「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

紅葉遅い旭岳 冬に備えるホシガラス

2011-09-19 23:27:48 | 表大雪

 稲田と旭岳の山並み(帰路に撮影)

 

2011年9月19日 旭岳・姿見の池 周辺 登山記録:

 

三連休の最終日。ようやく、雨が上がったので大雪山の旭岳へ。

正午過ぎの遅いスタート。ロープウェイの姿見駅を降りて、片道一時間のトレッキングと決めた。

紅葉が遅い。例年より一週間ほどの遅れか。

赤く染まるはずのウラジロナナカマドの葉も黄色く、立ち枯れ状態だ。

チングルマの赤い絨毯も始まったばかり。

とはいっても、気温六度。薄着の行楽客は鼻を赤くし、肩をすぼめていた。

寒さに鎮まる沼は鏡のよう。

水鏡に映った防寒具のカラフルな色彩が、確かに進む季節の歩みを伝えていた。

 

 

ウラジロナナカマド

チングルマの紅葉とエゾオヤマノリンドウ

 

旭岳と鏡沼

鏡沼に映る登山者

 

浅い紅葉の登山路に、ハイマツの松ぼっくりが大量に散らばっていた。

ホシガラスの食跡だと思う。

周囲を見渡すと・・・

ガレ場とハイマツ帯を数羽のホシガラスが、ひっきりなしに往復している。

松ボックリをガレ場に運んでは、突く。

そして埋める。

近づく冬を前にした貯食の習性。こうして種が散り、ハイマツの海原が拡がっていく。

 

 

当麻岳の浅い紅葉

ズームインすると、秋色に

 

食い散らかされた「松ぼっくり」

ハイマツの実

 

ハイマツの実を運ぶホシガラス

貯食するホシガラス

 

■登山記録

12時45分:姿見駅から入山  裾合平方向へ

14時00分:姿見駅から2キロと少々の地点でUターン

15時30分:姿見駅