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表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

我が愛しの映画館㉓幻のパール劇場

2020年12月04日 | レモン色の町

再掲載で申し訳ありません。少し昔の話になります。平成29年3月23日“男の囲炉裏端の会”でお世話になり、映画館跡巡りに参加させていただきました。このとき話題になったのが“パール劇場”でした。

昭和61年12月24日、元新町に『パールシネマ』と『プラザシネマ』が開館した。伊勢市のパール劇場のオーナーで志摩半島出身の松井克己の経営による。ひとつの建物に複数の劇場を収容するシネコン形式(二館とも椅子席100)パールは「アナザー・カントリー」。プラザは成人映画でスタートしたが、63年6月15日、わずか2年半の短期間であっさり廃館してしまった。

久保 仁著“ローカル映画館史”より

この本だけが頼りとなっている。平成29年の“懐かしの映画館巡り”で、元新町のパール劇場跡前(現在は、ライオンズマンション元新町 竣工平成2年)に立った時、議論百出した。(少し大げさか?)まさに2年少しの寿命であったため、「本当にあったのか?」「もっと以前ではなかったのか?」等の意見が出た。明治の頃、このあたりは職人町で、製材所跡に映画館が建った。昭和61年晦日、“アナザー・カントリー”が上映されたとある。この映画は1984年のアメリカ映画で日本公開は1985年(昭和60年)8月1日とあった。地方上映だから少し遅れて、公開のタイミングは合っている。

そして63年閉館。速やかにマンション建設に取り掛かって、平成2年にマンションが竣工となった。今や幻の“四日市パール劇場”である。

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2 コメント

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Unknown (老いらくのタイムトラベラー)
2021-06-21 07:58:55
この地図、30年ほど古くないですか。
昭和の終わりなのに、市役所の裏を近鉄が、、、、、?
感謝! (タケオです)
2021-06-21 09:00:43
ありがとうございます。このマップは昭和29年ころ、諏訪駅が廃止される頃の地図でございます。
国鉄四日市駅を出た近鉄線は、善行寺カーブを曲がり、諏訪駅につきました。昭和29年9月、近鉄線の短絡化で、今の近鉄駅が出来ました。
手短な地図を、軽はずみに使ってしまいました。陳謝、並びに 感謝!

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