3号機炉心溶融は推定の5時間前 核燃料大部分が落下、福島第1
東京電力は6日、2011年3月の福島第1原発事故発生時、3号機で従来の推定より約5時間も早く炉心溶融(メルトダウン)が始まっていたとの調査結果を発表した。これまでの想定より早く溶融が進んでいたため核燃料の大部分が格納容器下部に溶け落ちたとしており、今後の廃炉作業は一層困難になる可能性がある。これまでの解析では燃料の約6割が溶け落ちたとみていた。今回の解析結果を受け、東電は「大部分が落下したとの前提で燃料取り出し方法の研究を進める必要がある」としている。(共同通信6日)
原発事故による3号機のメルトダウンが推定よりも約5時間も前に始まっていた。最初から言われていたのに、起きていない、起きていない、と言っていた。前からの通り、小出しに悪かったところを出して行く。時間にしても同じ。今さら、想定より早く溶融が進んでいた、と言われても何なんだと言うことになる。いつもこの手だ。つい最近まで核燃料は約6割が溶け落ち、4割だったか、3割だったかは残っているものとされていた。ところが、「大分部が落下したとの前提」としているのだから、ほとんど落下してしまったと考えてよいのだろう。全く酷いことをしてくれたものだ。もう3年以上も経っているのだから、広い範囲で地下深くまで浸透しまっている。だからこそ、地下水が通ればあっという間に汚染水になってしまう。もうほとんど解決方法なない。これがもし、1~3号機までだとすると、はかり知れないほどの核燃料の拡散、それに伴う放射線放出は膨大なものであろう。ここまで根本的な解決策をせず、今日まで来てしまった。いつもやったふりの仕事はしているのだが、もはや限界に来ている。今やっている氷壁づくり、失敗の連続である。この臨時的な措置がは3カ月で終わる予定だったが、もうとっくに過ぎている。この措置も反対を押し切ってやっている。ろくでもないことはほとんどの人は知っていた。まともな意見も時たま出るんだが、結局は採用されず、そんなことも時期があるので今はできない。選択肢がもうないのではないか。
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原発事故処理はかばかしくないので、選挙注目です。