今日の一貫

食料安保について書けと言われて、、

ボーとして、何も書く気がしない状況が続いている。
こうした状況は、5月末にもあったが、、、
動きすぎて、じっくり本を読む時間が取れないと、こういった状況になってしまう。
私の頭の容量はきわめて小さいようだ。
最近のハードディスクはギガが普通で、それ以上にすらなってるが、256kbあたりにあるのが私の頭のよう、、、困ったものだ。が仕方がない。

ところで、本日締め切りの原稿
「週間農林」という出版物がある。
農林出版社という会社なのだが、先月ここから原稿依頼があり。
6月は、「何でもすぐにでも書いてやるぞー」といった気持ちだったので、
引き受けたのだが、、。
結局、今日まで何にも書いていない。

今朝おきて書き始めた。
何をどう書こうか、
結局書き慣れたこのブログに書くのが一番。

以下「食料安保と「食料の未来を描く戦略会議」なるものの提言へのコメント」
をここまでやっと書いた。

旧聞に属するのかも知れないが、「食料の未来を開く戦略会議」なるものが、「食料の未来を確かなものにするために」といった報告書をまとめた(平成20年5月7日)。
それに対するコメントを書いて、食料安全保障に関する、私の意見を述べよ、というのが、本稿の課題である。

●法律や計画と同じ方向を目指して農政は動いているのか?
我が国の食料安保の方針は明確である。
「99年食料農業農村基本法」第2条、第2項に明記されている。
「食料の安定供給」のためには、「①国内の農業生産の増大を図ることを基本とし、②これと輸入、③備蓄を適切に組み合わせる」

「05年基本計画」にも、特に食料の安定輸入と不測の事態に関した叙述がなされている。
①国際的な食料需給や貿易に関する情報の収集、
②食料輸出国との情報交換等を強し、
③EPAの締結を通じて相手国の生産安定や貿易阻害要因の除去につとめる、などして安定的輸入を図るとしている。
また不測の事態への対応も考慮しており、「アジア地域等の国際的な食料備蓄体制の整備等を推進する」、としている。

これ以上明快な食料安保に関する基本構想はない。
私はこれで充分と思う。
「食料の未来を開く戦略会議」の文章も、この域を出るものではない。


疑問は、立派な基本構想、基本方針がありながら、現実にその様な施策が行われているかである。
具体的に言えば、
①国内農業の生産の増大を図ることを基本といっているが、本当に図っているのか?
②輸入の安定のために、近隣友好、EPAを利用しようとの考えだが、本当にEPA締結に前向きになって、安定的輸入をしようと考えてるのか?
③備蓄を重要な食料安保対策にし、アジア備蓄構想まで打ち出しているが、備蓄米を市場操作に使う内閉的な需給操作を続けるなど、アジアまで拡大した備蓄構想に向かっているとは思えないこと。
こういった一つ一つが検証されなければならないのではないか?
結論は、けっして法律や計画が言ってることを実現する方向を今の施策は向いていないということではないか。今の農政は食料安保といった視点からすれば、落第点である。

農林出版の長谷川様
これから午後一杯大学基礎ゼミで、夜は学部の暑気払い。
必ず書きますので、締め切り1-2日ほど延長の程をヒラにお願いします。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「農政 農業問題」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2023年
2022年
人気記事