神様助けて

会社を良くしていこうと必死で経営している一人のクリスチャン、神を信じる者がどんな風に祝福され、恵まれて行くのか。

移転先が無い

2011-02-05 19:05:28 | 零細企業の社長奮戦記
●路上の自転車

それで、ではどうするかということで話し合った結果、このB物件を検討する経緯をかえりみたとき、買主の社長がビルを見るなり「これでいい、このビルにしよう」と言ったそうで、この人がこういう言い方をしたのははじめてのケースだからと、とりあえず一週間待ってみましょう。

ということになったのです。


私は、とりあえずそれならば待ちましょう。ということで待つことにしました。

しかし、同時に賃貸物件の検討もするように話しました。


というのは、最初に相談された時から購入ではなく賃貸を検討すべきだと言っていたのです。

この不透明な時代であれば、変化に対応しやすい賃貸物件に移転すべきだと考えていたからです。


けれども、この考えを覆すような現実を見ることになったのです。



・・・・・・ここまでが前回のブログでした。


 
 一週間ほど待って、元付業者と連絡を取ってみると予想に反して先方はまだ結論が出ていない。という回答でした。

どういうことか聞いてみると、5階部分をオフィスに転用して購入したいというお客がまだ回答をしてくれていないからということでした。

私は、それではその買主にしっかりとした期限を切って返事をくれと交渉して、その結果を聞きたいと言うと、「9000万円と9500万円の価格の違いに売主がそのような交渉を検討する余地が無い」というのです。

と、言うことは9500万円の買主が消えてしまっても、この9000万円でこちらとの交渉にはならないということかと訪ねると、「その意向が強い」という返事でした。


私は、わかりました、買主と相談します。と、話を打ち切ったのです。


そして、すぐに買主のところへ行って見ると、わたしは唖然とした光景を見るところとなったのです。


買主はビル1棟を丸ごと借りている状態で、その古いビルは駅前再開発地域の端部にあり、再開発地域内では唯一取り残されたビルなのです。
つまり、移転要請に素直に応じずそこだけ取り残されていて、そのまま居つづけると強制収用に移行してしまう状態でした。

買主が「ひとの足元を見て値段を吊り上げている」と言った意味は、立ち退きを迫られていて行く所が無いと困るということが背景にあったからです。

このことは、相談を受ける以前から私は知っていて、傍目には「再開発事業に対応して、買主はごり押しをしている」という見え方に写っていたのです。

そのようなことから「神様、許されるならばあの方とは関わりたくない」という祈りまでしてしまったのです。

たとえそのような経緯があっても、現在の私は「依頼主は神様」という捉え方で、なんとしても強制代執行による強制退去を避けながら、この移転を現実のものとしなければならない。という強い思いでいました。


その買主が現在入居している取り残されたようなビルに行って見ると、その前面道路に60台近くの自転車が並べられていました。
幸い再開発に伴い前面道路は現在は封鎖されていて、そこに自転車があっても車両の通行にはなにも問題はありませんでした。

それは、この買主の行っている事業である専門学校の生徒のものだったのです。


買主に、自転車で通学する生徒はどれ位いるか訪ねると、100人以上はいると言うのです。

なるほど、これではそのような台数の自転車を収容できるところが無いとしたら移転はできない。と、痛感させられました。

ついでに、現在のビルの賃料を訪ねると全部で45万円ぐらい、ということでした。
他の物件ではこの規模では70~80万円はすると思われるので、私は何故移転ができなかったのか理解したのです。


これでは、購入する以外に移転先が無い!


というのが私の印象でした。











◆今日の祈り

ご慈愛深い父なる御神様、あなたの豊かな恵みと祝福に心から感謝申し上げます。
主の御前にあって愚かで弱く罪深いわたしですが、どうかお許しくださいますように。

しもべは新たなる収益の道を切り開かんとしていますが、これは困難に次ぐ困難があって、しもべの思うようには運びません。
しかし、主よ、しもべは再考に再考を重ねても、その必要とする金額を稼ぎ出すにはこの道を切り開く以外にはないと確信しています。

そして、この困難の原因のひとつに、しもべの内に内在する貪欲の罪があることを悟りました。

どうか主よ、この愚かなしもべを助けてください。

しもべが己自身のうちに内在する、貪欲の罪を退けることができますように助けてください。
その貪欲と愚かさゆえに、しもべがこの多額の負債を生じさせてしまったことも悟りました。

どうか主よ、この愚かで弱く罪深いしもべではありますが、この内在する貪欲を退けさせてください。
どうか助けてください。

この祈りと願いとを尊き御子、主イエス・キリストの御名前を通して感謝してお祈り申しあげます。
アーメン

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