションが上がります。

 

これはみんななのか?それともたまたま あの人だけなのか?

それから私は色々な人に車から手を振ったり ニコッ!と笑顔を送ったりしてみたら

ほぼ100%の人が嬉しそうに手を振ってくれます。

これは旅行中に気が向けば 試みてました。

 

中にはすごくイスラム色が強い地域で(眼だけだしていて 顔も黒いショールで隠している女性ばかりの)

車の中から笑顔を送ると 年配の女性で厳しそうなイスラムの人!という観じなのに

おもいっきり 手を大きくブンブンと振って まるで大好きな友人やアイドルにでも合ったみたいな顔で反応してくれます。

この反応には 何度体験しても嬉しさがこみ上げてくるんです。

 

中には最初 え!?という反応をした直後に 満弁な笑顔で喜びを表現してくれたり

はにかむように喜んでくれたり。

色々な国に行ってますが ここまで明るく返してくれる人が多い国は初めてでした。

というか・・・私が変わったからかもしれませんが やっぱり嬉しかったです。

 

そしてシャウエンに着きました。

ここは本当に青い街でした。

いたる所を青に塗っています。

 

ドアも

 

素敵でしょう。

 お土産屋さんもこんな感じです。

日本にはない世界観におとぎの国に迷い込んだ観じです。

 

私達はこの街で1泊しました。

とても小さい街なので、1時間も歩けば満喫した気分になれます。

そしてこの日の夜に初めてタジンを食べました。

お店に名前は「ランプ・マジック」 魔法のランプとは可愛い名前ですよね。

ここがとてもリーズナブルで美味しかった。

それに他のお店と違いコースのみ!とかではなくて、1品でも少ない注文でも笑顔で接してくれます。

シャウエンに行く人はお勧めですよ。

場所はみんなが絶対に行くだろう お土産屋さんがある広場(小さい街なので広場も小さいです)から

1分くらいの場所です。

私達はホテルマンに聞いたら、案内するから行くときに言ってください と言われたんですが

昼間に街をぶらぶらしていたら すぐに見つけました。

 

しかしここはほんとに可愛くて 不思議な街だったな~。

誰もいない青い住宅街を歩いていたら 海の中にいる気分にさせてくれます。

そして治安も良さそうなので 夜も怖くない。

もちろん深夜は分かりませんが すぐに就寝したので。

 

つづく