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お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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07年10月27日 小瀬スポーツ公園陸上競技場 午後6時30分キックオフ
J1第30節 横浜1-1甲府 9056人
メーンスタンドアウエー側(S自由席)で観戦


雨が降り続く小瀬スポーツ公園陸上競技場


メーンスタンドの中央付近に屋根はあるが、この日は意味をなしてなかった


トリコ傘の花が咲くアウエー側ゴール裏


バクスタも入りが悪い

 相手は17位と低迷し、J1残留が目標のヴァンフォーレ甲府。カップ戦を含め6連敗中の横浜F・マリノスだが、ここで格の違いを見せつけて、快勝しなければならない試合だった。

 突如発生した台風の接近で雨は勢いを増し、朝から止むことなく降り続けていた。しかし、ピッチに水たまりはない。試合が始まっても、途中でボールが止まるという場面は見られなかった。

 この水はけの良さで、甲府の「甲府らしいサッカー」にマリノスは苦しめられる。

 中盤で素早くボールを奪われ、そのまま小刻みにパスを回される。序盤から何度もDFの間を抜かれる綺麗なスルーパスを通され、早くも失点は時間の問題かと思われてきた。

     大島   坂田
       山瀬功   
   那須        山瀬幸
        河合
 小宮山  栗原    中沢  隼磨
        哲也

 この日のスタメンは、松田が外れ代わりに栗原。そして左サイドに那須が入り、右サイドに山瀬幸が回るという布陣だった。那須がいつもの位置よりはひとつ前の左サイドに入るのは、スタート時点ではたぶん初めて。小宮山が上がったあとの守備のケアという意味もあったのだろうか。

 やや押され気味だった試合だが、先制したのはマリノスだった。

 左サイドを強引に突破した那須が、ボールを右足に持ち直した後、ファーサイドにクロス。その精密な軌道の先には大島がフリーで待ち構えていた。

 難なく頭で決めてリードを奪う。そして、10月18日に長男が誕生した隼磨のためのゆりかごパフォーマンスが始まる。前半20分のことだった。

 このパフォーマンスにGKの哲也は無理ないとしても、中沢も参加しなかった。後の全員は参加している。「喜ぶのはまだ早い」。そう思ったのだろうか。見ていると、中沢はあちこちを指さしながら、盛んに指示を与えていた。

 確かに喜ぶのは早かった。

 その18分後、アルベルトにループシュートを決められて同点に追いつかれた。本人は狙ったところと違うとコメントしているが、蹴った本人も予想もつかないコースに飛んだシュートを止められるはずもない。哲也は呆然と見送っただけだった。

 このあたりから寒さがこたえるようになってきた。私が座っているメーンスタンドのアウエー側はガラガラだし、席も最上段なので邪魔にならないと思い、ポンチョを着た上に傘を差して最初は見ていた。だが、「風で飛ぶかもしれませんので傘はご遠慮下さい」と、傘を差している人全員にアルバイトのお兄ちゃんが非常に丁寧に注意を促してきた。「言うことを聞くしかないね」という穏やかな態度に、言われた人は全員、傘を閉じた。

 なので、手先と足に雨がまともにかかるんですよ。気温は13度。さぶぅ・・・。

 ハーフタイムでウインドブレーカーを重ね着し、手袋もはめようとするのだが、手はびしょ濡れだし冷たさでかじかんで言うことを聞いてくれない。苦闘の末、防寒対策を終えてスタンドへ戻ると、後半がすでに始まっていた。

 甲府の中盤でのチェックが厳しい。バックチャージも多い。前半ですでに1枚イエローが出ていたし、退場者が出るのは時間の問題と思われた。

 後半開始早々のCKからのビッグチャンスを甲府が外し、流れは徐々にマリノスに傾いてきた。しかし、坂田の突破は最後で止められ、大島のこの試合2度目のドンピシャヘッドは決まらない。

 ますます甲府側の反則が多くなり、ゴール前でのFKチャンスが増えてくる。蹴るのは、山瀬功! ではなく勇蔵。だが、2度のキックは、2度ともカベにはね返された。勇蔵のFKは何度か見ているが、枠へ飛んだことは1度もない。もう蹴らせるな!

 残り15分。ここでまたイエローが出る。甲府側で通算4枚目。もうそろそろ誰か退場になってもいいだろうとピッチを見つめていると、高山さんが赤紙を高々と上げた。どうやらDFが2枚目のイエローで退場になったようだった。

 数的有利となり、さあ攻めろ! と期待するのだが、闘いぶりはそれまでとは全く変わらない。押し込まれるシーンも目に付いてきた。10人となっても引かず、攻めの姿勢を崩さない甲府。もう勝ち越しは望めないか。


待ってました! 背番号38

 そして残り10分を切ったところで、「38番」がピッチサイドに立った。10月4日にユースからの昇格が決まり、21日にサテライト横浜FC戦に出場したばかりの水沼宏太だ。オヤジは言わずとしれた「日産のプリンス」水沼貴史コーチ。ディド親子に続き、2組目の親子Jリーガーの誕生。もちろん日本人としては初だ。


右サイドでドリブルする水沼

 山瀬幸に代わり右サイドに入った水沼は、若さもあって走る姿に躍動感を感じた。少ない出場時間のなか、右サイドでドリブルでキープし、大島にスルーパスを通して決定機も演出した。早野監督が言うように「Jリーグを肌で感じてくれたことが意味がある」試合だったが、期待の持てそうなJデビューとなった。

 11対10を感じさせないまま、ロスタイム3分も守りきって(苦笑)試合は1ー1のまま終了した。

 攻めの姿勢は見られるのだが、もうひとつ繋がらない。坂田もオフサイドを取られすぎだ。

 他にも文句をつけたいが、この日の試合は期待通りに水沼ジュニアのデビュー戦が見られたんだ。それで良しとしよう。

 残りは4試合。どこまで立て直せるのか、それほど期待はできない。でも、天皇杯はそろそろ獲らないとねぇ。

 「勝ち点1だね」。帰り支度をしていたら、甲府サポがそう言いながら帰途についていた。少し嬉しそうに・・・。頼むよ、来年もJ1にいてくれよ。


引き分けなので連敗脱出ではないが、とりあえずは負けなくて良かった


来年も来ることができるのか?

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