トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

北アルプス最奥部(鷲羽岳・水晶岳・高天原) Vol.3

2010年08月15日 | データ
-------------------------------------------------
北アルプス最奥部 Vol.1 新穂高→双六
北アルプス最奥部 Vol.2 双六→鷲羽岳→水晶岳→高天原
北アルプス最奥部 Vol.3 高天原からの緊急脱出
-------------------------------------------------

■2010.08.11 北アルプス最奥部 Vol.3 高天原からの緊急脱出
高天原山荘はモリブデン採掘のために作られた従業員宿舎で大東鉱山閉山後の昭和37年に山小屋としてスタートした。ただしここは北アルプスのど真中にあり『日本で最も遠い温泉』である。
先日の雨で山荘内はこの通り、乾燥室もあるがスペースが無い。
50名定員の所40名宿泊で1名/1畳の割り当て余裕がある。ただし床は5度程度中央方向に傾いている、朝には全員中央に集まっていたりして?

外観も風雪に耐え年々ゆがんできている、窓は不規則四角形になっているのに開け閉めできるのは不思議である。

わが娘が泊まったら乗り物酔いをするだろう、小屋前にはテラスがあり晴天なら寛げる。
小屋番も天気が崩れることが分かっているので朝食は5時前に準備できていた、朝から大盛り2杯のご飯をいただきエネルギーを貯める。
5:23 準備をし一番で出発する、他の登山者は2日間下山だが私は本日中の下山を狙っている。

7:51 弓折乗越、コースタイムを1時間短縮。

当初の計画では雲ノ平を経由するコースだが眺望の利かない天候と先月山行(薬師・黒部五郎)で雲ノ平は鳥瞰しているが平らな高原大地としか思えないので最短コースを行く。

ここは黒部川源流部で大きな雪渓がまだ残っている。

『黒部川水源地標』で水を汲みコーヒーを入れ飲む。
11:30 双六小屋テン場に着く。テントは無事であった。
雨の中テントを1時間掛け撤収、膝・腰・マメの対策、さあ下山開始だ。

稜線に雷鳥の親子が見送りにきた。(先月の山行でも見送りに来た)
わさび平までは休憩無しで下山し後は退屈な林道を新穂高まで歩くのみ。

17:30 新穂高に着く。

しばらく登山者用無料駐車場でグターとし温泉に入る準備をする。
今回は深山荘の温泉に入り体を癒す。帰路はひるがの高原SAで仮眠を取り翌朝自宅に帰還する。

■出合った岳人達
・ネパールシェルパ族の留学生
・出発前駐車場で話し込んだ群馬の65歳。
・100名山を目指している御夫婦。
・パイロット?とキャビンアテンダント?の御夫婦。
・わさび平で話し込んだ同年代のワンゲル生き残り。

『山を思えば人恋し 人を思えば山恋し』

コメントを投稿