「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの『四季を楽しむ』:新宿御苑に咲く3月の花

2015年03月24日 | 四季の植物と風景



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 前回は近隣の春をお届けしましたが、今日は新宿御苑の春を紹介しましょう。載せた画像は、3月15日(日)の御苑のものです。  

 2月に訪れたときは、スイセンの花が真っ盛りでした。二ホンスイセンは、すでに花を落としていますが、下のヨウズイセンのペーパーホワイトは、まだまだ咲き続けています。

 スイセンの他に冬に咲いている花として、クリスマスローズ(一つ下の画像)も見落としてはなりません。12月ころから咲き始め、4月くらいまで長々と咲いています。






 新宿御苑の中にあるミツマタの黄色い花が開花していました。ネームプレートを読んで、「和紙を作る材料になるんだって」と話す若者。・・・コウゾと並び和紙の原料となることを知らない人もいるんですねえ。

 ミツマタの下の画像の小さな綺麗な花をいっぱいに付けた植物は、ジャノメエリカです。南アフリカ原産のツツジ科の常緑低木で、11月ころから4月ころまで、この花も長く楽しめます。






 春爛漫のソメイヨシノの花が咲く前に、新宿御苑では、気品のある梅の花が満開を迎えていました。「選定された細かい枝先に列をなして咲いているのが、梅の花だよ!」6歳児にはそう教えました。「桜の花とは、花の付き方がだいぶ異なるよね。」






  梅一輪 一輪程のあたたかさ ・・・ 服部嵐雪



 御苑のプラタナスの並木は、まだ冬枯れた姿です。そんな木々の姿も悪くないなあと、私は感じます。夏には葉を茂らせ、その下に気持ち良い木陰を作り出し、秋に大きいな葉を茶褐色に黄葉させ、はらはらと落葉するプラタナス並木は、四季折々の楽しみを提供しています。






 この時期、黄色い花をつける木々で、上の画像のマンサクと下の画像のサンシュユは、強く印象に残る木々です。都心の生垣に、最近ベニバナトキワマンサクの赤い花をよく見かけるようになりました。トキワマンサクは黄色や白の花を咲かせますが、今流行はこのベニバナの方です。



 私の故郷・新潟では見かけない桜、それが下の画像の緋寒桜です。最近は寒緋桜と呼ばれることが多くなりましが、それはヒガンザクラ(彼岸桜)と聞き違えることを避けるためです。初めてこの桜を見たときは、花の形状やその花の色から、桜の種類とは思えませんでした。元々は、中国南部から台湾にかけて分布する桜で、関東地方では、2月下旬から3月上旬に河津桜と一緒に咲いています。






 この時期に新宿御苑に咲いている桜は、河津桜です。薄いピンクの花をいっぱいに付けて、ソメイヨシノが咲く前に、たくさんのカメラ愛好家の対象となっています。

 桜は、日本人にとって特別な存在です。屋外で酒を飲みかわすことができる陽気となり、散り際も美しく、そして何よりも、農作業が本格化する前に、花火のように人々にスタートのスイッチを入れる花です。

  願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃・・・西行






 新宿御苑に、濃いピンク色で小ぶりの花をいっぱいに付けた桜が満開でした。この花の名は、オカメザクラと言います。この桜は、イギリスの桜研究家イングラムという人が、カンヒザクラとマメザクラを交配して作り出したものです。名前は日本女性の代名詞であるオカメが由来であることを、最近NHKで解説していました。



 下の画像は、ハチジョウキブシの花芽です。淡い黄緑色の蕾が、木全体に垂れ下がるように付いていました。

 これから山登りに出かけると、木々が芽吹き、若葉の淡い新緑が目に優しい季節となります。



 


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マッキーの『四季を楽しむ』:近隣に咲く3月の花

2015年03月20日 | 四季の植物と風景



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 3月に入ると、天候はめまぐるしく変化し、人間より一足早く草木が敏感に季節の移り変わりに反応します。日本の四季の変化は大きく、じっくりとその季節を味わい思いを馳せる間も無く、どんどんと先へ先へと季節が移っていきます。ですから、じっくりと物事を考える習慣が、日本人には育たないといったことを述べている人もいます。

 「ある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する」というジャネの法則を持ち出すまでもなく、特に日本人は老若男女を問わず、季節の移ろいの速さに圧倒され続けることになります。

 今日は、3月に入ったこの時期に、近隣に咲いていた花を画像とともに鑑賞しましょう。





 
 サザンカとツバキ(上の画像)は、多くの園芸品種がありますので、その違いを判別することがなかなか難しい植物です。けれども、この時期に咲いているものは、間違いなくツバキといってよいでしょう。ツバキは、咲き終わると花全体がぽろっと地面に落ちますので、地面にそのままの花がいっぱい落ちているはずです。花弁がパラパラと散るサザンカとは、このことで区別することが可能です。

  赤い 椿白い椿と落ちにけり ・・・ 河東碧梧桐

 ジンチョウゲの花は、その香りで春を告げる植物の代表といえます。どちらかと言えば、建物の陰に咲いていることが多いのですが、その強い芳香でその存在を強調しているようです。

 春先に咲く低木の花の代表ですが、一つ下の画像のように、白花のジンチョウゲもまれに見かけます。近隣に植えられている白花のジンチョウゲが咲くのを、私は毎年楽しみにしています。






 この時期に、星形で綺麗な紫色のハナニラ(下の画像)の花も咲き始めます。この花を追って、やはり紫色のツルニチニチソウの花もやがて咲き始めることでしょう。紫色の花と言えば、もう少し草丈のあるムラサキハナナや、それに似たハナダイコンの花も、もう少しすると咲き始めます。






 上の画像は、ヒュウガミズキの控え目な花です。トサミズキも同じような花を付けます。いずれも低木で、細かい枝に葉が出る前に、いっぱいの花を付けています。

 近くの公園の中に、散歩道に沿って河津桜が植えられています。その河津桜が満開を迎えていました。どこからやってくるのか、メジロの群れが桜の蜜を吸っていましたが、それにもまして多くの方が、足を止め淡いピンクの花を眺めています。これから、ソメイヨシノの開花情報とお花見が気になる頃となります。

    世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし  ・・・ 在原業平



 
近くの堤防の土手に、もしかしたらツクシが出ているのでは?そこでちょっと調べると、いたる所に、ツクシが顔をのぞかせていました。ツクシも春を感じさせる植物と言えるでしょう。

   土筆煮て飯くふ夜の台所  ・・・ 正岡子規

 故郷新潟では、つくしを食べる習慣がありませんが、私の山菜師匠Y氏の故郷福岡では、つくしを食べるそうです。私もその影響を受け、毎年一回くらいは卵とじなどにして料理するようになりました。私にとっては、「一回くらい」というのがポイントです。

 生命が躍動する春爛漫の季節が、加速度的な速さで訪れようとしています。




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マッキーの教育:マイナス196℃の実験とお好み焼き

2015年03月16日 | 教育



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 3月8日(日)、科学技術館へ6歳児と出かけました。北の丸公園の一角にある博物館へ行く途中、本格的な春の到来を告げる河津桜マンサクの花が咲いていました。






 上野の科学博物館とこの科学技術館は、子どもを連れていく場所として定番と言えます。特に天候が悪い時などは、室内で遊んだり学んだりする場所として貴重です。科学技術館は、子どもたちが実際に触ったり操作したりして楽しむことができる展示となっています。また、様々な実験が行われていて、予め時間をチェックして参加すると、より有意義に過ごすことができます。



 科学技術館は、6歳児にとって繰り返し訪れている場所ですので、展示物はほぼ制覇しています。そこで今回は、直径10mのドームスクリーンで3Dなどを鑑賞することと、液体窒素でマイナス196度の世界を観察する実験に参加することが目的でした。






 実験前に、子どもたちにバラの生花の柔らかさを触らせて実感させ、その後にマイナス196℃の液体窒素中にそのバラを入れて、その結果どうなるかという実験でした。

 液体窒素の中に、上の画像のようにバラを漬けます。液体窒素が常温のバラにより沸騰する様子が迫力あります。しばらく液体窒素の中に漬けたバラは、取り出した後、ガラス細工のように手でバラバラに壊れました。



 バラと同様に、ボールが陶磁器のように固くなり、木づちでバラバラになる実験や、風船でできたプードルが液体窒素の中でしぼんでしまい、取り出した後に常温で元通りになる実験などを楽しみました。

 また、フラスコに微量の液体窒素を入れ、しぼんだ風船をフラスコの口に付けておくと、だんだんと膨らんでくる様子など観察しました。こうした実験は、小学校低学年でも楽しめると思います。

 液体窒素が気化すると、体積はおよそ700倍になります。液体窒素を使用したフリーズドライ製品や、凍結粉砕による微粉末化などにも活用されています。

 また、社会科で学習するLNG(液化天然ガス)は、マイナス162度まで冷やして液化したものです。気体に比べて体積を600分の1にすることができ、大量に運ぶのに大変便利です。 



 輪を持ち上げると、大きなシャボン玉の中に入ってしまう装置(下の画像)も、子どもに受けること間違いなし!



 帰りに、菊川にある知り合いのお好み焼き屋・味三(墨田区菊川2-6-14  地下鉄都営新宿線菊川駅 A1出口 徒歩1分)に立ち寄りました。家族でやっているアットホームなお店で、私の知る限り最もおいしいお好み焼きを提供してくれるお店です。6歳児は、お好み焼き屋に入るのは初めての経験で、かつ自宅でもお好み焼きはしないので、食べるのも初めてでした。






 お店の方に作ってもらったお好み焼きの他に、鉄板でもんじゃも作って食べました。

 水の沸点は100度液体窒素の沸点はマイナス196度ですので、その差はおよそ300度。

 科学技術館の実験では、「とても冷たくて危険なので手を出さないでね!」と言われ、お好み焼き屋さんでは、「鉄板は暑いので触らないでね!」と言われた、6歳児にとって温度に関係した一日でした。




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マッキーの随想:ベイマックス

2015年03月11日 | 時事随想



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 忙しかった受験シーズンも終了し、進学塾では新たな年度がスタートしています。今日の話題は、いつの間にか、だいぶ古い話になってしまいました。

 元旦に6歳児の要望で映画『妖怪ウオッチ』を見たことは、このブログですでに綴りました。その後、1月
11日の日曜日に、再び6歳児と映画を見ました。今度の映画は、ウォルト・ディズニー映画の『ベイマックス』です。お正月映画として、興行収入1位を獲得し、妖怪ウオッチと並び、ドル箱映画となっているようです。

 このアニメの原案は、6人の日本人スーパーヒーローを主人公としたマーベルコミックのアメコミ作品『ビッグ・ヒーロー・シックス』だそうです。無論、私はそのアニメを知りませんが。

 映画の舞台は、東京とサンフランシスコをチャンポンにしたような架空都市「サンフランソウキョウ」です。登場人物も、異なる人種で、ロボットのベイマックスも映画では看護ロボットへと変更になるなど、原作を大きく変更したのだそうです。

 

 ベイマックスのストーリーを簡単にまとめておきましょう。近未来のサンフランソウキョウに住む14歳の少年ヒロ・ハマダが主人公です。彼は、科学的才能を持つ天才少年で、その才能を生かし切れずに日々を送っていました。

 そんなヒロの兄のタダシは、自分が学ぶ大学へ弟を連れて行きます。そこで、科学の最先端に刺激を受けたヒロは、大学に飛び入り入学を決意します。

 大学へ入学するための独創的なロボット開発を、ヒロは努力して成し遂げます。けれども、その研究を発表した会場で火災事故が発生し、最愛の兄タダシを亡くしてしまいます。 

 その悲しみから立ち上がれないヒロの前に、風船の様な、雪だるまのような、マシュマロマンのようなロボット「ベイマックス」が現れます。それは、兄タダシが生前に作った「心と体を守るケアロボット」でした。 

 兄の死に疑問を持ったヒロは、 謎めいた仮面の男と対決するために、ベイマックスをバージョンアップして戦闘能力を与えます。兄タダシの大学仲間たちも協力して敵に立ち向かうというストーリーです。

 

 けれども、映画『ベイマックス』はヒーローが大活躍して悪者を倒す勧善懲悪の映画ではありません。私たち2人が座った後ろの数人の女子高校生が、映画途中で涙のために鼻をすする、そんな心がジーンとくる映画でした。

 兄タダシが看護ロボットであるベイマックスに込めた思いとは、思いやりであり、兄弟や親子の愛であり、友情の大切さだったと思われます。

 不格好で愛嬌のあるロボット・ベイマックスから、ヒロはそのことを学んで人間的に成長していく物語と言えるでしょう。

 この物語の終わりに、ヒロとベイマックスは異次元空間で、一人の娘を救い出します。その帰途、問題が生じ、ベイマックスが自己の意志で異次元空間に取り残されるという犠牲を払い、ヒロとその娘を現世へ送り出します。再びヒロに、無情な別れがやってくるのですが、ベイマックスが付き添った時期を経て成長したヒロが、そうした状況を克服していくことが暗示されます。

 まだまだ真の心を持っているはずのないロボットに、癒され励まされ教えられる時代が、看護・介護を中心にやって来ようとしています。私は、鉄腕アトムで育った世代です。驚くほどのスピードで、ビッグバンの如くに進化を遂げる集積回路・コンピュータが、夢だと思われていたことを次々と実現していく時代に入ってきました。・・・くれぐれも、取り残されないように!

 

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マッキーの一問必答(13):半径×半径の数値を求めて解く問題

2015年03月07日 | 学習指導法



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 「一問必答」は、「一問一答」に掛けた造語として、今回のシリーズで用います。中学受験した学校に合格するために、ぜひ正解してほしい問題の中で、特に経験的に修得すべき基礎的知識を含む26年度の問題を取り上げ、ポイントを解説します。今回で、このシリーズは、いったん終了します。

 半径が出ていないのに、円の面積が求まるの?中学の三平方の定理が分からないのに、どうやって半径を求めるの?そんな疑問が浮かぶ問題です。こうした問題を解くポイントは、半径が出ていなければ、半径×半径の数値が出せるかどうかを考えます。この解き方は、やはり経験的に覚えることが大切です。

 このパターンの問題は、円と正方形が絡んで出題されます。正方形の面積は、一辺×一辺で求めることができますが、正方形はひし形の仲間ですから、対角線×対角線÷2でも計算することができます。このことをうまく使って、半径が出ていなくとも、半径×半径の数値を導き出して考える問題です。

【26年度の入試問題】 (分数の表記および記号が、実際の入試問題と若干異なります。)

1.東邦大学付属東邦中学校

この年の東邦大東邦の算数の問題は、問題1が計算3題、問題2が小問3題、問題3から問題7までが小問2〜3題で構成された大問の出題でした。今回の問題は、問題2の小問として出題された問題です。

【問題】
下の図のように、正方形ABCDの4つの頂点を通る円がある。また、点E、F、G、Hはそれぞれ辺AB、BC、CD、DAのまん中の点である。この円の面積が10㎠であるとき、四角形EFGHの面積を求めなさい。ただし、円周率を3.14とし、小数第2位を四捨五入して答えなさい。





2.江戸川女子中学校

この年の江戸川女子の算数は、問題1では計算4題を含む小問13題、問題2から問題4まで小問3題で構成された入試問題でした。今回の問題は、問題1の小問として出題された問題です。

【問題】
下の図のように、1辺の長さが10cmの正方形と4分の1円があります。円周率を3.14とすると、車線部分の面積の合計は□㎠です。



3.ラ・サール中学校

ラサールのこの年の算数は、問題1が計算3題、問題2が小問4題、問題3から問題6までが小問2〜3題で構成された大問でした。今回取り上げた問題は、問題2の小問の一つとして出題された問題です。

【問題】
対角線の長さが10cmの正方形Aがあります。その一辺を半径とするおうぎ形Bと、対角線を半径とするおうぎ形Cを右の図のように作ります。
(ア)2つのおうぎ形の面積の比を求めなさい。
(イ)2つのおうぎ形の面積の差を求めなさい。円周率は3.14とします。




【解答と理解しておくべきポイント】

1.東邦大学付属東邦中学校

小さい時から、折り紙をしている方はすぐに分かるでしょう。正方形ABCDの面積が出れば、その半分が正方形EFGHの面積となります。

円の面積は出ていますが、円の半径は出ていません。正方形ABCDの一辺の長さも出ていません。そこで、この正方形の面積を、対角線×対角線÷2=直径BD×直径AC÷2ということに注目して求めることを考えます。

直径=半径×2ですので、正方形ABCDの面積=直径BD×直径AC÷2
=半径×2×半径×2÷2=半径×半径×2と変形することができます。

円の面積=半径×半径×3.14=10(㎠)から、
半径×半径=10÷3.14=約3.18と導き出すことができます。ここで、半径の長さを求める必要はありませんし、小学生が求めることもできないはずです。

この数値を使って、正方形ABCDの面積=半径×半径×2=3.18×2=6.36
よって求める正方形EFGH=6.36÷2=3.18
少数第二位を四捨五入して、求める面積は3.2(㎠)




2.江戸川女子中学校

斜線部分の面積は、四分円の面積から正方形の面積を引いて求めることができます。正方形の一辺の長さは出ていますが、円の半径は出ていません。

円の半径は、正方形の対角線の長さと一致しています。このことを利用して円の面積を求めます。

まず正方形の面積は、一辺×一辺=10×10=100(㎠)
また、対角線の長さをXcmとすれば、
正方形の面積=対角線×対角線÷2=X×X÷2=100でもありますから、

X×X=200・・・このことから半径×半径=200であることが分かります。

よって求める斜線部分の面積は、半径×半径×3.14÷4−正方形の面積となり、
200×3.14÷4−100=157−100=57(㎠)




3.ラ・サール中学校
(ア)2つのおうぎ形の面積の比を求める。
おうぎ形Bの面積は、半径×半径×314×270/360で求めることができます。
また、半径×半径は正方形の面積と一致しますから、その数値は、10×10÷2=50となります。

よって求めるおうぎ形BとCの面積比は、
(50×3.14×270/360):(10×10×3.14×45/360)
=50×3/4:100×1/8
3:1

(イ)2つのおうぎ形の面積の差を求める。
これは、前の問題の(ア)ができれば簡単です。
おうぎ形B−おうぎ形C
=50×3.14×270/360−10×10×3.14×45/360
=(37.5−12.5)×3.14
=25×3.14
78.5(㎠)



円の面積を求める問題で、半径の長さが出ていないとき、半径×半径の数値が出せるかどうか考えて解く問題でした。この解き方も、日常の学習で経験的に習得すべき考え方です。

最新の中学入試問題を使い、こうした経験的に理解しておくポイントを含む問題を取り上げ、13回にわたって説明してきました。難しい問題ではありませんが、出題頻度も高く、理解していないと解く手がかりが掴めない問題です。

2月上旬の中学入試、そして3月2日には都立高校の合格発表、続いて国立大学の合格発表があり、今年の受験シーズンは終了します。今度は、今年度入試問題が出そろった頃に、問題を分析して、別の視点から合格のためのアドバイスをしたいと思います。

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