円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

宿題にプラス効果ない

2008-07-10 17:02:14 | 宿題はいらない

宿題にプラス効果ない

要約
宿題というものの意味を根本から疑う必要がある。
勉強として本当に役立っているのだろうか?
宿題は子どもを苦しめるだけではないのか?
このことについて、貴重な提言がある。
ニューヨーク市立大学のハワード博士は
「集中力や整理整頓能力に障害のある子どもたちに宿題を与えても、逆効果になりかねない」
という。

アメリカにおける各種の調査研究からは、
小学生くらいの子に宿題を出すことにプラス効果があるという研究結果は、ほとんどないという。
まして、学習能力に障害のある子には、なおさら効果はない。

バークレー先生は、宿題を「戦争」の原因にしないためには、次のようにする必要があるという。
第一に、
「量はどうか」
ということである。
宿題をする子どもの年齢や持続力に見合ったものにすることが必要だ。
第二に、
「その宿題は正当なものか」
ということである。
絶対やってはいけないのは
「授業で終わらなかったことを、カバーするために宿題にすること」
である。
授業時間の中で、予定された内容をこなすのは、先生の仕事である。
もし、予定通り終わらないのなら、先生が授業のやり方を工夫すべきである。

残ってしまったならと宿題にして、家庭に押しつけるべきではない。
第三に、
分割することである。
宿題の量が適当なら、それをこまかく分けて少しやっては休み、また少しやることが必要だ。
第四に、
ほめることである。
小さく区切ったひとつのことをやるたびに、ほめことばや、シールなどのごほうびをやるのである。

(**氏)
・軽度発達障害がある子どもへの教育になれている教師であっても、
この子どもたちへの個別支援が可能になるのは、
早くて6月ごろである。
個別支援ができる前には、クラスのルール作りを進めていただくことが、
軽度発達障害がある子どもへの最大の支援だ。
・全般的な知的水準は、正常な子どもと差がない。
従って、プライドも人並みである。
・それゆえに、個別配慮が、ご本人や周囲に、ありありと個別配慮であると、
明確に認識されたら、もうおしまいである。
・ご本人からは、教師の配慮がうっとうしい以外の何者でもない。
…信頼と尊敬を失ってしまう。
・それだけではない。個別配慮が、周囲の子どもたちから、えこひいきだと思われる。
・個別配慮が、当人にも周囲にもあからさまになると、
ダブルスタンダードが、クラスに導入されてしまう。
つまり、ある子どもは「ある行動」をしても許されるのに、
他の子どもたちは許されないのだ。
・こうなれば、周囲の子どもたちからも、信頼と尊敬を失ってしまう。
クラス運営の破綻である。
・どうすべきか。(HYOKO・要約)
①ある行動が、絶対に許せないなら即座に止める。
②止めたら行なうべきことを話し放置。
③従おうとしたら、ほめる。
④ある行動が、減らしたい行動なら、
真面目にやっている、すぐ近くの子どもをほめる。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 授業できない○○って | トップ | 宿題を出す教員のほうが悪い »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

宿題はいらない」カテゴリの最新記事