JAZZIN'

新たなジャズと出会うキッカケとなれば幸いです。

John Coltrane / The Complete 1961 Village Vanguard Recordings

2017-09-10 11:52:45 | sax


涼しくなったので、日曜の朝から熱いコルトレーンを聴く。
2枚目から聴き始めたが「Chasin’ Another Trane」を聴き、他の「チェンシン」も聴きたくなってしまった。

Chasin’ The Trane (A)
1961111日-2曲目
John Coltrane(ts),Eric Dolphy(as),Reggie Workman(b),Elvin Jones(ds)

コルトレーンは不完全燃焼気味だが、ドルフィーのアルトソロは気迫に満ち、スピード感・ねじれ具合が凄くどこまでも上昇する。

Chasin’ Another Trane
1961112日-1曲目
John Coltrane(ts),Eric Dolphy(as), Reggie Workman(b),Roy Haynes(ds)

「チェンシン・ザ・トレーン」がFのブルースで、こちらはBフラットのブルースらしい。ドラムがエルビンからロイ・ヘインズに替ったせいなのか、キーが違うためなのか、それとも、天気が良く気分がいいか解らないが、コルトレーンのテナーは明るく穏やかで、眉間に皺を寄せず吹いているような気がする。ドルフィーのアルトソロは2日目で弛んだのか1日目に比べ気迫に欠ける。

Chasin’ The Trane (B)
1961112日-5曲目
John Coltrane(ts),Eric Dolphy(as),Jimmy Garrison(b),Elvin Jones(ds)

こちらが1962年発売のオリジナル・バージョンで、ギャリソン(b)、エルビン(ds)に替る。コルトレーンは120%完全燃焼で、サックスから湯気が立ち上がっているのが目に見える様。昨日、ドルフィーにはソロで負けたのが頭に残り気合十分で、鬼の形相で吹いていたに違いない。あまりにも集中し過ぎてドルフィーのソロを渡すのを忘れたのか、録音していたヴァン・ゲルダーが目に入り収録時間がオーバーしていること気づき終わりにしたのか分らないが、ドルフィーは最後は少し出てくるだけで残念。

 

このアルバムは1枚目から4枚目まで通しで聴きたいと思うのだが、集中力が無く、すぐ他の誘惑に負けてしまうので実現したためしがない。


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