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グランプリファイナル2012男子フリー(改訂版)

2012年12月12日 23時10分22秒 | スポーツ

 早く書かないとどんどん日が過ぎる^^; 英語版の映像がアップされるのを待ってたせいにしよう
 フィギュアスケート・グランプリファイナル2012男子フリージャッジスコア)。ジャッジスコアを見ながら映像をどうぞ。
 269.40で優勝の高橋大輔、フリー3位177.11。

 冒頭の4回転で転倒したが、直後の4回転をコンビネーションで決めた(セカンドの3回転トウループが回転不足になったが)。彼の演技は"always joy to watch"というBritish Eurosportのコメンテイター、名前の発音が相変わらず“ダイスキ”に聞こえる^^;
 後半のジャンプ、トリプルアクセルのコンビネーションは別として、ほかは全部加点がしっかりついていたのはすごく良かったんじゃないだろうか。演技構成点の4項目9点台も、もっと喜んでいいんじゃない?大ちゃん
 2位の羽生結弦、264.29。フリーは177.12で2位。

 "What an amazing talent this young man is!"演技終了の瞬間のコメント。「スムーズな4回転」「とても難しい入りのトリプルアクセル」「ジョニー・ウィアーに憧れる彼だが、ウィアーも後を継ぐ選手として認めるだろう」等々。「ハビエルが素晴らしい演技したし、今日はブライアン・オーサーにとって最高の日だね」ですね イタリアの放送では「ファン・タス・ティ・コ!」だって。言いたいことはわかる(笑)
 CBCの放送では、女性コメンテイターほど男性コメンテイターは評価してないようで、「このプログラムはそんなにエキサイティングじゃない。きっと来年は」みたいに言っていた。ステップのあたりなど、昨季の「ロミオとジュリエット」と比較したら、まだ作りこみ途中という部分もあるかも。
 しかしトリプルアクセル2本を後半にコンビネーションで決められるのは強い。後半のジャンプ基礎点だけで46.31って、どんな構成なんだ スピンは全部レベル4で合計12.44、6人中トップ。レイバックイナバウアーで盛り上がるコレオシークエンスはあまり点が出ないけど^^; まだまだ伸びる余地があるプログラムだから、シーズン後半を楽しみにしたい。
 3位パトリック・チャン、フリーは169.39で4位だった。「パワー、スピード、無駄な力のない」「音楽とともに息をするプログラム」と高評価、そこは頷ける。
 冒頭の4回転トウループで転倒、2本目は下りた。「3回転以上で同じ回転数・同じ種類のジャンプは、少なくとも1本はコンビネーションまたはシークエンスにしなければならない」ので、2本目は実際には単独でも自動的にシークエンス扱いとなり、基礎点の0.8倍。たとえ1回転でも付け足してコンビネーションにできれば、基礎点10.30以上を確保できたところだった。
 GOEがプラス1.57もついたジャンプだから、2回転くらいなら十分続けられたと思うんだけど、なんで跳ばなかったのか ロシア杯のSPで、冒頭の4回転に1回転を続けて規定を満たさないコンビネーションを跳んでしまい、大きく損したことがよぎったかな。
 コンビネーション/シークエンスは3つまで。最後のダブルアクセル+2回転トウループを跳んだあと、「ミスした?4つ目のコンビネーション」と素早く指摘されている。(佐野稔氏も「コンビネーションにしましたね」とは言ったが、それが無効扱いになるミスだとすぐには気づかなかった?!)
 あとでチャンは「このミスが大きかった」と言ってたようだが、後半ダブルアクセル基礎点3.63+αを確保したとしても、高橋大輔はもちろん、その時点で首位の羽生結弦にも届かなかった。シーズンベストに近い175点以上出さないとトップに立てないのに転倒やステップアウトがあって、「このままだと勝てない」と思い、“うっかり”つけちゃったのかも
 四大陸や世界選手権にむけて、どんな形に修正してくるか。いい宿題?!
 わずか0.04の差で4位、メダルを逃したハビエル・フェルナンデスがフリー1位、178.43。ほかの選手の演技の合間に「今日の本当のヒーロー」と言われてた 4回転トウループ、4回転サルコウ+3回転トウループ、後半にも4回転サルコウって、、、もう目が点。さらにスピン全部レベル4、ステップもレベル4で5.10と6人中トップ。ジャンプが決まったので振付も余裕でチャップリンになりきっていた。世界選手権にはヨーロッパチャンピオンとして乗りこんでくるかも。
 (それにしても0.04だの0.03だの、僅差で優勝をさらわれたり表彰台に乗れなかったりする人だわ
 5位の小塚崇彦、フリーも5位の166.88。

 わずかながらシーズンベストは更新。2本目の4回転が回転不足で転倒、トリプルアクセルで片手をついたが、それ以外は一切マイナスなし。5位というと出来が悪かったみたいだけど、フェルナンデスやチャンとの差は5点あまり。後半のジャンプの質や演技の流れはすごくよかったので、むしろ全日本に向けて手応えありと見た。
 6位町田樹、フリーは128.05。SPも不本意だったけど、フリーはなんか切れてしまったような… しかし、ステップのレベル4はフェルナンデスと町田の2人だけ。全日本で「火の鳥」がよみがえってくると信じよう

 さすがにファイナル、高いレベルの争いだった。
 来週はもう、同じようなレベルでいっそう厳しい戦い、全日本選手権。羽生選手の体調不良(ノロウィルス?)が伝えられるが、みんなコンディションを整えて実力を発揮できますように。


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