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マッキーの随想:ある日の地下鉄車内風景に、koderaさんから頂いたコメントと、最近の話題から考えた「高齢者の問題行動」について、今日は綴ります。
koderaさんから、最近の高齢者、特に男性の高齢者の問題行為について、具体的に迷惑を受けた事例を含めコメントがありました。また、最近の朝日新聞に載った「バスの席を譲ったおじいさんに、ふざけるなと言われた」という中学生の話を含め、高齢者の問題行動の話題は事欠かない昨今です。
高齢者の比率が増加して、行き交う人の多くが高齢者という時代ですから、関連した話題が多くなることは当然ともいえます。「最近の若い者は」という常套句は、社会経験を積んだ大人から見れば、最近はマナーや常識を知らない若者が多いことを前提として持ちだす枕詞的な語句です。それが、最近では「最近の高齢者は」という言葉が頻繁に語られているようです。
特に男性高齢者に問題行動を行う者が多いのは何故でしょう。思い当たる理由が幾つかあります。仕事上で現職時代には、社会的にさまざまな教育的指導を受けて、家庭内を除き、社会的に評価できる行動を行える男性は多かったことでしょう。ただ社会に出ても、極めて限定された環境の中で仕事をする教師は、そうした意味で社会常識を疑われる場合があることはご承知の通りです。それは、学校を出て社会人になれば、広範囲に亘る社会的影響を受けて人間形成がなされることを示しています。
ところが、男性が退職して会社や役所などの組織から離れると、地域や社会との関係を継続的に築いてきた主婦よりも、限られた狭い関係で社会と付き合う人が増えます。その結果、周囲の情報を感知するセンサーが加速度的に衰えることが、問題行動の一つの原因と考えられます。
また、同じ時間に同じ場所で同じような惰性的な行動を行っている高齢男性を見かけることが多いと思います。それは、パターン化し惰性的な行動をすることが、気分が落ち着き安らぎを感じるからです。日々の生活上の行為、例えば朝の歯磨きでも、歯を磨く手順がパターン化し、高齢になるほど決まっているはずです。そして、それを変えることは精神的に不安定になると考えて、変化を好みません。こうした生活スタイルも、周囲の状況を感知するセンサーを劣化させる要因となっていると考えられます。
バスの席を譲った中学生に罵声を浴びせた高齢男性は、身勝手極まりない人物のように思われますが、そこまで独善的でなくとも、その傾向がある高齢男性は、以上の理由から多いようです。かつてから高齢男性に対して「頑固爺」といった形容をすることがありました。柔軟な考え方ができずに、周囲の人たちの考えに聞く耳を持たないために煙たがれる訳ですが、これも精神的な老化であり、問題行動の原因ともなっていると考えられます。
退職後、行動範囲が限られるだけではなく、了見の狭い精神状況に陥っていないか、自分の行動を省みる必要があります。それだけではなく、ワンパターン化した行動様式を改め、行動テリトリーを広げる意識も必要でしょう。問題行動を起こすと考えられる原因を、常に意識して改善することが重要です。
私自身は、まだ前期高齢者にもなっていませんが、山登りなどしていると平衡感覚や運動神経の劣化・減退・老化を感じることがあります。仕事柄、子どもたちと付き合い、さまざまな方とお話をする機会がありますが、常に柔軟な思考を心がけています。そのことが、精神的老化を防ぐ道だと考えているからです。
それでも、自分では感知できない精神的な老化が進行していることもあるかもしれません。話題になっている高齢男性の問題行動などは、他人事として批判するだけではなく、我が身を振り返って考える材料としたいと考えています。
今日のテーマに関連した以下のブログも、興味ある方は参考にご覧ください。
マッキーの随想:ジャネの法則
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今読み直し、自分の考え方に取り入れられたはずです。もう忘れません。また忘れるほどはまだぼけていません。
この説明は認知科学分野の創造性の研究者の説明とよく似ていると感じました。本を書棚から取り出せば、そのノーベル賞を貰ったアメリカの先生の名前を思い出せるでしょう。今はすぐには思い出せないボケた頭になりました。
名前や本の題名を隠しているとかもったいないから書かないのでなく、ボケたから書けないだけです。すみません。管理人様の記事の通りの男になりました。
研究の結論は良く覚えています。人は何でも、すぐに習慣化させて安直に考えずにできるようなり、動作や思考を合理化していく生き物であるというのがその研究者の結論です。
洋服ボタンを留めることから発想したそうです。息子がいたずらし、穴を縫ってしまい、泊められず慌てたのがノーベル賞の原因だったはず。動作はすぐに習慣化すると説明されていたはずです。人は思考していないことを意識していないと。
考えないから、何事も習慣化して、大脳の新皮質を使わないようになる、だから創造性を開発すべきであるとして賞をもらったのでは。
その方法の根幹はブレーンストーミングと上手いまとめ方、発想の仕方だったのでは。今で言えば、学び合い討論で養成できるとまとめられていたのでは。
今巷で言われている学び合いとは似ているようで全く違うコンセプトと言えるでしょう。私が使う学び合いの言葉はブレーンストーミングの決まった手順です。
私の手法はGEの教育手法に基づいていました。昔、その担当の重役はそれで今の柔軟な企業風土を養成したはずです。今も似た教育をしていると私は予想しています。
今日の記事も、昔の関連の記事も、私には創造性の開発を子供さんだけでなく、定年退職時にもすべきだと読めてしまいます。
私は創造性開発はやれば簡単と考えているます。頭が固くなったせいか、ますます創造性開発のNPO教育が急務だと感じている昨近です。(笑)
なお鈴木さんのお嬢さんは今高1です。彼女は私の考え方の創造性開発第一号信者になってくれたようです。
ありがたい、あり難い、彼女に良い未来が来ることを念じています。祈っている理由ですが、矛盾しているようですが、人生は自分ではどうにもならないこともあります。
だからこそ創造性をどんどん開発し、不可能を可能とし、普通では乗り越えないような苦難を乗り越えられるようになってほしいのです。さらに苦難を乗り越えたらますます力は付くと私は考えています。
手始めに始めた彼女の本、昔の私の本のリライトから始めました。年度末には完成品をお届け、押しつけですが、できるでしょう。念じています。
人間は、本来年とともに人間として熟達してこなければならないと思いますが、反対の人がいます。
昔は立派な人として通っていたのが、まるで仮面だったようです。
女ににはだらしなくなり、怒りっぽくなり、嫉妬が多くなりと、元校長だったのですが、校長時代は人格者と言われていたのが嘘のよう。
ある人に話したら、本来の姿が出てきたと言います。
私は遠ざかるようになりました。
認知症でおかしくなる人もいますが、彼の場合はそうではないようです。