里見女流4冠が女性初の二段に 将棋の奨励会対局で2連勝
将棋のプロ棋士養成機関「奨励会」の初段に在籍する里見香奈女流4冠(21)は29日、大阪市の関西将棋会館で奨励会の対局に2連勝し、直近の成績が昇段条件を満たす12勝4敗となり、女性では初の二段に昇段した。里見4冠は2011年、奨励会1級の編入試験に合格。12年1月に規定の成績を挙げ、現行規定では女性初の初段に。今後は、奨励会最高位の三段を目指す。日本将棋連盟のプロ制度は「棋士」と「女流棋士」で異なる。棋士の四段になるには難関の奨励会(6級~三段)を卒業しなければならないが、これまで棋士となった女性はいない。(共同通信29日)
4段になって初めてプロ棋士になる。しかし、男子でもこれが至難の業である。3段で辞めた棋士は何人いるか分からない。年齢制限があるから、難しいのである。里見さんも、はっきり言えば、女子プロでなく、本当のプロになれる確率は5~10%位のものであろう。初段が長すぎた。現在持っているタイトルをなげうってでも、来年には3段、そして再来年には4段になってほしい。囲碁の世界では女子プロというものもあるが、多くの女子が男性と一緒のプロで活躍している。これからはプレッシャーも大きくなると思うが、ぜひ頑張ってほしい。