迷悟在己

痴呆寸前が巷間を漂いながら日々の雑感を書きます

与えられた猶予

2019-12-05 17:16:44 | 日記
35歳で脱サラで商売を始めてから、毎日早朝6時から閉店22時半まで、働いて來た。家族旅行の時だけ休ませていただいたが、あとは働きずめの毎日だった。というと随分責任感の強い父親だと感心する人もいるかもしれないが、そうではない。商売が面白いので勝手に働いてきただけのことである。結果として家族のためにはなったが、男としての責任感で頑張ったわけではない。だから、仕事に興味を失ったら止めてしまったと思う。運がよかったと思っている。老後は晴耕雨読の生活、趣味生活と思いながら、ずるずる来てしまった。「お前の老後は何時?」などと自問するときもあったが、惰性でここまで来てしまった。それで、ここらが与えられた区切りとしても、余命3か月とは神もつれない仕打ちではないか。ただ、私よりも若年で逝った人も多いし、いまだかって死ななかった人などいやしない。兎に角3か月という猶予をいただいたわけで、この期間内に人生のピリオドとして終活の道を与えられたと解釈して、懸命に生きるほかない。愚禿の言う「夕べに後願ありて・・・」という言葉を思い出している。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿