ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

元アメリカ海兵隊員、体験に基づく言葉 1/2

2017-02-13 08:43:38 | 戦争

 2月11日の東京新聞朝刊「あの人に迫る」で、元アメリカ海兵隊員で退役後はベテランズ・フォー・ピース(平和を求める元軍人の会)メンバーとして活動しているマイク・ヘインズさん(40)が紹介されていました。
 ヘインズさんはジョージア州出身で、愛国心が強い地域で育ち、幼少期から遊びの延長で軍隊的価値観をすりこまれ、戦争に関するものが楽しい思い出に彩られ、兵隊になることにまったく抵抗がなかったそうです。むしろ憧れの対象として見ており、高校卒業後海兵隊に入隊。2003年に占領軍の特殊部隊員として3か月間イラクに赴任してイラク戦争に従軍。
 イラクでは毎日2~4回は民家を襲撃。入り口を爆発させて中に入り、住民を尋問したり、若い男性は逮捕して連行して尋問。連れて行かれた人はほとんどが生きて帰れていないとのこと。
 
 記事から抜粋します。

●3か月の実戦体験で負った心的外傷後ストレス障害(PTSD)を癒すのに10年
 ぼくがバクダッドに派遣されたミッションは「テロと戦ってこい」だったが、自分がやっていることがテロだと思うようになりました。
 (退役後)周りに溶け込めず、ふさぎ込みました。他人と自分を責め、ようやくみんなに話せるようになるのに10年かかりました。戦争は兵隊たちを追いかけてきます。
 社会に復帰しても、どんな態度をとるのか。家庭内暴力(DV)も生まれる、自殺した友達もいます。戦争は終わらない。ずっと追いかけてくるんです。
 米軍の兵士は退役後、毎日20人自殺している。戦場で衝撃的なことがあり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になり、立ち直れない人たちがたくさんおり、おびただしい数の人たちが自殺している。戦争で死んだ数より自殺者の方が上回っています。

 戦争によってすべてが悪化する、ということを皆さんと共有したい。南スーダンに派遣されている自衛隊が駆け付け警護で、武器の使用を許されました。必ず流血事件に発展する。日本の国連平和維持活動(PKO)の五原則の一つである、停戦合意が破られている状態で自衛隊を行かせており、問題です。

 戦争によるPTSDはとても長期間、本人だけでなく、周りも苦しめる。戦死者より自殺者のほうが多いとは。「戦争は終わらない。ずっと追いかけてくる」……。
 戦争しちゃいけない。日本はアメリカに追随しちゃいけない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿