お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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 少し長い休暇が取れたので、群馬県吾妻郡中之条町と長野県下高井郡山ノ内町の間にある、国道最高標高2172メートルの渋峠へのアタックを敢行することにした。神奈川県央の自宅から往復450キロ。これを10月19~21日にかけて自走往復する計画を立てた。

 実はこのルートは2007年7月下旬に一度挑戦した。午後2時半ごろに自宅を出発し、真っ暗闇の国道292号を走って午前2時前に自宅から202キロ先の長野原草津口駅前に到着。大津交差点を右折して上り始めたはいいが、雨が降り出したため断念せざるを得なかった。予定では午前3時半に草津温泉に到着。ひと休みした後、志賀草津道路を上り、白根山から渋峠へ向かうことにしていた。渋峠では夜明けの絶景が待っているはずだった。

 渋峠を断念した後は、羽根尾から北軽井沢へ向かったのだが、雨は止むどころか激しくなった。土砂降りの真っ暗な国道146号を20キロ上り、クタクタになって軽井沢駅にたどり着き、午前7時台の新幹線で新横浜まで輪行。午前11時ごろに自宅に帰り着いた。走った距離は264キロだった。

 当時は48歳。途中で泊まろうとか考えもせず自宅から一気に自走して渋峠にアタックし、長野から新幹線で輪行で帰る予定にしていた。

 今や55歳。そんな馬鹿なマネはできない。2泊3日のツーリングという大人の計画を立てた(^o^)

◆初 日…自宅から超平たんルートを走って渋川へ。渋川駅近くに宿泊。予定走行距離は150キロ
◆2日目…渋川から渋峠へアタックし、Uターンして再び渋川駅近くに宿泊。予定走行距離は140キロ(うち大津から渋峠までの上りは約30キロ)
◆最終日…渋川から長瀞~秩父経由の上りルートを走って自宅へ。予定走行距離は160キロ

 非常にゆったりとした計画で、のんびり走っても明るいうちに目的地につきそうだ。これなら楽しめると思っていたのだが、実は不運が重なってこのツーリングは悲惨なものになった。結果から言うと、渋峠アタックは再びお預けとなってしまったのだ。



 初日の走り始めは順調だった。19日(日曜日)午前7時過ぎに自宅を出発。天候は晴れ。予報では明日、明後日に雨の気配はなく、水曜から雨が降ることになっていた。

 往路のルートは、ヴェロクラブランドヌール青葉のブルベ「BRM1004天城越え(600キロ)」のキューシートの一部を拝借した。名栗から山伏峠を越えて行くか、07年に走ったルートを踏襲するかなどと悩んでいた矢先に素晴らしいキューシートを発見。ルートラボでルートを作って見ると「これって坂がない?」ってくらいの平たんコースだった。信ちゃん、よくこんなコースを見つけたもんだね。

 使用したキューシートは東京都町田市の「大戸交差点」(高尾駅周辺)から群馬県藤岡市の「小林交差点」(群馬藤岡駅周辺)までの91・2キロ。八王子、あきる野、青梅と抜けて多摩川橋で多摩川を渡り、羽村から飯能で埼玉県に入る。狭山茶の茶畑の中を走り、高麗神社の前を通って毛呂山、越生、小川町、深谷を過ぎ、花園橋で荒川を渡る。小前田駅の先の「原宿交差点」を直進し、寄居町、美里町、本庄と走り、藤岡で群馬入りすると、すぐに小林交差点がある。


高尾手前の大戸交差点



滝山街道にある満地トンネル。雰囲気あり過ぎ



多摩川は多摩川橋で越え、青梅から羽村へ



茶畑の中を走る。ここは入間の茶どころ通り



高麗神社



毛呂山へ入る



越生付近の県道30号線はこの日は気持ちいい道だった



まっすぐに伸びる国道254号線。藤岡まではあと14キロ



小林交差点。富岡方面が国道254号線。直進する藤岡方面は県道23号線


 キューシート上は91キロだったが、実際はミスコースもしていないのになぜか111キロあった。う~ん、不思議。ま、それはさておき、これだけ走ってフロントをインナーに入れたのはたった一度という、驚くべき平たんコース。さらに、休日とあってか車の通行量も少なく気持ちのいいライドが続いた。

 ブルベの「BRM1004天城越え」ではこの小林交差点を左折して富岡方面に向かい、碓氷峠を目指すのだが、渋川に向かうためには直進だ。藤岡、前橋とまっすぐで平たんな県道13号から国道17号と走って渋川に入ると、左手に利根川が見え、その先にこのルート最大の傾斜が現れた。と言っても「丘」程度。フロントはトップのまま上り、利根川を目指して下ると、今宵のお宿に到着した。


横手大橋で利根川を越え、高崎から前橋へ



前橋市街地の平たんでまっすぐな道。気持ちいいが飽きちゃう…



渋川に入り、坂東橋で再び利根川に出会う



最後の「丘」からは利根川が見下ろせる



大正橋で利根川を渡りホテルへ向かう



 GPSのログによると、距離151・5キロ、最大標高差は168メートルで平均斜度は2・7%。獲得標高は1266メートルで、グロスの平均速度は時速18キロだった。到着時刻は午後3時過ぎ。早く着き過ぎてチェックインできないんじゃないかと、途中で時間調整するほどの順調過ぎるライドだった。明日の登坂に備えて、足も残せた。

 ただ、あまりに平たんが続くと飽きちゃう(^_^; 前橋の市街地は信号が多いこともあって惰性で走っているだけだった。利根川の坂東橋からホテル付近までやっと「丘」が出てきてほっとした。

 順調なライドだったが、実はここで大変な事が「ケツ」に起きていた。左側が擦りむけていたのだ。400キロ以上を走って擦りむけたことはあるが、150キロ程度では初めて。この前の200キロのブルベでも何ともなかった。実を言うと、終盤は痛みに耐えながらのライドだった。

 ホテルの部屋でタイツ(ケツじゃないよ)を確認すると、パッドの縫い目が破れていた。ここでこすれたのだろうか。しかし、まいったな。明日、走れるかな。

 風呂に入ると、染みた…。痛ぇ~!

 不安な夜は更けていく。

 <その2へ続く>

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