(1)「週刊文春」が、中国産食材の“安全性”について、すさまじい告発キャンペーンを張っている。キャンペーンは3月28日号に始まり、4月4日号、4月11日号、4月18日号、4月25日号、そして5月2・9日ゴールデンウィーク合併号で第6弾になる。
(2)中国から輸入される食糧は、年間でおよそ400万トン。
水産物において、日本は全輸入量の18.2%を中国に頼り、農産物はアメリカに次いで2位。全輸入量の10.5%が中国からだ。もはや中国抜きに日本の食糧事情は語れない。
それらのことごとくが日本の食品衛生法を犯している・・・・ことが、キャンペーンの骨子。厚生労働省が摘発した中国産食品の最新リストをもとに、編集部が作成した一覧に読者社喫驚するだろう。それらは、こんな感じで記載されている。
(a)品名・・・・活あさり・冷蔵あさり・殻付きあさり・レトルト殺菌あさり
(b)検出される毒性物質・・・・プロメトリン(除草剤)
(c)備考・・・・平成24年度厚労省発表の輸入違反事例によれば、水産物の中でもっとも違反が多かった。中国の海や河川は工場の排水による重金属類や畑から流れた農薬、糞尿などで汚染が深刻となっている。川から海へ流れた汚染物質を貝が食べてしまい、有毒物質を体内に溜め込む結果に。
(3)(2)の伝であげられている60品目は次のとおり。
(a)活うなぎ、蒲焼きうなぎ、活はまぐり、天然活はも、生食用冷蔵むき身ウニ、イカ丸ごと唐揚げ、焼きちくわ(魚肉ねり製品)、かに風味かまぼこ、シマガツオ西京焼き、ズワイガニフレーク、ゆでだこ、ネギトロ(冷凍)、しめさば(冷凍)、しゃこ類(冷凍)、たいらぎ類(生食用冷凍)、たこ焼き(冷凍)、牡蛎フライ(冷凍)、さんま揚げ(冷凍)、養殖むき身エビ(冷凍)、エビフライ(冷凍)、冷凍トラフグ(養殖)、米、うるち精米、いったピーナッツ、大粒落花生、小松菜、菜の花、福神漬け、つぼ漬け・刻みタクアン、塩蔵ごぼう、れんこん水煮、スイートコーン(レトルト殺菌)、ブロッコリー、ほうれん草(冷凍)、塩味えだまめ(冷凍)、ねぎ(冷凍)、アスパラガス(冷凍)、ピーマン(冷凍)、にんにく(冷凍)、乾燥大根の葉、乾燥しいたけ、乾燥きくらげ、乾燥ぜんまい、シロップ漬けあんず、米菓久助あられ、油条(揚げパン)、ハトムギ、プーアル茶、野菜ジュース、ウーロン茶、辣油ソース、とうがらし、人工甘味料、チヂミ(冷凍)、ギョウザ(冷凍)、炭火つくね串、ソーセージ、ローストンカツ、羊のしゃぶしゃぶ。
(b)プロメトリン、マラカイトグリーン(動物用医薬品)、ロイコマカライトグリーン、トリフルラリン(除草剤)、腸炎ビブリオ、大腸菌群、下痢性貝毒、スルファメトキサゾール(抗菌剤)、クロルテトラサイクリン(抗菌剤)、内臓の不完全除去、カドミウム、カビ、アフラトキシン(カビ毒)、スクラロース(人工甘味料)、サッカリンナトリウム、二酸化硫黄、ハロキシホップ、アルジカルブスルホキシド(殺虫剤)、アメトリン(除草剤)、ジフェノコナゾール(殺菌剤)、クロルピリホス(殺虫剤)、放射線照射を検知、アセトクロール(除草剤)、クロルピリホス(殺虫剤)、ポリソルベート80(乳化剤)、TBHQ(酸化防止剤)、アフラトキシン(カビ毒)、フィプロニクル(農薬)、サイクラミン酸ナトリウム(チクロ)、黄色ぶどう球菌、等々。
これらのそれぞれに身も凍るような「備考」が付く。
昨年、絶滅危惧種に指定されたハマグリはほとんど輸入に頼らざるを得ず、そのうち中国産は95.8%を占める。1988年には、上海で汚染されたハマグリを食べ30万人以上がA型肝炎に感染した。
大腸菌のように下痢、嘔吐、頭痛を伴う毒性物質や、発癌性のある農薬を残留させたまま輸入される農産物が多いことも、これらの一覧が教えている。
(4)キャンペーン第2弾では記者が中国に飛び、作物の生産現場をルポする。悪環境の農地で、いかに危険なことか承知の上で栽培している野菜が日本に入ってきている。
<例1>上海市を流れる黄浦江に、今年3月、大量の豚の死骸が漂流した。その数およそ1万体。現地で記者は、腐乱した豚の死骸や飛び出た内臓などがぷかぷかと浮く川面を目撃した。
中国では、伝染病などで病死した豚も取り引きされ、ミートソースなどの加工品に使われていたが、昨年、取引業者らが相次いで摘発されたため、行き場を失った豚の死骸が次から次へと投棄されたのだ。
ちなみに、上海市当局は、一部の豚が豚サーコウィルスに感染していた事実は認めたが、人間へは感染せず、水質への問題もない、などと述べた。
ちなみに、その黄浦江ではエビ漁に従事する漁師がいて、浮遊する豚を尻目に漁に勤しみ、獲ったエビは上海市のレストランに売られている。
<例2>中国最大の農作物生産地、山東省沿岸部。ここで穫れる農作物の約4分の1が日本に輸出されている。中国一の野菜卸売市場から車を15分ほど走らせると、突然、川の色が変わり、異臭が鼻孔を刺激する。緑色に変色した川には、ゴミに混じって油が浮き、このどぶ川のような川の水が無数に点在するビニールハウスに引かれている。
つまり、汚水を吸って育った作物が、日本に輸出されている。
川の上流にはレアアース工場があり、川に排水を流している。その工場の煙突からはもうもうと煙が上がり、近づくと靄のように視界をふさぎ、無数のハエがたかってくる。そして、その工場を取り囲むように、養鶏場と麦畑が広がっている。
農民は儲けるために農薬を濫用する。農薬や化学肥料の販売者も、安全性より農業資材業者の利益優先。だから安全性は二の次。農民としては、安くて良く育つ農薬が欲しい。だから中身が何だかわからないまま危険な農薬を買い、使う。【日本の農業団体の中国担当者】
食品輸入の際に行なわれる「モニタリング検査」は、全輸入量の1割程度だから残りの9割は検疫をスルーして国内に入ってくる。しかも、そのモニタリング検査は輸入食品の流通を止めずに入っている。本来は一度輸入を留め置いて検査すべきなのに、結果が出たときにはすでに消費者の口に入っていることもある、という杜撰なものだ。【小倉正行・食糧問題専門家】
(6)中国産の水、氷、ソーセージ、タナゴ、鶏肉、そば、そば粉、おでん(練り物)、肉まん、レーズン、揚げパン、ウーロン茶、紅茶、ニラ、果汁ジュース、いちご、上海ガニ、地構油、即席ラーメン、辛い味つけの肉、煮込み類、火鍋、小麦粉、ポップコーン、醤油、塩、もやし、ザーサイ、春雨、ビーフン、唐辛子ペースト(辣油、チリソース)、清涼飲料水、酒類は気をつけたほうがよい。
昨年5月、紅茶メーカーのリプトンはWHOが使用を禁じている農薬を使った茶葉を販売している、と環境NGOに暴露された。
今年1月、中国のケンタッキーフライドチキンが使用していた鶏肉から基準値以上の成長促進剤、抗生物質が検出された。
スーパーやコンビニで売られている“プライベートブランド”も、中国産の食材を使用していることが多い。だから安い。さらに、激安のファストフードや外食産業、意外なところでは社員食堂でも中国産の野菜等を使用している企業もある。
<例>うどんの場合、「国産小麦粉100%使用」と商品の表面に明記してあるものを選んで買うようにしたほうがよい。ずるい会社は、たとえ讃岐うどんと書いていても、国産の小麦粉を何%使用しているか明記しない。中国から小麦を輸入し、国産と混ぜあわせて日本で加工すると“讃岐うどん”になってしまう。【椎名玲・食品ジャーナリスト】
ミックス野菜のように、数種類の野菜が入っているような場合、ひとつの野菜の分量が50%を超えなければ、原産地の表示義務はない。つまり、具材が均等に入っていれば、それらはどこで栽培されたのかわからない。
安いには安いなりのワケがあるのだ。
(7)「週刊文春」のキャンペーンは第5弾を迎え、いよいよ各論に入った。外食チェーン全32社・実名アンケートに踏み切った。「使用している中国産食品」「品目数」「安全管理体制」の3点を質問した。
すかいらーく(ガスト、ジョナサン等)、サイゼリヤ、ジョイフル、セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ等)、ゼンショー(すき家、なか卯等)、三光マーケティングフーズ(東京チカラめし等)、松屋フーズ(松屋)、吉野屋HD(吉野屋)、王将フードサービス(餃子の王将)、ハイデイ日高(日高屋)、コロワイド(甘太郎等)、モンテローザ(魚民、笑笑、白木屋等)、レインズインターナショナル(牛角、土間土間等)、テラケン(さくら水産)、大庄(庄や等)、ワタミ(和民等)、カッパ・クリエイト(かっぱ寿司)、くらコーポレーション(くら寿司)、元気寿司、小僧寿し、オリジン東秀(オリジン弁当、中華東秀等)、ハークスレイ(ほっかほっか亭)、プレナス(ほっともっと、やよい軒)、ドミノ・ピザ、フォーシーズ(ピザーラ)、大戸屋ごはん処、壱番屋(CoCo一番屋)、シダックス、ダイタンフード(富士そば)、ダスキン(ミスタードーナツ)、リンガーハット・・・・の全32社。
結論から言えば、中国産の原材料を利用していないところは、庄やとリンガーハットの2社のみだ。
他の30社は、料理の一部で何かしら中国産原料を使っている。
もっとも多かったところがくら寿司で40品目、次いでピザーラの32品目、餃子の王将で約20点、使用食材全体の約2割を中国産食材が占めると答えたのが元気寿司、約18%がオリジン弁当。その他の企業の使用品目数は1桁台がほとんどだ。
詳細はHPに記載されている、と答えたのはジョイフル、かっぱ寿司の2社。
かっぱ寿司のHPには、中国産の食材が60品目以上もあった。ほとんどに中国産が使われているからHPを見てくれと答えたのかも。
回答は控える、と答えたのが甘太郎、レインズインターナショナル(牛角、土間土間)、さくら水産、プレナス(ほっともっと、やよい軒)、ドミノ・ピザ、シダックスの6社。事実上の取材拒否だ。
“回答なし”が、東京チカラめし、ほっかほっか亭、富士そばの3社。
□降旗学([ノンフィクションライター)「週刊文春がキャンペーン・中国産食材は大丈夫か!? そして、日本の外食産業は……? ~新聞週刊誌三面記事を読み解く 【第29回】 2013年4月26日」(DIAMOND online)
【参考】
「【食】【TPP】原産地表示の抜け道 ~食のグローバル化~」
「【食】中国食品の有害物質混入、表示偽装 ~黒心食品~」
「【食】中国産薬漬け・病気鶏肉を輸入する日本マクドナルド・その後」
「【食】中国産薬漬け・病気鶏肉を輸入する日本マクドナルド」
↓クリック、プリーズ。↓
(2)中国から輸入される食糧は、年間でおよそ400万トン。
水産物において、日本は全輸入量の18.2%を中国に頼り、農産物はアメリカに次いで2位。全輸入量の10.5%が中国からだ。もはや中国抜きに日本の食糧事情は語れない。
それらのことごとくが日本の食品衛生法を犯している・・・・ことが、キャンペーンの骨子。厚生労働省が摘発した中国産食品の最新リストをもとに、編集部が作成した一覧に読者社喫驚するだろう。それらは、こんな感じで記載されている。
(a)品名・・・・活あさり・冷蔵あさり・殻付きあさり・レトルト殺菌あさり
(b)検出される毒性物質・・・・プロメトリン(除草剤)
(c)備考・・・・平成24年度厚労省発表の輸入違反事例によれば、水産物の中でもっとも違反が多かった。中国の海や河川は工場の排水による重金属類や畑から流れた農薬、糞尿などで汚染が深刻となっている。川から海へ流れた汚染物質を貝が食べてしまい、有毒物質を体内に溜め込む結果に。
(3)(2)の伝であげられている60品目は次のとおり。
(a)活うなぎ、蒲焼きうなぎ、活はまぐり、天然活はも、生食用冷蔵むき身ウニ、イカ丸ごと唐揚げ、焼きちくわ(魚肉ねり製品)、かに風味かまぼこ、シマガツオ西京焼き、ズワイガニフレーク、ゆでだこ、ネギトロ(冷凍)、しめさば(冷凍)、しゃこ類(冷凍)、たいらぎ類(生食用冷凍)、たこ焼き(冷凍)、牡蛎フライ(冷凍)、さんま揚げ(冷凍)、養殖むき身エビ(冷凍)、エビフライ(冷凍)、冷凍トラフグ(養殖)、米、うるち精米、いったピーナッツ、大粒落花生、小松菜、菜の花、福神漬け、つぼ漬け・刻みタクアン、塩蔵ごぼう、れんこん水煮、スイートコーン(レトルト殺菌)、ブロッコリー、ほうれん草(冷凍)、塩味えだまめ(冷凍)、ねぎ(冷凍)、アスパラガス(冷凍)、ピーマン(冷凍)、にんにく(冷凍)、乾燥大根の葉、乾燥しいたけ、乾燥きくらげ、乾燥ぜんまい、シロップ漬けあんず、米菓久助あられ、油条(揚げパン)、ハトムギ、プーアル茶、野菜ジュース、ウーロン茶、辣油ソース、とうがらし、人工甘味料、チヂミ(冷凍)、ギョウザ(冷凍)、炭火つくね串、ソーセージ、ローストンカツ、羊のしゃぶしゃぶ。
(b)プロメトリン、マラカイトグリーン(動物用医薬品)、ロイコマカライトグリーン、トリフルラリン(除草剤)、腸炎ビブリオ、大腸菌群、下痢性貝毒、スルファメトキサゾール(抗菌剤)、クロルテトラサイクリン(抗菌剤)、内臓の不完全除去、カドミウム、カビ、アフラトキシン(カビ毒)、スクラロース(人工甘味料)、サッカリンナトリウム、二酸化硫黄、ハロキシホップ、アルジカルブスルホキシド(殺虫剤)、アメトリン(除草剤)、ジフェノコナゾール(殺菌剤)、クロルピリホス(殺虫剤)、放射線照射を検知、アセトクロール(除草剤)、クロルピリホス(殺虫剤)、ポリソルベート80(乳化剤)、TBHQ(酸化防止剤)、アフラトキシン(カビ毒)、フィプロニクル(農薬)、サイクラミン酸ナトリウム(チクロ)、黄色ぶどう球菌、等々。
これらのそれぞれに身も凍るような「備考」が付く。
昨年、絶滅危惧種に指定されたハマグリはほとんど輸入に頼らざるを得ず、そのうち中国産は95.8%を占める。1988年には、上海で汚染されたハマグリを食べ30万人以上がA型肝炎に感染した。
大腸菌のように下痢、嘔吐、頭痛を伴う毒性物質や、発癌性のある農薬を残留させたまま輸入される農産物が多いことも、これらの一覧が教えている。
(4)キャンペーン第2弾では記者が中国に飛び、作物の生産現場をルポする。悪環境の農地で、いかに危険なことか承知の上で栽培している野菜が日本に入ってきている。
<例1>上海市を流れる黄浦江に、今年3月、大量の豚の死骸が漂流した。その数およそ1万体。現地で記者は、腐乱した豚の死骸や飛び出た内臓などがぷかぷかと浮く川面を目撃した。
中国では、伝染病などで病死した豚も取り引きされ、ミートソースなどの加工品に使われていたが、昨年、取引業者らが相次いで摘発されたため、行き場を失った豚の死骸が次から次へと投棄されたのだ。
ちなみに、上海市当局は、一部の豚が豚サーコウィルスに感染していた事実は認めたが、人間へは感染せず、水質への問題もない、などと述べた。
ちなみに、その黄浦江ではエビ漁に従事する漁師がいて、浮遊する豚を尻目に漁に勤しみ、獲ったエビは上海市のレストランに売られている。
<例2>中国最大の農作物生産地、山東省沿岸部。ここで穫れる農作物の約4分の1が日本に輸出されている。中国一の野菜卸売市場から車を15分ほど走らせると、突然、川の色が変わり、異臭が鼻孔を刺激する。緑色に変色した川には、ゴミに混じって油が浮き、このどぶ川のような川の水が無数に点在するビニールハウスに引かれている。
つまり、汚水を吸って育った作物が、日本に輸出されている。
川の上流にはレアアース工場があり、川に排水を流している。その工場の煙突からはもうもうと煙が上がり、近づくと靄のように視界をふさぎ、無数のハエがたかってくる。そして、その工場を取り囲むように、養鶏場と麦畑が広がっている。
農民は儲けるために農薬を濫用する。農薬や化学肥料の販売者も、安全性より農業資材業者の利益優先。だから安全性は二の次。農民としては、安くて良く育つ農薬が欲しい。だから中身が何だかわからないまま危険な農薬を買い、使う。【日本の農業団体の中国担当者】
食品輸入の際に行なわれる「モニタリング検査」は、全輸入量の1割程度だから残りの9割は検疫をスルーして国内に入ってくる。しかも、そのモニタリング検査は輸入食品の流通を止めずに入っている。本来は一度輸入を留め置いて検査すべきなのに、結果が出たときにはすでに消費者の口に入っていることもある、という杜撰なものだ。【小倉正行・食糧問題専門家】
(6)中国産の水、氷、ソーセージ、タナゴ、鶏肉、そば、そば粉、おでん(練り物)、肉まん、レーズン、揚げパン、ウーロン茶、紅茶、ニラ、果汁ジュース、いちご、上海ガニ、地構油、即席ラーメン、辛い味つけの肉、煮込み類、火鍋、小麦粉、ポップコーン、醤油、塩、もやし、ザーサイ、春雨、ビーフン、唐辛子ペースト(辣油、チリソース)、清涼飲料水、酒類は気をつけたほうがよい。
昨年5月、紅茶メーカーのリプトンはWHOが使用を禁じている農薬を使った茶葉を販売している、と環境NGOに暴露された。
今年1月、中国のケンタッキーフライドチキンが使用していた鶏肉から基準値以上の成長促進剤、抗生物質が検出された。
スーパーやコンビニで売られている“プライベートブランド”も、中国産の食材を使用していることが多い。だから安い。さらに、激安のファストフードや外食産業、意外なところでは社員食堂でも中国産の野菜等を使用している企業もある。
<例>うどんの場合、「国産小麦粉100%使用」と商品の表面に明記してあるものを選んで買うようにしたほうがよい。ずるい会社は、たとえ讃岐うどんと書いていても、国産の小麦粉を何%使用しているか明記しない。中国から小麦を輸入し、国産と混ぜあわせて日本で加工すると“讃岐うどん”になってしまう。【椎名玲・食品ジャーナリスト】
ミックス野菜のように、数種類の野菜が入っているような場合、ひとつの野菜の分量が50%を超えなければ、原産地の表示義務はない。つまり、具材が均等に入っていれば、それらはどこで栽培されたのかわからない。
安いには安いなりのワケがあるのだ。
(7)「週刊文春」のキャンペーンは第5弾を迎え、いよいよ各論に入った。外食チェーン全32社・実名アンケートに踏み切った。「使用している中国産食品」「品目数」「安全管理体制」の3点を質問した。
すかいらーく(ガスト、ジョナサン等)、サイゼリヤ、ジョイフル、セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ等)、ゼンショー(すき家、なか卯等)、三光マーケティングフーズ(東京チカラめし等)、松屋フーズ(松屋)、吉野屋HD(吉野屋)、王将フードサービス(餃子の王将)、ハイデイ日高(日高屋)、コロワイド(甘太郎等)、モンテローザ(魚民、笑笑、白木屋等)、レインズインターナショナル(牛角、土間土間等)、テラケン(さくら水産)、大庄(庄や等)、ワタミ(和民等)、カッパ・クリエイト(かっぱ寿司)、くらコーポレーション(くら寿司)、元気寿司、小僧寿し、オリジン東秀(オリジン弁当、中華東秀等)、ハークスレイ(ほっかほっか亭)、プレナス(ほっともっと、やよい軒)、ドミノ・ピザ、フォーシーズ(ピザーラ)、大戸屋ごはん処、壱番屋(CoCo一番屋)、シダックス、ダイタンフード(富士そば)、ダスキン(ミスタードーナツ)、リンガーハット・・・・の全32社。
結論から言えば、中国産の原材料を利用していないところは、庄やとリンガーハットの2社のみだ。
他の30社は、料理の一部で何かしら中国産原料を使っている。
もっとも多かったところがくら寿司で40品目、次いでピザーラの32品目、餃子の王将で約20点、使用食材全体の約2割を中国産食材が占めると答えたのが元気寿司、約18%がオリジン弁当。その他の企業の使用品目数は1桁台がほとんどだ。
詳細はHPに記載されている、と答えたのはジョイフル、かっぱ寿司の2社。
かっぱ寿司のHPには、中国産の食材が60品目以上もあった。ほとんどに中国産が使われているからHPを見てくれと答えたのかも。
回答は控える、と答えたのが甘太郎、レインズインターナショナル(牛角、土間土間)、さくら水産、プレナス(ほっともっと、やよい軒)、ドミノ・ピザ、シダックスの6社。事実上の取材拒否だ。
“回答なし”が、東京チカラめし、ほっかほっか亭、富士そばの3社。
□降旗学([ノンフィクションライター)「週刊文春がキャンペーン・中国産食材は大丈夫か!? そして、日本の外食産業は……? ~新聞週刊誌三面記事を読み解く 【第29回】 2013年4月26日」(DIAMOND online)
【参考】
「【食】【TPP】原産地表示の抜け道 ~食のグローバル化~」
「【食】中国食品の有害物質混入、表示偽装 ~黒心食品~」
「【食】中国産薬漬け・病気鶏肉を輸入する日本マクドナルド・その後」
「【食】中国産薬漬け・病気鶏肉を輸入する日本マクドナルド」
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中国工場で製造された物を食べた
タコから濃厚な塩素の味がした
塩素には強い毒性があります。
死にたくないので全部捨てました。
中国産の原材料にとどまらず、中国製の食品の場合
加工工程で毒物を混入することがあります。
消毒に毒物を使うことが正当であると主張できるなら、それが中国での常識なんでしょう。
中国では原材料を塩素消毒して加工する。
たこ焼きのタコについての事のため
原材料として輸入したタコには塩素が浸透していると思って良い
消毒の工程についてのことであるため、その他の生鮮食品についても同様です。