著者:本田不二雄 駒草出版 ¥1500+
2017/2 カラー A5版255頁
異相-奇相の仏像を紹介する本
ありがたいのは全カラーで仏像を紹介
普段よく知る社寺ではない日本各地のお寺の仏像写真がたっぷり120躰!
著者、4年前の「へんな仏像」学研 以来の出版で、各地の変わった仏像を拝観出来る
表紙の仏様などは日本独自の文化に基づく造形! 仏像を知る-楽しむ-尊ぶにはお勧め。
由来-由緒も詳細に解説されているのがありがたい。
カラー=自然の色なので仏様の状態並びに風景には四季や状況が推察出来る
★ 目 次 ★
【第一章】仏像が秘めていたもの
1 隠されていた裸形像
2 格納された秘仏
3 骨格・臓器をそなえた仏像
4 「八手観音」とその胎内仏
【第二章】ありえない仏像
5 ついに立ち上がったホトケ
6 振り返る仏像たち
7 膨張をつづける頭髪と童顔
8 知られざる「やせ仏」
9 何ごとかを告げる阿弥陀仏
【第三章】霊木からの化現
10 立木からあらわれたホトケ[一]
11 立木からあらわれたホトケ[二]
12 母なる円空仏
13 木とともに生き続ける地蔵尊
14 永遠に開眼しない観音像
15 無眼と閉眼の思想
【第四章】奇仏をめぐる旅
16 オールマイティな地蔵尊
17 東京の変わり地蔵めぐり
18 びんずるさんが愛される理由
19 ミステリーな東京仏
20 「家康大黒天」をめぐる謎
21 化け猫騒動と秘仏
【第五章】女神像の秘奥
22 ブッダを産む聖母
23 子守をする荒神
24 地母神か山姥か奪衣婆か
25 人髪が植えられた鬼子母神
26 異界の女神・八百比丘尼
27 怨霊になった小野小町
【第六章】神々を発見する
28 御神体の神像あらわる
29 鬼神の肖像
30 ビリケンさんの神々習合
これを観てると明治の廃仏毀釈政策の愚を痛感する!(一部は江戸時代にも)
更には今の神社仏閣を観るにつけ神仏分離令の愚も!