全ページ目次 |
模擬授業6 教室の見え方が変わった |
06年12月9日(土)pm6:30~9:00・於○○センター
このシリーズもえらく長丁場になってしまったが、これでおしまい。
二週間後は二回目のTOSSセミナー参加の日だ。
12月9日、サークルでは結局参加者全員が模擬授業をしたのではないかと思う。
S先生は、もちろん授業評価に専念する。
土曜の夜に集まること自体がすごいが、
10人を越える人が模擬授業するのはもっとすごい。
最後のお二人は、終了の午後九時直前になってしまい、時間がなくお気の毒だった。
模擬授業にかかった時間は、
最短(7分)で最長(17分)・平均(12.0分)
だった。最後のお二人は除く。準備と感想メモ時間も含む。
これがどういう意味かというと、
模擬授業の効果は
月一回、たった12分間で
爆発的に現れる
ということだ。
ぼくの場合、翌週の月曜日、授業に行くと、教室の見え方が変わった。
スコーンと抜けるように生徒の顔や教室の隅まで見える気がした。
模擬授業の緊張が、授業を変えるのだ。
レポート検討の数十倍の効果があるはずだ。
向山洋一氏が言い続けているとおりだ。
<その他&食事会での話>
・○○センターには「貸し出し用プロジェクター」がある。便利だ。
・勉強のあとの食事には7人が来た。
翌週、技量検定があるので多かったらしい。
そこで言ってもらったこと。
また『捨』の「3年1組の統合作文」を、是非と言ってその場で読んでもらった。
「(**の)基礎はできている。」
「23歳と模擬授業で言ったのを真に受けた。」
「捨、は冊子にしましょう。(**:それはやめましう)」
「この統合作文は、このとおり書け、と言っても書けるものではない。(なかなか良いということ)」
「高校生が書いても、~と思った、~と思ったという作文になってしまい、なかなか事実が出てこない。(中学3年のはなかなか良いということ)」
・一番驚いたのは次の指摘だ。
「(**が)セミナーを受けている時の、姿勢が良い。
座ってメモしているときの姿勢が、他の人と違った。」
・「そんなことを見ているのですか!」とぼくは言った。
見えるのだ、とS先生は言った。
*******************
45歳だ。
残り年数も、能力の限界も先は見えている。
だが、闘いはやめない。そういう主義だ。
TOSSセミナー週明け同僚に話をした。
「じゃあ、**さんの勉強の方向は、間違ってなかったってことだね。」
と、Rさんが言った。ぼくもちょっとそう思っていた。
セミナーの翌週、ブログを開設した。(注:このブログのこと)
もちろん、授業と学級経営の内容だ。
そのうちホームページにしなければならないだろう。
年が明けて、古い友人が集まる国語サークルに行った。
他の先生のレポートに、みんなで意見を言い合うのだ。
ぼくはいつもろくでもないことを言っている。
この日も、その場で考えた代案を言った。
しかし、だ。
(今日の俺の代案は、悪くないぞ)
とちょっと思った。
2年間20数回TOSSセミナーに通ったのは間違ってなかったってことかもしれない。
*終わり*