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先日、私のブログのメーセージ機能を使って、ある方から便りをいただきました。
今日は、そのことに触れて、私が感じたことを述べたいと思います。
その方は、私がかつてこのブログで綴った「どんぐり」に関する内容を閲覧されて、メーセージを送って来ました。
個人が特定されない内容ですので、まずそのメーセージを紹介します。
【本文】
私はこの8月で83歳になります。
ここのところ5年程縄文時代には主食的扱いだったどんぐりが現在では有用活用されているとはとても言えない。
これは余りにも勿体ない、天与の恵をゴミ扱いにしていることは自然への冒涜とまで思います。
そこでこの活用に携わって参りまして、幾つか食品化に漕ぎ着けました。
やれやれと思っていました所、友人に私がどんぐりの基礎知識が出来てないとの指摘を受けました。
言われればその通りかと思います。
この際もう一度勉強し直す必要を感じ~・・・
(そのまま食べることが出来るスダジイの実)
83歳にして、なんと探究心旺盛な方でしょう。
実のところ、どんぐりに関しては、野生の動物にとって大切な食料であるだけでなく、私達人間も食料の対象として活用すべきではないかと考える一人です。
現在でも、村興しや観光の目玉として活用している地域もありますが、どんぐりの活用としてはほんの僅かというのが現状です。
この方は、そうした現状を、「天与の恵をゴミ扱いにしていることは自然への冒涜」とまで言い切っていて、「徹しているな」という印象を受けます。
私は、早速返信のメールをその方に差し上げました。
どんぐりを活用した食品をお作りになったそうですが、もうそれだけで、充分な知識をお持ちではないでしょうか。
私のどんぐりに関する知識を、遙かに超えているように推察いたします。
ただ、それでもドングリに関する知識を、もっと吸収しようとする気力には、敬意を表したいと思います。
83歳におなりになるということですが、是非研究を続けて頂いて、その成果を、お知らせ頂ければ幸いと思います。
どんぐりの研究は、自然を保護し、有効に活用する知恵を身に付けることだと思います。
是非、研究を積まれ、成果をご教授願いたいと思います。
(マッキー)
(実も大きく渋も少ない活用大のマテバシイの実)
公園などに一般的に見られるドングリの木の見分け方やドングリの調理法について、かつてブログにまとめました。
興味ある方は、参考に御覧ください。
マッキーの随想:公園のドングリたち・その1基礎知識
マッキーの随想:公園のドングリたち・その2公園の主要なドングリの木
マッキーの随想:ドングリを食す…身近にあった自然の恵み…Part4
私の返信に対して、再度返信をその方から頂きました。
【ご返信有難う御座いました。】
ミクロの世界、マクロの世界更にそれらを包含する巨大な仕組み一生通じても極め尽くす事は出来ません。
このことだけ考えても謙虚にならざるを得ません。
謙虚でありながら貪欲に理解を深める。このようでありたいと思って居ります。
あなた様の基礎知識大いに参考にさせていただきます。
更に又お伝え頂けることを切望します。
(ドングリを使ったクッキー)
肉体的な老化は、工夫によって多少は遅らせることができても、年齢とともに不可避な現象として、受け入れなければなりません。
しかし、精神的な老化は、個人差が大きく、若くして老人のような思考しかできない人がいる一方、今回メッセージをいただいた方のように精神的な若さを維持している方がいます。
頭脳を常に活性化する活動を行なっている方、積極性や探究心を失わない精神の持ち主、生き甲斐を感じる趣味を持っている方、生涯現役を貫いている方などが、精神的老化が遅滞して、精神的若さを維持しているようです。
「どんぐりの活用法を考える」「周囲の山々の自然を考える」…とても興味深くそして楽しくなる研究対象ですが、活き活きと老いずに生活する知恵も、メッセージを頂いた方の生き方から学びました。
生活する環境を見渡すと、都会でも結構さまざまな自然の恵みが存在します。
そんな自然の恵みについて、かつてのブログで紹介しましたので、興味ある方は御覧ください。
マッキーの男の料理・その29:姫りんごのジャム
マッキーの随想:ヤマナシの木…身近にあった自然の恵み…Part3
マッキーの随想:ヤマモモの木…身近にあった自然の恵み…Part2
マッキーの随想:桑の木…都心の公園・集合住宅の植栽にも
マッキーの男の料理・その36:木いちごのリキュール
マッキーの随想:自家製純正リキュールを味わう
マッキーの男の料理その26:出来上がったレモンサワー・ヤマモモサワー・ヤマモモ酒
マッキーの男の料理・その32:今年のレモンマーマレードandリキュール