「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

残雪の旭岳

2013-06-15 18:55:53 | 表大雪

                               東川町から望む表大雪の連なり                            

 

2013年6月9日 大雪山・旭岳:

ほぼ夏道で登られると聞いて、旭岳へ。午前6時半に着いたら、ロープウェイの始発は8時だった!

駅裏に広がるエゾノリュウキンカとミズバショウを眺めながら、おにぎりを頬張る。

眩しい朝日に包まれて、清々しい空気もおいしい。

 

ロープウェイに乗って、望む若葉の森と白い大雪山。

柔らかくて躍動感のある光景。 紅葉時に勝る素敵なシーンだと思う。

・・・客は少ない。

森の湿原  エゾノリュウキンカとミズバショウが咲く。 正面に旭岳

 

ロープウェイから望む森と大雪山系

 

ロープウェイ駅から姿見の池までは、一面の雪の原。 池も眠っていた。

稜線は、ほぼ夏道。ところどころの残雪も、粘性があって登りやすい。

快晴。空は澄みきり、十勝岳連峰、遠くは芦別岳・夕張岳、さらに増毛連山までも、くっきりと浮かぶ。

旭岳

十勝岳から遠くは芦別、夕張岳も望む

 

ところどころに残雪も、おおむね夏道を行く

 

二時間ほどで山頂に。

トムラウシ山を頂点に裾広がる、残雪模様が特に美しくて、ほれぼれとする。

登山路は無風で、光も温かったが、頂上は冷たい風が吹き抜けて寒い。

着込んで、温かいスープを胃に流し込み

絶景の中で一時間を過ごす。

 

山頂

 

頂上から見たトムラウシ山(正面のピーク)

 

帰路は知らぬ間に夏道を外れて、残雪帯を滑るように駆け下りてしまった。

姿見の池まで1時間ほど。

ぐるりと姿見平を周回する。

神々の遊ぶ庭とは、このことか。

キバナシャクナゲ

 

ミネズオウ

擂鉢沼

 

■登山記録

8時10分:姿見駅

8時30分:姿見の池

9時10分:七合目

9時35分:八合目

9時55分:九合目

10時10分:頂上

11時10分:下山開始

12時10分:姿見の池~周回

12時50分:姿見駅

 

■旭岳の登山歴