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「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの「四季を楽しむ」:春を味わう

2025年03月16日 | 時事随想

 スーパーに出かけると、春を感じる食材が目につきます。今日はそうした食材を買ってきて料理しましたので、そのことについて綴ります。まずは、フキです。比較的価格も安く手に入りやすい食材です。フキの煮物を作りました。

 

 ごま油で若干炒めた後、鷹の爪を入れて煮込みました。フキの若干の苦みと風味を楽しむことができました。フキノトウがあれば購入しようと思いましたが、店には出ていませんでした。フキ味噌も、春を代表する味だと思います。

 アサツキは、思ったよりも高い価格でしたが購入しました。アサツキよりもノビルがあればほしかったのですが。アサツキは、軽く熱湯で湯がいて、酢味噌を付けて食べました。

 下の画像のようにウドも売っています。ウドは、アサツキと同様に酢味噌を作って付けて食べました。農家で栽培されたウドですので、癖がなく子どもにとっても食べやすかったのか、美味しいと言っていました。

 ミツバは年中売っている食材ですが、山菜取りが好きな私にとっては、ミツバは春の代表的な味です。今回は、適当な大きさに刻んで、塩もみをした後に出来立てのご飯に混ぜてその風味を楽しみました。

 菜の花もこの時期売っています。菜花の名称で売っているものもあります。やはり、単純に辛し和えでその味を楽しみました。

 最後は、私にとって思い出深い味で、春先に店に並ぶ食材です。それは、メカブです。メカブは、その味を楽しむ前に熱湯で湯がくところから楽しみが始まります。褐色のメカブが、熱湯に入れると鮮やかな緑色に変色します。子どもに見せるととても喜ぶことでしょう。湯がいたメカブは、粗くみじん切りにしてポン酢で食べました。

 公園の植物も春らしくなってきました。下の画像の一番目は、寒緋桜です。寒緋桜を初めて見たとき、桜の種類だとは思いませんでした。ただ、河津桜はこの桜の子孫であり、現在でも長々と咲き続けています。二番目の画像は、ラッパスイセンです。二ホンスイセンのおしとやかな印象と異なり、自己主張の強いスイセンです。三番目以降は、椿です。サザンカが終わり、現在咲いているこのような花は、椿です。その木の下には、サザンカのように花びらではなく花が根元からそのまま落ちています。これは、サザンカと椿の区別の代表的方法です。春分も間近となり、ソメイヨシノの開花ももうすぐです。

 


マッキーの「四季を楽しむ」:久々の新宿御苑

2025年03月11日 | 四季の植物と風景

 3月9日、久しぶりに新宿御苑に出かけました。7日金曜日で、中学校放課後補習教室の今年度指導が終わりました。そのことも、ご無沙汰していた新宿御苑に行く気になった理由でしょうか。驚いたことに、入園者の半分が外人という状況でした。気軽に日本の四季風景を楽しむことができるとても良い選択でしょう。インバウンド需要は、日本の経済や文化に貢献しているのは確かだ。

 白木蓮の白い花が咲きかけていました。私にとって、白木蓮は春の代表的な花の一つで、あそこの白木蓮の木は素晴らしいといった記憶が呼び覚まされます。

 ロウバイや福寿草や西洋水仙のペーパーホワイトは、すでに咲き終わっていました。これからは、マンサクやサンシュユの花が楽しみです。御苑では見かけませんが、私にとっては代々木公園に咲いていて、南フランスの春を告げる花ミモザも忘れがたい花です。梅の花が見頃で、至る所で輝くように咲いていました。

下の画像は、十月桜の花です。秋に咲く花として有名ですが、春のこの時期にもきれいに咲いています。十月桜は、マメザクラ(豆桜)とエドヒガン(江戸彼岸)の種間雑種です。

 私は、新宿御苑で四季ごとに何処で何が咲いているかを知り尽くしています。サンシュユの花が、下の画像のようにきれいに咲いていました。

 下の画像のように、ミツマタの黄色い花が咲いていました。カメラを向けている人たちも、このミツマタの木がある場所を知っていて開花を楽しみにしているのでしょう。山に登ると、密集してミツマタの木が植えられていて、時期が合えば黄色い花を楽しむことができます。

 インバウンドもあって、苑内の施設がきれいに改装されているのに驚きました。新宿御苑は、四季を楽しめる場所として、気軽に訪れることができる貴重な場所だと思います。帰りに世界堂に寄って買い物をしました。この道順のいつものことでした。


マッキーの「四季を楽しむ」:桜・春

2025年03月08日 | 四季の植物と風景

 近隣の早咲きの桜・河津桜が満開を迎えています。桜を愛でる人々が、桜の木を取り巻いていました。また、メジロが群れをなして花の蜜を吸いに来ていました。東京では、民家の軒先に二月中に梅の花が咲いています。ただ公園の梅林の花は、河津桜と同じ時期に満開となります。上の桜も、下の梅も今日撮った画像です。

この時期、自宅の壁にも、桜の漢詩が飾ってあります。谷川徹三の書です。

槎々牙々老桜樹
忽開華一華両華
三四五華無数華
徹書(谷川徹三書)

ササガガ ロウオウジュ
コツゼントヒラクハナ イッカリョウカ
サンシゴカ ムスウカ

ごつごつざらざらした幹の、年老いた桜の木に、
忽然と花が開き、一つ二つ花は咲き
三つ四つ五つ、そして無数の華が咲きました。

谷川徹三は、私ほどの年齢の人であれば、学校の国語の教科書などによく出てくる、馴染みの哲学者でした。芸術院会員・文化功労者などに選ばれ、当時有数の文化人として、積極的に社会と関わった学者でした。しかし、現在では大変活躍している詩人・谷川俊太郎の父として、人々に記憶されているように思います。 父は、京都大学哲学科を卒業して、法政大学総長まで歴任したアカデミックな存在でしたが、その子の俊太郎は、学校嫌いで最終学歴は、定時制高校卒業となっています。しかし、おっとどっこい、この有名な父の子にして、出来の悪い(ある意味で)谷川俊太郎は、父を凌駕するほど、社会的に認知された詩人として、今日様々な分野で活躍してることは周知の通りです。最近の教科書には、父徹三ではなく、その子の俊太郎の方が遙かによく出てくるように思います。

もう一つ、壁に書が飾ってあります。谷川俊太郎の詩「はる」の冒頭自筆の書です。


はなをこえて
しろいくもが
くもをこえて
ふかいそらが

はなをこえ
くもをこえ
そらをこえ
わたしはいつまでものぼってゆける

はるのひととき
わたしはかみさまと
しずかなはなしをした

朝日新聞主催の、さまざまな分野の本の著者が学校を訪れ、出張授業をする「オーサービジット」だったか、NHKの「ようこそ先輩」だったか忘れましたが、この谷川俊太郎が小学校で授業を行っている映像を、テレビで見たことがありました。生徒が夢中で国語の学習をしている授業風景は、私の記憶に残るもので、授業に生徒を引き込む教師力は、詩人としての才能と、人間的な魅力から来るものでしょう。教師の指導力とは、その教師の人間力なのだと言うことを、痛感させられる画像でした。

ただ、残念なことに谷川俊太郎は、昨年の11月にお亡くなりになりました。合掌

三月に入り、ソメイヨシノの開花もあとわずかです。花粉症対策をして、春を楽しんでください。

 


マッキーの「四季を楽しむ」:近隣の河津桜咲き始める

2025年02月25日 | 四季の植物と風景

 今年は暖冬と思いきや、立春を過ぎてからかなり強い寒気が入ってきて、寒い日々が続いています。西高東低の冬型の気圧配置により、日本海側を中心に記録的な積雪を記録しています。ただ、今週水曜日からは気温が上昇し春めいてくる予報です。

 風は冷たいのですが、太陽光線はその強さを増しています。植物は、その太陽光線を敏感にキャッチして春の訪れを感じ取っているようです。近隣の河津桜が咲き始めました。河津桜は、カンヒザクラ系と早咲きオオシマザクラとの自然交配種と考えられています。カンヒザクラの影響で、ソメイヨシノよりも桃色が強いのが特徴です。河津桜は、早咲きの桜の代表として知られています。桜の開花は、私たち日本人にとって特別な感情を呼び起こします。

マッキーの随想:全国の桜の古木をデータでチェック!

 最近、久しぶりに宝塚を見に行きました。演目は月組の「ゴールデンリバティ」です。鳳月杏と天紫珠李の新トップコンビを中心とした月組が挑む、クリフハンガー・スタイルのミュージカル活劇です。鳳月杏と天紫珠李ともに力量を感じる演技でした。天紫珠李は、文化祭を観て以来、実力を感じていました。私の知り合いのタカラジェンヌのお母様から案内をいただいて観劇したわけですが、天紫珠李と同期であり注目されている男役です。今回の役柄はいまいちの印象を受けましたが、好演していました。

マッキーの教育:宝塚音楽学校 第101期生 文化祭

 週末からかなり気温が上昇する予報ですので、春を感じられると思われます。山歩きもしたいと思います。ただ、花粉の飛散が増えるのでその対策が必要です。アレルギー性鼻炎の薬は、今月初めから飲んでいます。これから屋外での動植物について、このブログで紹介できると思います。

 


マッキーの「四季を楽しむ」:水仙

2025年01月25日 | 四季の植物と風景

 大寒も過ぎましたが、暖冬気味の最近です。周囲の花壇には、日本水仙の花が咲いています。水仙の別名は、雪中花。日本水仙は、最も寒い時期に咲く花として人々に愛されています。水仙と言えば、女神ネメシスが池に映った自らの姿に心酔しているナルキッソスをスイセンにしたというギリシャ神話を思い出す方も多いと思います。この伝承から、スイセンのことを欧米ではナルシスと呼ぶそうです。精神分析の用語ナルシシズム(自己愛)という言葉の語源になっています。物思うように下向きに咲く形態から、そうした神話ができたのでしょう。春に向かって、ラッパ水仙など様々なスイセンの花が花壇に見られるようになります。

 毎年夏にシュノーケリングに出かけた伊豆下田の爪木崎海岸は、夏よりも冬の方が人出が多い珍しい海岸です。それは、日本スイセンの自生地であり、12月下旬から2月上旬にかけて水仙祭りが行われるからです。しかし、私は冬の爪木崎海岸は行ったことがありません。随所にハマユウの花が咲いている夏の爪木崎海岸で、友人や娘とシュノーケリングを楽しんだことを懐かしく思い出します。従って、私は白い花でも水仙の花ではなくハマユウを、爪木崎と言えば思い描きます。

 自宅の壁には、一月には日本水仙の日本画が飾ってあります。大野俊明が描いた絵です。この作家の絵を、私は複数点持っていました。かつて中島千波や絹谷幸二などの本画を所有していましたが、今では売却してしまいました。手元に残しておきたい作品ほど、換金性が高いので何かあったときには離散してしまいます。美術品は、敏感に金銭に反応してお金のある所へ旅立つのです。私は陶芸作品について、人間国宝の作品を含めて貴重な作品を多数所有していて、そのコレクションは美術雑誌や新聞にも紹介されたことがありました。サントリー美術館の茶室を使って、私の陶器作品を用いたお茶会を催したことがあります。残念ながら、そうした作品もすでに手元にはありません。かつて私のやっていた教室の正月特訓の年始めに、魯山人・加守田章二・清水卯一・大肥長左衛門・楽吉左衛門などの茶碗を使って茶会を実施していました。多分あの頃の生徒は、それほど貴重な茶碗であることを理解せずにお茶を楽しんでいたと思われます。

 冬の晴れた空にきりりとそびえる高い塔は、スカイツリーも東京タワーもそうですが、美しい建造物である印象を強く人々に与えます。冠雪した富士山を冬の山歩きで見ることができたら、とても幸福感を味わうことができるでしょう。天に向かって伸びゆくものに、私たちは心を動かされるのは確かです。今年、私は公的機関が催しているカルチャーセンターで書道の基本を学習しようと考えています。書道を学習するのは、小中学生時代以来です。趣味で、著名な文人の書や書道家の書を収集したことがあります。少なくともまともな文字を筆で書けるようになりたいと思っています。