「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの随想:故郷新津(秋葉区)の春…ツクシ・フキノトウそして水芭蕉

2008年03月26日 | 時事随想
東京も、ソメイヨシノが開花し始め、春のお花見シーズンになりました。



教室近くの三分咲きの桜


ちらほら桜の花が開花し始めた23日(日)、まだ明けやらぬ東京を後に、私は実家の用事で、新潟に帰省しました。

やはり、新潟は雪国。新幹線がトンネルを越えると、そこはまだ一面の銀世界。

私の実家は、以前新津市と呼ばれた町でした。

鉄道の町・石油の町として、その道のファンには知られた所でした。

日本における油田開発の発祥の地とも言うべき所で、私の幼少のころでさえ、秋葉山(あきはやま)の周辺では、ギーコ・ギーコと言う音を出しながら、石油の掘削の機械が動いていました。

町の中を流れる能代川(のうだいがわ)の川面は、油でギラギラしていたのを覚えています。

そんな川でもフナなどがいて、脂ぎった(いや、油ぎった)フナを、友達とよく釣ったものでした。



また、私の通った小学校の同級生の半数以上が、旧国鉄の職員の子弟でした。

新津は、信越線・磐越西線・羽越線が通り、交通の要衝として栄えた町でした。

以前は、町に操車場があり、線路をまたぐ渡線橋の上から、その下を行ったり来たりする汽車を見ることが出来ました。

子供のころ、その汽車からファ・ファと勢いよく出てくる煙の中に入るために、渡線橋の上を右往左往したものでした。

現在新津は、新幹線のルートからはずれ、昔の面影はありません。

しかし、時々都内のJRの電車製造場所を表すプレートが、新津になっているものがあり、嬉しくなります。



私の学年は、団塊の世代よりは少し後でしたが、それでも私の通っていた小学校は、1学年500名近くはいたのではないかと思います。

したがって、全校集会は、3000名ほどの生徒が、体育館に集合しました。

私は、小5の時、児童会の副会長をしていました。

児童会役員は、児童会で決まったことを、その全校集会で発表します。

あまりにも多い生徒の熱気で、後ろの生徒がかすんで見えるような感覚がした壇上で、私もその生徒の多さに緊張したことを思い出します。

子供達が大勢いて、至る所で子供の遊ぶ声が聞こえたのは、もうずっと昔のように感じます。

いまでは、少子高齢化の影響か、老人だけが目につく町になってしまったようです。

町の商店街は、私の子供のころは、結構賑わっていたように思うのですが、いまでは地方都市の例に漏れず、中心街は寂れています。

郊外に、大きな駐車場を持つ、ショッピング施設ができて、そちらの方が今では栄えているようです。

そんな私の故郷である新津市は、今は無くなり、現在では新潟市の秋葉区となりました。故郷が無くなったような、一抹の寂しさを覚えます。



今回、公園としてその周りが整備されている、秋葉湖の水芭蕉が満開だというので、見に行きました。



秋葉湖近くの水芭蕉


尾瀬まで行かなくとも、結構きれいに咲いた水芭蕉を見ることが出来ました。



秋葉湖近くの水芭蕉


また、その周辺には、ツクシやフキノトウなども芽を出していました。



ツクシが芽を出していました


私は、フキノトウを取ってきて、蕗味噌を作ってみました。苦みのある蕗独特の風味が、春の訪れを感じさせました。

ツクシも取ってきたので、ツクシの煮付けに初チャレンジしようと思いました。

ツクシのはかま(私もレシピで初めて知ったのですが、節ごとについているギザギザなもの)を取っているうちに、大きくなりすぎた、かわいらしくないツクシを見ているうちに、食指が動かなくなり、またの機会にすることとしました。



咲き始めた桜


そんな故郷の春を味わった翌日の午前中には、私は中央区にある教室に出て、仕事に就いていました。

あわただしい都会、のんびりした田舎。

めまぐるしく変化する都会、昔とあまり変わらない風景の田舎。

人口が再び集中し始めた都心、少子高齢・過疎化し続ける田舎。

その落差が、年々大きくなってくるようです。



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