プランター永田農法 生育結果

2009-09-26 09:16:17 | 永田農法日記
「永田農法」に興味を持って
ここに来て下さった方の
お役に立てればと思い
ウチのプランターで今までに
永田農法(もどき)で育てた
野菜の結果をまとめました。

(詳しくは、それぞれの野菜を
カテゴリーからご覧下さい)


No1:茎ブロッコリー
スティックセニョール

栽培期間/2008.7月~2009.3月

播種~育苗は、有機培養土を使う。

定植時に、有機培養土を使った株と、
根切りをしてボラ土(+有機石灰)に
植え替えた株の生育比較。

<左3株(2鉢):ボラ土>
<右2株:有機培養土>

↑ボラ土の方が株が大きく育ち
収穫量も多かった。
 次回もブロッコリーは
土で育苗してから永田で育てたい。

     
     
No2:ジャガイモ
栽培期間/2008.9月~2008.11月
(1回目)

芽が出た食用イモを
そのままのボラ土に埋めただけ。

専用の種イモを使用しなかったせいか
ウイルス病にかかったようで
途中から枯れてしまった。


栽培期間/2009.2月~5月
(2回目)

専用の種イモ(男爵)を使用して
リベンジ
やはり、そのままのボラ土に埋める。

種イモ5個からの収穫分↑

畑栽培と比べるとずいぶん量は少ないが、
イモ掘りの楽しさは、十分味わえる。
子供が喜ぶので
これからも育ててみる価値はアリ。

     

No.3:ラディッシュ
栽培期間/2008.9月~2008.10月
(1回目)

ボラ土(+有機石灰)と
リサイクルした普通の土とに種まきし
生育比較。

<左:ボラ土><右:リサイクル培養土>

初期成長(葉の成長)は
普通の土の方が良かったのに、
根を収穫してみると
ボラ土の方が丸く育った物が多かった。


栽培期間/2008.10月~2008.12月(2回目)

<左:ボラ土><右:リサイクル培養土>
        
やはり葉の成長は
普通の土の方が良く、
2回目は
根の部分も普通の土の方が若干太りが良かった。

ラディッシュは
どちらの土で育てても構わないようだ。

     

No.4:サラダほうれん草


栽培期間/2008.10月~2009.2月

↓播種後20日の様子。

<左:ボラ土><右:リサイクル培養土>

コレを見ただけで
永田でほうれん草は
やめた方がいいと分かる。

ほうれん草は酸性に弱いので
ボラ土には
有機石灰+くん炭+バーミキュライトを混ぜたのに。

もしまたチャレンジするとしたら
普通の土で育苗した後
ボラ土に定植してみよう。

     

No5:スナックエンドウ(ツルなしホルンスナック)
栽培期間/2008.11月~2009.4月

豆類は酸性に弱いと聞き
ボラ土には
普段より多めに有機石灰とくん炭を混ぜた。

<左:ボラ土><右:リサイクル培養土>

発芽後から収穫まで
若干だが永田の方が生育が良く
収穫量も3:2の割合で永田が多かった。

これからのエンドウ類は永田で決定。


栽培期間/2009.10月~2010.4月
(2回目)

スナックの他に絹さやにも挑戦、
前年、永田で調子良かったので
全て永田で。
  
<絹さや(ツル有り)><スナップ(ツル無し)>

ウドンコとハモグリバエにやられながらも
沢山収穫出来、満足。

     

No6:自家採種プチトマト(赤)
栽培期間/2009.1月~2009.7月

ジフィーストリップに普通の土で種蒔き
ポリポットあげからボラ土
(+有機石灰+バーミキュライト)を使う。

甘味・酸味のバランスが良い
美味しいトマトがたくさん実った。

     

No7:ミニトマト(サカタのタネ・オレンジキャロル)
栽培期間/2009.2月~2009.7月

<ボラ土(永田)> <普通の土>

種まきの時から
2種の土で生育比較をした。
生育具合、味、収量とも、大差なし。

ミニトマトはどちらの土でも良い。
これからは永田で行く予定。        

     

No8:アイスプラント
栽培期間/2009.3月~2009.6月

種まきから約1月半後           

<上↑:ボラ土><下↓:普通の土>

発芽率が良かったのはボラ
生育が早いのは普通の土。

ボラでも悪くは無いが
普通の土を使う方が無難かも。

     

No9:サツマイモ
栽培期間/2009.6月~2009.10月

食べた芋のシッポから芽出しをし
そのままのボラ土で袋栽培。

小さい芽で
斜め植えもしなかったのに
3個の芋が採れた。
ちゃんとツルを作り
斜めに植えれば収量upも可能?


栽培期間/2010.5月~2010.11月
(2回目)

買って食べた安納芋からツルを作り
2種の土で袋栽培。

<左:リサイクルボラ土>
<右:リサイクル培養土>
               
収量では若干普通の土の方が多かったが、
ボラ土の方が形が丸く
甘さも極上!
砂地が合うとされるサツマイモ栽培は
ボラ土が向いているのだろう。

     

No10:芽キャベツ
栽培期間/2009.8月~2010.3月

苗を購入して定植
どちらも根切りはせず。
  
<左:ボラ土><右:普通の土>

左は下の方の↑芽が小さいが
右は下から上まで↑玉が揃っている。
ただ、この画像では分かりづらいが、
じつは左の株の方が少し背が高く
大きな芽の数は大差ない。

芽キャベツは、どちらでも良い。

     

No11:カリフラワー
栽培期間/2009.9月~2009.12月

苗を購入して根を切らずに
リサイクル済みボラ土に定植
↓定植から70日目。

<左:バイオレットクイーン>
<右:連山>

この頃まで好調だったが
この後、連山の方は萎れて枯れる
(原因不明)
バイオレットクイーンは
立派なサイズが収穫出来た。

     

No12:落花生
栽培期間/2009.5月~2009.10月

<左:リサイクルボラ土>
<右:普通の土>


ボラ土の方が生育が良く見えるが、
普通の土の方は初期
葉ダニにやられて弱っていたため差がある。

結果、今回はどちらが良いか分からず。

     

あくまで素人が試した
個人の感想です。


今、永田で育てている野菜たちも、
結果が出たら、ここに追記していきます。
        
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プランター永田農法の土

2009-03-08 08:00:01 | 永田農法日記
           ”永田農法”のキーワードで検索して、
          このブログに、来て下さる方も多いようです。

        それで今回は”プランター永田農法の土”の
     かなんりょう流の作り方、リサイクルの仕方、を紹介します。


     ただ私は、永田農法のベテランでも、崇拝者でもありません。

           ここ宮崎ではボラ土が安く手に入るのと、
          普通の土と比べてリサイクルが簡単なので、
     「とにかく、やってみよう」とチャレンジしているところです。

            まだ、プランター永田の1年生です。

                         

       まずこれが、プランターでの永田農法に向くとされる
               ↓日向土(細粒)です。
     
                 宮崎で産出され、
       ボラ土の名前で、ホームセンター等に売ってあります。
   (日向土と、このボラ土が、全く同じ物なのかどうかは分かりません)

                 いちばん初めに、
       湿っているので、レジャーシートに広げて乾かします

           完全に乾いたら、有機石灰を混ぜます
           ボラ土は酸性なので中和するためです。
     
            (左にあるのは、永田専用液肥)
           
      ウチでは、pHを計る機具もないので、分量は適当です。
            プランターのボラ土に直接まく時は、
         表面が白く覆われるくらいを目安にしています。

     
             ↑ポリペールに入れて保管。

     使う時に、くん炭バーミキュライトを混ぜることもあります。
     
         くん炭は、酸性中和や保水性を高めるため。
        (私の中では、気休めで使っている感覚です)

        バーミキュライトは、水持ちを良くするためです。
            普段は1割弱(全く入れないことも)
       夏場などは、ボラ土と半々が良いとも言われています。
             
                         

              次にリサイクルの方法です。

            大まかに根などのゴミを取り除き
      水と一緒にポリペールに入れて、数日つけておきます。      
     

       天気のいい日に、レジャーシートに広げ乾燥させて
            手で取れる程度のゴミを除いたらOK

      新しいボラ土と同じで、有機石灰を混ぜて保管します。

                         

            この土を使って野菜を植え付けます。
         元肥ナシで、週1回の液肥が基本の育て方です。

            ボラ土を今まで使ってきての感想は、
  野菜によって、または成長段階によって、向き不向きが有るようです。

        これからも色々な野菜で色々な育て方を試して、
    「ボラ土と上手く付き合っていく方法」を見つけたいと思います。


                              
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永田農法の土

2008-10-04 14:46:21 | 永田農法日記
   チラシにボラ土(=日向土ノハズ)の特売がのっていました!

        つい先日、買ったばかりで、予備もあり、
       もういらないかも・・・と思いつつ、2袋購入。

          だって1袋18ℓ入りで¥98
             安すぎるんだもの!

  

       ↑今回は、くん炭とバーミキュライトも一緒に。
   ( くん炭12ℓ¥525、 バーミキュライト10ℓ¥395 )


        くん炭は、図書館で借りた永田の本に、
 「水分蒸発を緩和するマルチとして、日向土の表面にまくと良い」
        というような説明が、あったのですが、

       せっかく明るい色で、見た目の良いボラ土が、
      黒くなるのが嫌で、今まで使ってませんでした。
          (酸性中和の効果も有り)


    また、バーミキュライトは、私の持っているこの本↓で

  
<「しっかり育つよ!ベランダ永田農法」たなかやすこ/集英社be文庫>

      夏場のトマト栽培など、水の切れやすい時は、
     日向土に混ぜて、保水性をアップさせていました。

                        

            今回、初めてこれらを混ぜて、
       グレードアップした永田農法(もどき)の土を
              作ってみます。

       ↓まず、ボラ土は、ザルに入れて洗います。

  

            赤茶の水が出てきます。

(私の知る限り、永田の説明に「日向土を洗え」とは出てきません)

  私が洗わないで使っていた頃、プランターに水やりする度、
        周囲に赤茶色の水が流れるのが嫌で
            洗うことにしました。

         水を捨て、もう1度洗ってから、
くん炭、バーミキュライト、有機石灰を少量づつ混ぜて出来上がりです。
          (分量は、適当に)←コラー!


  ↓ザルからこぼれて、洗い桶の水に残った、超細粒のボラ土。
  

       ↑左にある棒は、比較のための爪楊枝です。

              これを乾かして、
    種まきの時、上からかける目土にしようかと考えています。
          (なんて、ナイスアイデア!)


     さぁ、何か育てて、その結果をお伝えしなくては!


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ウワサにきく 永田農法

2008-08-31 00:09:38 | 永田農法日記
                           『プランター菜園』


 野菜を育て始めると、<永田農法>というコトバに出会う人は
多いと思います。
 私もなんとなくは知っていました。

 やってみようという気は無かったのですが、知識として一応
押さえとかないと・・・という訳で、本を読んでみました。

   左:買った本       右:図書館で借りた本
  

           <永 田 農 法 >
簡単にいえば、限界まで水を控え、与える時は液肥。   
アメとムチみたいな、別名スパルタ農法です。      

苗の植え付け時に、土を洗い流して(余分な肥料を落とす)
根を2~3㎝に切る(細かい良い根を出させる)のが特徴。

                      

 私が知らなかったことが有りました。
 プランターで永田農法をやる場合、土は日向土(ひゅうがつち)
という物のみを使うということです。(元肥は必要なし液肥のみ)

 心ひかれたのが、その日向土の再利用の方法です。
 混ざっている古い根を取り除き、容器に入れて水をひたひたに
注ぎます。その上をビニルシートで覆って、日光に2~3日当てれば
OKなのです。

 普通の土と比べると、えらく簡単じゃないですか!
再生用の土とか買わなくて良いんですよ!トキメイテしまいました。

                      

 というトコロで、はて日向土とは?初めて聞いたぞと、ネットで
検索してみました。

            < 日 向 土 >
    宮崎県日向地方から産出される、多孔質で軽量な 
    土壌の排水性を高める園芸用土です。                  
    一見は鹿沼土ににていますが、            
    高温殺菌処理を施された軽石です。          
    別名 <ボラ土>                     

 え~っ!!
 私、宮崎在住です。
 ボラ土なら知ってますとも!
ホームセンターに、すっごく安くで売ってあります。
安いから大粒を、鉢底石として使っています。
 そのボラ土の細粒が、プランターでの永田農法の必需品なんで
すって!

 これはもう、やってみるしかないでしょう!

 永田をチャレンジした、いろんな人のブログを見ると「失敗した」
「ダメだった」というのも多いんですけど。
試してみる価値は有り、と判断しました。

 とりあえず、ジャガイモからか?!


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