奄美自然観察記

高のフィールドより

今年のマイベスト3 出来事

2017-12-31 10:12:46 | その他



まずは今年7月下旬に仲間と行ったブータン旅行で、標高4300mの高山で観たこのセイタカダイオウの印象が最も強く残っています。高さが1m以上もある不思議な形の植物で、白くて柔らかい葉が中にある花をくるんでいる温室植物と呼ばれるめずらしい植物です。同じく傍にあったワタゲトウヒレン(写真2枚目)も面白く、綿毛の中に指を入れるととても暖かいことが判りました。ブータンは野鳥も面白かったのですが、様々な興味深い植物の宝庫でした。


次は、11月に行われた「加計呂麻島ハーフマラソン」。今年は上記ブータンの旅から帰国後、富士山へ登る直前に脳出血を引き起こしてしまい、すぐに入院となり、約1カ月で退院したものの、左半身が思うように充分動かなくなってしまいました。でも少しずつ努力して、この加計呂麻島マラソンの最短3kmコースに挑み、2~3回は少し歩いてしまいましたが、何とか最後まで走り切ることが出来、自分としては今後の励みになりました。



3つ目は、11月下旬所用で東京に行ったついでに、奄美には基本的に紅葉はないので、東京周辺で行ける場所で、紅葉を観に行きました。御岳山、奥多摩、高尾山の三か所にいきました。いずれの場所でもすばらしい紅葉を見ることが出来ました。御岳では、御嶽武蔵神社の近くで食べた「クルミそば」はおいしくて絶品でした。奥多摩の駅周辺の散策コースもすばらしい。特に多摩川の傍の紅葉(写真1枚目)は、一段と美しいものでした。また、山すその人家の柿の実をアオゲラが食べに来ていて、じっくり観察できました(写真2枚目)。高尾山も人は多かったものの、山頂からきれいな富士山を観ることが出来、感激しました。それではみなさん、よいお年を。


5年前の今日  10年前の今日


今年のマイベスト3 生物(野鳥以外)

2017-12-30 16:37:53 | 植物


今年も様々な生き物を観察しましたが、特に印象に残っているものと言えば、まずはこのヤマコンニャクの実。これは、7月2日に行われた「市理原林道ウォーキング観察会」で、参加者の一人が見つけたもので、初めて観た方も多く、みなさん結構びっくりしていました。私もこれまで何度か実を観たことはありますが、これほどりっぱな美しい実は初めてでした。その後も観察した結果、実の上の方の紺色が次第に下側に降りて行って、実はピンクから紺色に変わっていくことが判りました。


カメムシの仲間と言えば、みんな植物から汁を吸収して生きているものとばかり思っていました。これは、キュウシュウクチブトカメムシの幼虫が、イモムシを捕え、その体から体液を吸っているところです。クチブトカメムシの仲間は肉食性で、蛾の幼虫や小昆虫などを食べるようです。肉食性のカメムシがいることは初めて知りました。


トックリキワタと言えば、美しいピンクの花を咲かせるのですが、これは実から出てきたフワフワした綿です。5月30日に友人からの情報で観に行った国道沿いにあったものです。その後、別の場所のものを観に行ったら、やはり実が割れて綿が出始めていました。これまで花は何度も見ていますが、実や綿は初めて観ました。これで、トックリキワタの名がなるほどと納得できました。

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今年のマイベスト3  野鳥

2017-12-29 18:09:21 | 鳥類


今年も押し迫ってきました。この1年間を振り返って、観察した野鳥は数多いのですが、その中でも特に印象に残った野鳥との出会いを3つ挙げてみました。まずは4月4日に観たこのキガシラセキレイ。これまで何度かキガシラセキレイは観てきていますが、こんなにきれいな夏羽の個体はかなり久しぶりで、感激しました。


次にあげるのは、このマミジロノビタキ。最初2月24日に確認したときは、ただのノビタキと思いブログに載せたところ、読者からのご指摘でマミジロノビタキをいう珍しい野鳥であることが判りました。確かによく観ると、白い眉斑がはっきりと判ります。この個体は約1カ月以上滞在していたのですが、タイミングが合わないとなかなか姿を見せてくれませんでした。


3つ目は、このさえずっているオオトラツグミ。この写真が撮影できた市理原(いちりばる)では、昨年3月、奄美野鳥の会によるオオトラツグミ調査で初めて2羽のさえずりが確認され、今年は3個体が確認されました。5月29日市理原の林道を歩いていて、この枝先でさえずっているオオトラツグミに遭遇し、撮影することが出来ました。来年の調査でも確認できることを期待しています。

5年前の今日  


この冬も1羽が渡来  ツクシガモ

2017-12-28 18:28:57 | 鳥類





今年もあと3日を残すのみとなりました。この間のことですが、海鳥の渡来する大瀬海岸を寄ってみたら、波打ち際付近に1羽のツクシガモがいるのを見つけました。ツクシガモは、ユーラシア大陸の温帯部に広く分布する大型のカモで、日本へは少数が冬鳥として渡来します。この大瀬海岸にもほぼ毎年1羽か2羽で渡来してきます。特に今年は3月の中旬に河川(住用川)にいたのも見ることが出来ました。この1羽は、たまたま飛び立ったので飛ぶ姿も撮影しました。遠くて不鮮明ですが、体の下面の模様や翼の上面が部分的に黒いのが判ります(写真3,4枚目)。

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【島口バージョン】(キシゆむた)
くぅとぅしだか、あと3日ば残しゅんだけちなりょうたが。こねだぬくとぅりょんじゃが、うんぬトゥリぬ渡てぃきゅん大瀬海岸ば寄てぃにしゃっとぅ、波打ち際ぼてぇじちいちぬツクシガモぬうんば、にっきりょうたっと。ツクシガモや、ユーラシア大陸ぬ温さんどろじ広かうんだいばんしゅんカモあてぃ、日本ちやなありだけ冬ドゥリとぅし渡てぃきょっと。くん大瀬海岸ちも、てーげ毎とぅしちいちかたあちし渡てぃきょっか。とぅっくにくぅとぅしや3月中旬こら(住用川)じうたんばにゅんくとぅぬ出けりょうたっと。くんちいちや、ばっくらしとぅだんかな、とぅだんどろだか写しょうたっと。とぅうかぬわかりぬくさりょんじゃが、どぅうぬしゃーぬもようんきゃ羽ぬうーがわぬくるっさんだか判かりょっと(写真3,4枚目)。


ケーキよりうまい!  アテモヤ

2017-12-27 18:36:05 | 植物





北日本などは大荒れの天気のようですが、奄美は特別に寒いというほどではありません。知り合いから、アテモヤの実をいただきました。以前、実家で釈迦頭(バンレイシ)を植えて実ができ、食べたことがあります。このアテモヤは、釈迦頭とチェリモヤを掛け合わせ、フロリダで品種改良された品種ということで、釈迦頭に似ているもののごつごつ感は少なく、少しツルツルした感じもあります(写真1枚目)。割ってみると、中には白い果肉が詰まっていて(写真2枚目)、柔らかいのでスプーンで直接すくって食べます。味は釈迦頭より少し甘味を抑えたような味で、とてもおいしい。個人的にはクリスマスケーキより、こちらのほうがよっぽどおいしい。種が18個入っていたので、栽培は難しいようですが、とりあえず植えてみます。

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【島口バージョン】(キシゆむた)
北日本きゃやうう荒れぃぬ天気にししゅりょんじゃが、島や特別ひぐるさんちいゅんほどちやありょううらんど。知ちゅんちゅら、アテモヤぬ実ばもらようたっと。前、シマじ釈迦頭(バンレイシ)ば植-てぃ実ぬでけてぃ、かだんくぅとぅぬありょんじゃが。くんアテモヤや、釈迦頭とぅチェリモヤば掛け合わし、フロリダじ品種改良しらったんむんちいゅんくとぅあてぃ、釈迦頭に似しゅんじゃが、あんまりごつごつしゅらんてぃ、なありツルツルもしゅりょっと(写真1枚目)。割てぃにしゃとぅ、中にやしるかん実ぬ詰まとぅてぃ(写真2枚目)、びりびりしゅんかな匙しちゃっけなすくてぃかまれぃっと。味や釈迦頭んま、なあり甘味ば抑えたん味あてぃ、むるまっさりょっと。わんとぅしやクリスマスケーキんま、よっぽどくぅんほうがまっさりょっと。種ぬ18ほっちゅたんかな、栽培やむちかしゃんあんぶぇじゃが、一応植ーてぃにゃんば。


まだ実が1個だけ付いていた  コクラン

2017-12-26 18:20:20 | 植物




北日本や北陸地方では、昨日から爆弾低気圧によって猛吹雪となっているようです。奄美でも、昨日から少し風は強いものの、今朝の気温は15度とそれほど寒さは感じません。金作原の森で、長い柄の先で実が1個だけ付いているコクランをみました。以前実が付き始めのコクランを観たのは、7月の下旬でしたので、このコクランもその頃からの実がまだ残っているのでしょう。実はかなり熟している様子ですので、これから実が割れて、中から種子が風に飛び散って広がっていくものと思われます。

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【島口バージョン】(キシゆむた)
北日本きゃ北陸地方じや、きぬら爆弾低気圧ぬたむぇ、むるちゅうさん吹雪なとぅんにししゅりょっと。島だか、きぬらなありかじやちゅうさんじゃが、きゅうひかんまぬ気温や15度あてぃ、うがしがれぃにぐるさやありょうらんど。金作原ぬ山じ、長さんしんぬ先じ実ぬちいちだけくっかとぅんコクランばにょうたっと。前実ぬちき始むぃたんコクランばにしゃんや、7月ぬ下旬だりょうたんかな、くんコクランだかうん頃らぬ実ぬまだの-とぅんだろ。実やいころ熟どぅんにししゅんよっすぃだりょんかな、なまら実ぬ割れぃてぃ、中ら種ぬかじちとぅでぃいじ、ひるがりゅんむんち思われぃっと。


意外と美しい模様の下尾筒  イソヒヨドリ

2017-12-25 17:59:18 | 鳥類




一昨日の古見方探鳥会の前のバンデイィング(標識調査)で、イソヒヨドリの雌に標識できました。通常イソヒヨドリは、背中のブルーとおなかの赤茶色の雄が目立って美しいのに比べ、雌はほぼ茶色一色でとても地味な色合いです。オスとメスが見分けやすい点ではありがたいのですが、雌はその地味な姿ゆえにあまり目を向けられることもなく、少し気の毒なくらいです。でも、間近で観るとその複雑な模様も魅力的で、とくに下尾筒(かびとう=お尻の近く)は赤茶色味が強く、美しい模様をしていることが判ります(写真3枚目)。野外でももっと目を向けてみたいものです。                     

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【島口バージョン】(キシゆむた)
きぬうっていぬ古見方探鳥会ぬむぇーぬバンデイィング(標識調査)し、イソビソぬウナグドゥリち標識でけりょうたっと。普通イソビソや、くしぬおおさし、わたぬ赤茶色しゅんインガドゥリがむぃ立ちきょらっさなんじ、ウナグドゥリやてーげ茶色だけぬ、むる地味ぬ色合いだりょっと。インガドゥリとぅウナグドゥリぬ見分けやかんや、むるありがてぇありょんじゃが、ウナグドィルや地味あんたむぇ、あんましにゃあれぃんくとぅもねんてぃ、なあり気ぬどぅくなりょんくらいだりょっと。がしゅんじゃが、めぐむぇーじにいば、うんややこしゃん模様だかいいだかありょてぃ、とぅっくに下尾筒(かびとう=まり近さぼてぇ)や、むる赤茶色しゅてぃ、きょらさん模様しゅんくとぅぬ判りょっと(写真3枚目)。すぅとぅじも、ななりむぃいばを向くぅてぃ、にいしゃかんむんだりょっか。                  
                                

古見方探鳥会  オーストンオオアカゲラなど

2017-12-23 23:27:52 | 鳥類



天気に恵まれ、NPO奄美野鳥の会主催の古見方(こみほう)探鳥会が行われました。探鳥会に先立ち、名瀬勝(なぜがち)公民館前で、バンダーによる標識調査が行われ、野鳥の識別点などについて学びあいました。





名瀬勝集落から、大川沿いへ向かい散策すると、電線に止まったハクセキレイ、道路脇の山すそには、オーストンオオアカゲラが一生懸命に木を突いて、餌を探していました(写真3枚目)。





さらに、大川沿いに歩いて行くと、越冬中のサシバや小魚などを狙っているカワセミ、刈り取られた農耕地で餌を探すジョウビタキなどの姿がみられました。最後の鳥合わせでは、合計23種類の野鳥が記録されたことが、確認されました。

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緑色からオレンジ色の実へ  ケカラスウリ

2017-12-22 19:41:26 | 植物




久しぶりにすっきりと晴れました。昼頃は気温20度近くまで上がりました。田舎へ畑仕事に行きましたが、畑のすぐそばに手の届くところでケカラスウリが実を付けていました。名のとおり葉に多くの毛があり、実は緑色と熟したオレンジ色のものが付いていて、あまり中間的な色の物はみられません。ケカラスウリは、本州・四国・九州に自生し雌雄異株ですので、これは雌株ということになります。実は先が細く尖っていて、オオカラスウリの実の先が丸くなっているのとは対照的です。湯湾岳の林道脇で観たもの(写真3枚目)は、すでに葉は大半が枯れていて、蔓と実のみがぶら下がっていました。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
まれぃまれぃすっきり晴れぃりょうたが。ひんごろや気温20度近さがれぃ上がりょうたっと。シマちはてぇ仕事しが行きょうたんじゃが、はてぇぬすぐぶちぬ、てぃぬいっきゃりゅんどろじ、ケカラスウリぬ実ぬくっかとぅりょうたっと。名ぬとおり葉じやいっぺいぬひぎぬあてぃ、実や緑色とぅ熟だん橙色ぬむんぬくっかとぅてぃ、あんまり真ん中ぼてぇぬ色ぬむんやにゃあらんど。ケカラスウリや、本州・四国・九州じむぇーとぅてぃうなぐいんが別々ぬ株だりょんかな、くぅれぃやうなぐ雌株ちいゅんくぅとぅなりょっと。実や先ぬそばまてぃ尖とぃてぃ、オオカラスウリぬ実ぬ先ぬ丸かなとぅんとぅや、正反対だりょっと。湯湾岳ぬ林道ぶちじにしゃんむん(写真3枚目)や、きっさ葉やおおかた枯れぃとぅてぃ、蔓とぅ実だけぶら下がとぅりょうたっと。



早くもちらほらと咲き始めた  ハマジンチョウ

2017-12-21 19:05:31 | 植物




時折小雨が降ったり晴れたりの曇り空が続いていますが、今日は雨はほとんど降りませんでした。バンディング(野鳥の標識調査)の合間に、近くの海岸に行ってみました。潮が引いているので浜伝いに歩いて、ハマジンチョウの群生地に行ってみました。これまで、2月に行って花を観たことは何度かありますが、実になっているものも多く、いつごろから花が咲き始めるのか気になっていました。よく観ると、すでに蕾があちこちにみられ、早いものでは花もちらほらと咲き始めていました。ハマジンチョウは、日本では三重県、長崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄県の5県で局地的に自生地が知られ、自生地は減少する傾向にあるようです。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
とぅきどぅき小雨ぬ降たり晴れたりぬ曇り空ぬ続しゅりょんじゃが、きゅうやあむぃやほとんど降りょうらんたっと。バンディング(野鳥の標識調査)ぢがちな、近さぬ浜ち行じにょうたが。しゅぬ引ちゅたんかな浜ぬぶちばあっち、ハマジンチョウぬまぐんしゅんどろち行じにょうたっと。なまがれぃ、2月行じ花ばにしゃんくとぅや何くゎいかありょんじゃが、きっさ実なとぅんむんだかふうさし、いちごろら花ぬ咲き始むぃんかいち思とぅりょうたっと。ゆんまにしゃとぅ、きっさ蕾ぬあまくまじあてぃ、ふぇさんむんや花さかちらほらち咲き始むぃとぅりょうたっと。ハマジンチョウや、日本じや三重県、長崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄県ぬいひちぬ県ぬいきらさんどろじあてぃ、むとぅむとぅあんどろや、いきらかなてぃちゅんあんぶぇじゃ。


湿地に渡来した幼鳥  ヨシガモ

2017-12-20 19:12:37 | 鳥類




今日も寒い日が続きましたが、昼頃は気温18度ぐらいまで上がりました。またまた秋名の水田一帯での話題ですが、ヒメガマの生い茂る水場で、オオバンと一緒に1羽のカモがいました(写真2枚目)。ヨシガモのように思えたのですが、くちばしの基部が白っぽくて、顔もそれほど緑色の輝きがありません。一瞬、迷鳥ミカヅキシマアジの可能性も頭をよぎったのですが、頭頂に赤茶色の羽が生えかかっていて、首周りも白いことなどから、ヨシガモの幼鳥だと思われます。秋名でヨシガモを観たのは、初めてでした。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
きゅうだかひぐるさん日ぬ続きょうたんじゃが、ひんまごろや気温18度べりがれぃ上がりょうたっと。またまた秋名ぬ田袋じぬ話だりょんじゃが、ヒメガマぬむぇーとぅんむずぃ場じ、オオバンとぅまあじんちいちぬカモぬうりょうたが(写真2枚目)。ヨシガモにしにゃあたんじゃが、くちばしぬむぅとぅぬのしるぶぇっとぅしゅてぃ、顔だかうがしがれぃ緑色ちひきゃとぅらんど。あげぇ、迷鳥ミカヅキシマアジやあなんかいちだか思たんじゃが、かまちぬうーじ赤茶色ぬ羽ぬむぇーとぅてぃ、首周りだかしるかんくとぅんきゃら、ヨシガモぬわーさんトゥリち思われぃっと。秋名じヨシガモばにしゃんや、初むぃてぃだりょうた。


田起こし作業トラクターの横で採餌  アカガシラサギ

2017-12-19 18:23:00 | 鳥類




昨日、秋名の田んぼでヒシクイを観た後、田起こし作業をしているトラクターのすぐそばで、出てくる餌を探している1羽のアカガシラサギがいました(写真1、2枚目)。しばらくすると、さっと飛び立ち戻ってきたときには、くちばしにカエル(多分ヌマガエル)をくわえていました。トラクターにかき回された泥の中から、カエルが出てくることを知っていて、じっとそれを狙っていたようです。その様子をみたためでしょうか、近くにカラスやハクセキレイが数羽やってきて、トラクターがかき回す泥のあたりを見ていました。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
きぬ、秋名ぬ田じヒシクイばにしゃん後、田起こし作業ばしゅんトラクターぬすぐぶちじ、いじてぃきゅんかみむんばとぅむぃとぅんちいちぬアカガシラサギぬうりょうたっと(写真1、2枚目)。いっとぅしゃっとぅ、さっちとぅびじゃし戻てぃちゃんちとぅきにや、くちばしじビッキャ(きっとぅヌマガエル)ばくぅうとぅりょうたっと。トラクターにかき回さってぃ泥ぬ中ら、ビッキャぬいじてぃきゅんくぅば知ちゅてぃ、よおりっくゎうれぃば狙とぅたんあんぶぇじゃ。うんだっかばにしゃんたむぇがぬ、近さじうたんガラスィんきゃハクセキレイっきゃだかいくちかしっち、トラクターぬかき回しゅん泥ぬぶちば、にしゅりょうたっと。


1羽のみで渡来  ヒシクイ(亜種オオヒシクイ)

2017-12-18 18:42:44 | 鳥類




寒い1日でした。朝は気温11度、昼でも14度までしか上がりませんでした。北海道では-22度だというし、東京都心でも氷点下を記録したというから、それらと比べるとまだ暖かいのかも知れませんが、奄美で暮らし続けている住民としては、やはり寒いです。秋名で久しぶりにヒシクイ(亜種オオヒシクイ)が、1羽だけでポツンといました。6年前に亜種ヒシクイが、やはり1羽だけで渡来していたのを思い出します。昨年は、古見方(こみほう)に8羽の群れが渡来したものの、ハンターによって2羽が散弾銃で撃たれた事件がありました。今年はそういうことが再び起こらないように願っています。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
ひぐるさん1日だりょうた。ひかんまや気温11度、ひんまなてぃんも14度がれぃしか上がらんたが。北海道じや-22度にししゅてぃ、東京都心じだか氷点下ば記録しゃんち言ゅんかな、うっとぅ比ぶぇれぃばまだ温さんかも分りょうらんば、島じ暮らし続けとぅん島ちとぅしや、やっぱしひぐるさりょっと。秋名じまれぃまれぃヒシクイ(亜種オオヒシクイ)ぬ、ちいちくゎし、ポツンちうりょうたっと。6年むぇー亜種ヒシクイぬ、やっぱりちいちっくゎだけし渡てぃちゅりょうたんば思むぇじゃしゅりょっと。くずぃや、古見方(こみほう)ち、やあちぬにまぐんぬ渡てぃきょうたんじゃが、鉄砲撃ちゅんちゅにたあちや散弾銃し撃たったんくとぅぬありょうたっと。くぅとぅしや、うがしゃんくとぅぬ、また起こらんにし願とぅりょっと。


ホバリングを繰り返す  ノスリ

2017-12-17 17:59:50 | 鳥類




今日も曇ったり晴れたり小雨が降ったりを繰り返す天気で、北風の強い日になりました。強風のせいで、予定していた「枝手久島ウォーキング観察会」は、船が出せず中止となってしまいました。午後から知人を飛行場まで送った帰り道で、サトウキビ畑の上空でホバリング(空中停止飛行)している猛禽類を見つけました。近づいて観ると、ノスリでした。ノスリは、主に本州中部以北で繁殖し、冬季は南へ渡る個体もいます。ただ、シベリアやモンゴル、中国などにも生息しているので、奄美へ渡ってくる個体は、日本のノスリかどうかははっきり分かっていません。奄美の農耕地などで越冬する猛禽類と言えば、サシバが最も一般的ですが、サシバは通常ホバリングすることはなく、ノスリはそうした点でも違いがあります。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
きゅうだか曇たり晴れたり小雨ぬ降たりば繰り返しゅん天気あてぃ、にし風ぬちゅうさん日なりょうたが。ちゅうさん風し、予定しゅたん「枝手久島ウォーキング観察会」や、船ぬいじららんてぃ中止なりょうたっと。ひんまら知ちゅんちゅば飛行場がれぃ送たん帰り道じ、ウギばてぇぬうーじホバリング(空中停止飛行)しゅん猛禽ぬしじょばにっきりょうたっと。近ゆてぃにしゃっとぅ、ノスリだりょうた。ノスリや、たいがい本州ぬ真ん中らにし方じくゎほでしし、冬ぬ時期やふぇ方ち渡りゅんむんだかうりょっと。ただ、シベリアんきゃモンゴル、中国きゃじだかうりょんかな、島ち渡てぃきゅんむんや、日本ぬノスリかきゃっしかや、はっきりや分かとぅりょうらんど。島ぬはてぇぼてぇじ、冬暮らしゅん猛禽ぬしじょち言いば、タハ(サシバ)が一番普通ありょんじゃが、タハや普通ホバリングしゅんくとぅやねんてぃ、ノスリやうがしゃん点じも違いぬありょっと。


オオフトミミズをちぎって食べる  オオトラツグミ

2017-12-16 18:36:38 | 鳥類




早朝からずっと雨が降り続きました。この間のことですが、まだ薄暗い午前6時40分頃、南の山の林道でオオトラツグミを観ました。車のライトに照らされていてもなかなか逃げようとしません。それもそのはずです、すぐそばにオオフトミミズが横たわっていました。つまり、オオフトミミズを食べ始めていたところだったのですね。オオフトミミズは約30cmほどもある長くて太いミミズなので、観ていると4~5cmほどずつに食いちぎって食べています。以前、車との衝突で保護されたオオトラツグミに、オオフトミミズを短めに切って与えると、喜んで食べていたことを思い出します。もちろん普通のミミズも好物ですが、オオフトミミズは1匹食べるだけでも、かなり腹いっぱいになるのでしょうね。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
ひかんまへっさらすっとぅあむぃぬ降り続きょうたが。こねだぬくぅとぅありょんじゃが、まだ薄暗かんひかんま6時40分頃、ふぇ方ぬ山ぬ林道じシュッツばにょうたっと。車ぬライトち照らさっていんも、なかなかにぎろっちしらんたんちば。うれぃもうんはずぃじゃが、すぐぶちじだいばんムェ~ザ(オオフトミミズ)ぬうりょうたっと。つまりぬがっちば、だいばんムェ~ザ(オオフトミミズ)かみ始むぃとぅたんどろあたんにししゅりょっか。だいばんムェ~ザ(オオフトミミズ)や、てーげ30cmべにもあん、長さしふてぇさんムェ~ザだりょんかな、にしゅたっとぅ4~5cmべりぢちかみちぎてぃ、かどぅりょうたっと。前、車とぅ衝突し助けぇらった護されたシュッツち、だいばんムェ~ザ(オオフトミミズ)な、いっきゃさ切ちかましゃっとぅ、ゆるくでぃかどぅtんくとぅば、おむぇじゃしゅりょっか。当たり前あんば、普通ぬムェ~ザだか、まっさかみゅんば、だいばんムェ~ザ(オオフトミミズ)や、ちいちだけかみゅんだけしも、いころわたぬいっぱいなりゅんだろや~。