感じるままに・・大人の独り言

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TOKIOの会見について、私の思い

2018-05-03 22:28:00 | ちょっと真面目なお話
先週の山口達也の強制ワイセツ事件の報道を受け、昨日TOKIOのメンバー達が記者会見を開いた。

オンタイムで観ていたわけではないので全てを把握してはいないが、ニュースやワイドショーで観た限りの個人的な感想で言えば、政治家や官僚達に見習って欲しいと思う様な立派な会見だったと、私は思う。

名目上は、被害者や世間を騒がせた事、関係者に迷惑をかけた事に対する謝罪であったとは思うが、その前に開いた山口達也の会見で彼が口にした、「自分の席があるならば、TOKIOに戻りたい」と言った言葉が世間の批判を浴びてしまった事を受けての精一杯の援護射撃だったのかも知れないと感じている。

表面上は、山口達也に対して意外なくらい厳しい言葉と態度で正直なところ驚いてしまったが、四人の受け答えはとても真摯で繕う事もない、今の彼等の正直な気持ちを述べていたし、何よりも根底に山口への深い愛情を感じられたと思う。

確かに報道と同時にしか知る事が出来なかった憤りや、「何故こんな事を」と言う情けなさ等、語り尽くせぬ複雑な思いがあっただろう。

ただ、それよりも、長年一緒に活動して来た家族よりも強い絆が彼等にはあったと思う。
だからこそ、山口達也を心から思い、立ち直らせる為故の突き放す様な厳しい言葉が彼等の口から出たのだと思った。

そうする事で世間を黙らせ、逆に同情を引く事になる様に…
私にはそう思えてならない。

いつもはひょうひょうとして掴み所のないキャラの松岡昌宏だが、彼から出た言葉が一番厳しくまともだった。
だけど、その顔は泣きはらした目で、昨日までずっと泣き明かしたんだろうなと想像するのは容易だった。

山口達也への愛情が深いから、立ち直って欲しいから、そして何より山口達也を守りたいからこその会見で、彼らなりのケジメだったのだろう。

山口達也は確かに甘かったし、彼の取った行為は許されるものではないと思う。だけど、私的には被害者側にも落ち度があったと思う。

いくらTOKIOの山口達也に呼び出されたからと言って、夜に未成年の高校生がノコノコ出掛けて行くのってどうなのよって、私は思う。

それを知ってたか知らなかったかは分からないが、夜に出掛けて行く娘を管理出来なかった親もどうかと思う。

マァ、原因を作った山口達也が一番悪いのだから仕方はないけど、あの会見を見て、彼自身、悪い事をしてしまった、申し訳ないと思っているのも真実だと思う。

セクハラ問題で辞任した財務省の事務次官に比べたら、認めて謝っているだけでもまともである。

そして、それを受けて会見を開き、誠心誠意の受け答えをし、ケジメをつけたTOKIOのメンバー達の対応は、賛否両論あるだろうが、私は偉いと思ってる。

退職届を受け取って保留にしか出来ないでいる事も、ある意味とても人間的だと思うし、国分君が言った「それでも僕は山口達也を見捨てる事は出来ない」と言った言葉でさえ、それで救われた人は山口達也だけじゃあないと思う。

政治家や官僚達が忖度で安倍内閣を庇った嘘は、自己保身の為に嘘で塗り固めたものだから、みるみる内にメッキが剥がれて来ているし、見苦しいとしか言いようがない。

今回のTOKIOの会見は、武士道とも取れる様な潔さがあり、私は感動さえも覚えてしまった。

辞任した財務省の事務次官様のセクハラは、山口達也の起こした強制ワイセツとどう違うと言うのだろうか。
むしろ、こちらの方が悪質だと思うし、認めていない、謝らないところを踏まえると、退職金も取り上げて書類送検して欲しいくらいだ。

彼のセクハラ疑惑を巡って対応した全ての関係者にも、「TOKIOのメンバー達を見習え!」と、私は声を大にして言いたい。