米国オバマ大統領が北朝鮮(金正恩第1書記)との対話路線に踏み出しており、この勝負は、北朝鮮の粘り勝ちか

2013年04月19日 02時53分45秒 | 政治
◆いまや財政的に大戦争を行えない米国のオバマ大統領が、北朝鮮(金正恩第1書記=元帥)との「対話路線」に踏み出してきた。米国は、ブッシュ前大統領が、ネオ・コンサバティブ(新保守主義者)」に唆されて「誤った判断」から始めたアフガニスタン空爆・イラク戦争に完全勝利できず、それどころか、事実上「大敗北」しているうえに、帰還兵の多くが、精神障害に陥り、経済格差社会の犠牲者になっているケースが多いという。
このため、オバマ大統領は、政権2期目になっても、ブッシュ前大統領が残した「失敗のツケ」を解消することに追われて、世界戦略の失敗と国内の病弊(ボストン・マラソンで爆撃テロ事件発生など)という「内憂外患」に苦しめられている。このような困難を抱えて朝鮮半島で「大戦争」を起こすことはできない。
 このオバマ大統領の足元をしっかり見てきたのが、北朝鮮(金正恩第1書記=元帥)である。だから、今回は、従来の「瀬戸際外交」とは、まったく違う「強硬な態度」を示してきた。だが、要求は、金日成主席、金正日総書記のときから、一貫している。すなわち、米国との直接交渉であり、国交正常化、国交樹立である。
◆米国ケリー国務長官は、下院外交委員会の公聴会で、北朝鮮との「対話」の可能性について、明るい見通しを示している。これは、オパマ大統領が、大戦争を嫌い、北朝鮮との直接交渉を認めていることを暗に示している。つまり、北朝鮮の「粘り腰」が、事実上、「勝利」していることを物語っているのだ。
 テレビ朝日は4月18 日午前11時53分、「『中国がなければ北朝鮮は崩壊する…』米・国務長官」というタイトルをつけて、以下のように報じた。
 「アメリカのケリー国務長官は『中国がなければ北朝鮮は崩壊する』と証言し、北朝鮮との交渉には中国が不可欠であると改めて強調しました。
ケリー国務長官:『中国がなければ北朝鮮は崩壊する。だから、中国とともに働きかけることが重要だ』
ケリー長官は下院外交委員会の公聴会で、これまで北朝鮮がアメリカとの合意を破棄してきた『同じ道は進まない』とし、北朝鮮に対して最も影響力が大きい中国の働きかけが重要だと強調しました。また、ケリー長官は中国を訪問した際、北朝鮮の問題について前向きな印象を受けたと話しています。そのうえで、ケリー長官は、朝鮮半島の非核化などに向けて『これまでとは違うやり方で交渉のテーブルについてくれることを望んでいる』
と、今後の中国の対応に期待を示しました」

◆しかし、米国と北朝鮮は、いずれも、「メンツ」を重視しており、振り上げている拳の降ろし方をめぐって、しばらくは、「猿芝居」を続ける構えでいる。
 オバマ大統領が、対話の条件として、「非核化」と「ミサイル発射の中止」を提示している。これに対して、北朝鮮は、「国連安全保障理事会の制裁措置を撤回」と、「北朝鮮を脅かす核戦争演習を行わないと正式に宣言すること」を求めている。
【参考引用】韓国の聯合ニュースが 4月18日午後3時20分、「北朝鮮が対話条件提示? 緊張局面から転換の可能性も」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は18日、国防委員会と対韓国窓口機関の祖国平和統一委員会を通じ、対話を望むなら軍事演習など『調髪行為』を中断するよう韓米政府に求めた。韓米に対する威嚇を続けてきた北朝鮮が対話に向けた一種の条件を提示したとも受け止めることができ、朝鮮半島情勢に変化が出るか注目される。朝鮮中央通信によると、北朝鮮の国防委員会は同日の政策局声明で、『(韓国と米国が)本当に対話と交渉と望むなら、全ての挑発行為を直ちに中止し、全面謝罪すべきだ』と主張した。そのためにはまず、国連安全保障理事会の制裁措置を撤回すべきだと訴えた。また、『対話と戦争行為は絶対に両立できない』とした従来の主張を繰り返し、北朝鮮を脅かす核戦争演習を行わないと正式に宣言するよう求めた。
祖国平和統一委も同日の報道官談話を通じ、『傀儡(かいらい)が米国と一緒になり、わが宇宙開発と核武力強化に文句をつけ、反共和国制裁、圧殺策動に加わっている』と指摘し、軍事演習などの敵対行為や北朝鮮を侵略する戦争策動が続く限り、南北対話は絶対にあり得ないとした。操業が中断している開城工業団地問題にも触れ、現在の南北関係情勢を反映したものと指摘。韓国に対し、『団地を戦争発源地にしようとしながら、運営正常化のための対話うんぬんというのは無茶な話だ』と主張した。
 韓国政府は祖国平和統一委の報道官談話について、無責任な反応と批判した。統一部の当局者は『いつものパターン。韓国と米国が求めた対話の意味や意図を無視した反応』と指摘。無理強いせず、責任ある国際社会の一員になるよう行動で正しい選択をすべきだと促した。
このように双方の対立は深まる様相を呈している。だが、先月から韓国で実施されている韓米合同の野外機動訓練『フォールイーグル』が今月末に終了すれば、朝鮮半島情勢が対話局面に急旋回する可能性も提起されている。
韓国の北韓大学院大学の梁茂進(ヤン・ムジン)教授は『今月末に合同訓練が終わり、来月初めに韓米首脳会談が行われれば朝鮮半島情勢は対話局面へと転換する可能性がある。北朝鮮の談話は対話局面までお互いを刺激しないことを提案したメッセージと解釈できる』と話した。ソウル大学統一平和研究院の張容碩(チャン・ヨンソク)上級研究員は『合同訓練が終わる時期は対話の障害物の一つがなくなることを意味するため重要』と指摘し、北朝鮮が対話を補助的に活用する可能性があるとの見解を示した」


※Yahoo!ニュース個人


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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
国連安全保障理事会が、イランに続いて、北朝鮮(金正恩第1書記=元帥)の立場と、かねてからの要求を飲むことを内々に承認したという


◆〔特別情報①〕
 朝鮮半島情勢が、急転直下、大きく変化してきた。国連安全保障理事会が、北朝鮮(金正恩第1書記=元帥)の立場と、かねてからの要求を飲むことを内々に承認したというのだ。これは、フリーメーソン・イルミナティ筋(ニューヨーク・マンハッタン島発)からの極秘情報である。北朝鮮の立場とかねてからの要求とは、何なのか?

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『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)


目次

第3章 外交・防衛策の裏を読む ⑤

防衛問題に強いYKKグループが実権を握った!


 日本の防衛に関して、小泉首相はこう力説している。
 「『治にいて乱を忘れず」は政治の要諦です。私は、いったん、国家、国民に危機が迫った場合、どういう態勢をとるべきか検討を進めることは、政治の責任であると考えており、有事法制について、昨年の与党の考え方を十分に受け止め、検討を進めてまいりました」

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『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日 ジャパンミックス刊)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日サンガ刊)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日ジャパミックス刊)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日サンガ刊)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日 共栄書房刊)
『民主党政変 政界大再編』2010年5月6日 ごま書房刊
『国際金融資本の罠に嵌った日本』1999年6月25日刊
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』2006年11月刊
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」2007年7月刊

板垣英憲マスコミ事務所
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