花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

「晩春」感想2

2012年03月31日 | 諏訪商店街振興組合のこと
Mさんの感想です。
父と娘の愛情と心の葛藤を見事にとらえ、ユーモアもありいつもながらの小津映画に感動。ただ、始まる前に解説を読んで「近親相姦的な意味合い・・・」を目にした為、それがひっかかって非常に残念でした。小津映画にはまったく違和感のある下賎な評論に腹立たしさを覚えました。
上映希望は
続けて小津安二郎の残りの作品
Mさん 失礼な評論を紹介して 申し訳ありませんでした。
     
Kさんの感想です
「小津このみ」に書かれているように、小津の作品の女性には生活(結婚)はあるけれど恋愛がないから、女性の受けがよくないのでしょうか。
四方田犬彦氏も、ゼミに来る学生に日本映画について書かせると、男子は小津について書き、女子は溝口について書くことが多いと言っていたし、私も小津は苦手です。溝口健二監督のほうが違和感なく見ることが出来ます。
小津の残した手帖に、彼が通った店や料理に関するメモが残っています。鳥の好きな小津が「鳥の中では黄肌の鳥が一番うまい。それも二百八十匁留まりのオス」と書いていますが、実はこれ魯山人が小島政二郎に言ったことです。魯山人には、お茶漬けの味という一文もあり、ここで納豆の茶漬け等を取り上げています。小津はこの文を読んでいて、作品のタイトルに使ったのでしょうか?
上映希望は
「怪談」「つゆのあとさき」「雨月物語」です。

ありがとうございました。
     
Mさんの感想です。
映画は昭和24年に就職で四日市に来てから見出しました。
①話題になった映画中心で、その中でも小津作品は殆んど観ていました。このことが、今回の映画を知ることになりとちゅうから参加しました。ありがとうございました。
②アメリカ映画は殆んど観ず、もっぱらソ連・フランス・イタリアものを観ていました。
③西部劇とか、日本のシリーズ物は殆んど観ていません。
④最近の映画“埋もれ木”とか“眠る男”等の新しい作品は良く理解できません。“もがりの森”は、妻の死の直後だったので観ましたが、完全には理解できませんでした。最後のシーンの葬列(田舎の畑の中)を見て、これが本当の葬式だと思いました。
上映希望作品は、特にありませんが、しいて云えば
“大いなる幻影”(フランス映画)・“天井桟敷の人々”(フランス映画)
     
匿名さんです。
大変よかったです。有難うございました。機会があれば、またお願いします。
     
Tさんの感想です。
毎回たのしみにしています。また映画会をお願いします。よろしく
上映希望は
“喜びも悲しみも幾年月”“二十四の瞳”“青い山脈”
     
Iさんの感想
映画終了後20~30分は、映画感想他について話し合いがあると面白い。
夏の間がよい。
出来たら、駐車料金を一律の定額制にしてほしい。
作品希望は
昭和25年~昭和60年の話題作であれば、邦画・洋画を問わず。
     
匿名さんの上映希望です。
美空ひばりの映画・喜劇映画
もう御一方も 美空ひばりの出演作品を書かれました。
     
同じく匿名さんです。
大変良かったです。ほのぼのとします。そういう世の中でありたいです。ありがたく、うれしく思いました。ありがとうございました。
上映希望は
古い、このような情緒のある映画
     
Mさんの感想です
感動で一杯です。懐かしさに心打たれ、全巻余韻満点で充足、豊かな気分に浸れる機会をいただき幸せ100%です。幸せは自分が努力して作るもの。有難うございました。
もし、第2期名画会を催される機会がありましたら、是非とも宜しくお願いいたします。今夜は眠れそうもない様な感激です。厚く御礼申します。有難うございました。
     
匿名さんの感想です。
このようなすてきな企画に参加でき、とっても得した気持ちです。
じみ~と心に染みる作品ばかり。ゆったりとした一時を過ごせました。スタッフのも名様のご苦労に感謝します。ありがとうございました。
     
同じく匿名様の感想です。
これだけの小津作品を月1回ずつ一堂に会して観ることの出来たことは本当に意義深く、良い体験をさせていただけたと思っております。
主演俳優を中心に作品をみていくか、監督を軸に作品をみていくか。作品を鑑賞するのにいろいろあると思います、が、さまざまの年代の小津作品をひとつずつ観ていったことで、監督の作品の特徴ばかりでなく、映画芸術というものの考え方、あらわし方、観る側への問題提起の仕方など、滋味あふれる監督の姿勢が良く分かったと思います。
松山善三監督とか市川昆監督の作品もシリーズで観てみたいと改めて思いました。
送っていただいたニュースにも、多くの方々の希望作品が載せていただいてあり、どれもそれぞれに評価を得ている良い作品ばかりだと思います。が、もう少しだけ、時代的に古いものの方が良いのではないでしょうか。小津作品が私たちに良い印象を与えたので…

小津映画「晩春」感想1

2012年03月28日 | 諏訪商店街振興組合のこと
皆出席のTさんの感想です
第1回「秋刀魚の味」(昭和37年遺作)から、第5回のサイレント映画「生まれてはみたけれど」(昭和7年)を挟み、年代を遡って上映された全9作品。小津ワールドにどっぷり浸ることが出来た幸せに心から御礼を申し上げます。
     
さて、最終会の「晩春」(昭和24年)についての感想ですが(またまた長くなってすみません)冒頭のタイトル文字の下に(昭和24年完成)とありました。ということはクランクインはいつ頃だったのでしょう。諸事情があって結構時間を要したのではありませんか?
     
そう思わせるヒントがあちこちの場面にありました。
看板・・・駅名の表示が{驛倉鎌北}と右から左へ書かれ
     巌本真理のコンサート会場には「提琴演奏会」と書かれ
     銀座のビルの宣伝文字はカタカナで左から右へ書かれ
     七里ガ浜では進駐軍が立てたとおぼしき看板に「Coca Cola」や「Capacity 3t」と書かれています
おそらく当時は戦後の大変革が行なわれていて、世の中が大混乱していたのでしょうね。そんな目まぐるしい変化の渦の中にあって、小津氏は日本人の財産である伝統文化や建物等は絶対に守るべきとの考えから、この映画の中に茶の湯や能のシーンも取り入れ、又 京都の清水寺や鎌倉の神社仏閣でのロケを行い、驚くほどの長撮りをしていますね。
     
俳優の演技については
原節子の能舞台の鑑賞シーンを絡ませての、様々な表情の変化に息を呑みました。白黒画面に無言という効果も手伝い、美しさを通り越して凄みさえ感じられました。
更に彼女の姿勢の良さや身のこなしの軽やかさ。
先年亡くなられた大女優“高峰秀子”はエッセイの中で
「人間(特に女優というもの)は姿勢が大事。身体の中心を1本の棒に貫かれているがごとく立ち、操り人形のごとく軽やかに動くこと」と言っていますが、原節子もまさしく同じです。
笠智衆は、ふだんはあまり感情を表す演技はしていないのですが、娘の結婚式から一人帰宅し、机の上のりんごをむくシーンでは、包丁さばきの不器用さと、落とした肩の線から父親の寂しさがひしひしと伝わってきました。
そして、それとは打って変わって愉快な場面もありましたね。
堅物親爺の彼が、娘の友人からオデコにキスされて、思わず見せた満面の笑みは“圧巻”でとてもユーモラスで都会的な演出でした。めでたし めでたし
長い間、本当にありがとうございました。

“あすなろ応援便”支援物資の詳細

2012年03月26日 | 諏訪商店街振興組合のこと
3月23日(木)午後2時30分より、総合会館にて“三滝通りさくらまつり”出店者説明会を実施、四日市市保健所様からの衛生指導並びに小間割りを行なわせていただきました。
アビ・コミュニティの川北様撮影
今回は、会場にて東北被災地に向けての支援物資を受け付けることになり、皆様のご協力をお願いいたしました。
三滝ステージ横の“四日市の観光”ブース内で受付を実施いたします。当日は、現地から代表の方を招待して、ミサンガをはじめとする工芸品の製作販売等も行い、被災地の方との交流の場も設置させていただきます。
あすなろ応援便の募集物資をお知らせします
衣料品下着・靴下・ストッキング(新品のみ)
食器類・大皿・小さめの花瓶・ギフト用等化粧箱に入った食器セット・ティスプーン・フォーク・スプーン・デザートフォーク・お盆・菓子器・両手鍋・片手鍋・フライパンの類・フライ返し・お玉などの調理用器具

家具類整理ダンス(幅50~60cmくらい)・洋服ダンス(幅120cmまで)・座椅子・小さな食器棚・ワゴン・TV台・マッサージチェア
その他台所用品・洗剤・カイロ・シャンプー・リンス・石鹸・生理用品・ティッシュ・トイレットペーパー・マスク・ゴム長靴・大工道具・ミシン・アイロン・毛布・手工芸品・アクセサリー・オムツ・電動工具・キャンプ用テーブル・おもちゃ・ぬいぐるみ・家電製品・タオル・バスタオル
皆様の善意を、どうかよろしくお願いいたします。

イベント“もっとネット大作戦!”

2012年03月25日 | 四日市商店連合会です
     
3月24日 四日市商店連合会主催のイベント“もっとネット大作戦!”が終了しました。心配されていたお天気も午後には回復、陽が差す中での開催でした。
     
上野さんはじめ、東京からお越しいただいたライブメディアコーディネーターの川井拓也さんや、四日市大学の生徒さんにもご尽力いただき、やってよかったと感無量です。人出はいまひとつでしたが大きな成果があったと手ごたえを感じています。
     
自分の持っている今回の成果は、
1.四日市商店連合会が行う久々のイベントであったこと。
2.イベントスタッフに、新しい力を集めることが出来たこと。
3.先進的な活動を行なっている“鈴鹿なう!”さんとの交流が出来、商店街とネットを結ぶ手法に確信をもてたこと。
4.フライ返し中継の体験から、ユーストリームを使ったお店紹介を実感したこと。

などが揚げられます。
また個人的には、新しいツールに関する勉強も出来、是非取り入れようと思いました。
反省点は沢山ありますが実直に反省し、次回の“第2回もっとネット大作戦!”につなげていきたいと強く思いました。
充分な取り組みが出来ないままのイベントでしたが、皆さんのお力を借りてもう一回り大きく成長させていきたいと考えています。
ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。
     
     
     


平成23年度 文化の駅サテライトステーション事業 終了

2012年03月24日 | 諏訪商店街振興組合のこと
     
平成23年度 文化の駅サテライトステーション事業 小津安二郎再発見 最終回「晩春」は昨夜盛況のうちに終了いたしました。
なによりも参加いただいた皆様、そして、上映にかかわっていただいたスタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。
昨年7月29日に第1回を上映させていただいて以来、多くの方に小津監督の映画を楽しんでいただきました。自分自身も、小津安二郎の作品を勉強することが出来て幸せであったと思っています。
良い映画はたとえ半世紀以上の月日を経ていても、観る人に与える感動は変わらないものがあります。小津監督が好んで取り上げた、娘を嫁に出す感慨と淋しさは「晩春」に始まり遺作となった「秋刀魚の味」まで続きました。ちょうど第1回の「秋刀魚の味」から一巡したことになります。
今思うと、春の季節に「晩春」を持ってこようと考えただけでしたが、最終回になったことが単なる偶然ではなく、監督の力が働いていたように感じています。
次年度もサテライトステーション事業は実施されるということ、皆様の意向を大切にして、上映会に望みたいと考えています。
ご協力いただき、ありがとうございました。

コンビナート夜景クルーズ乗船記

2012年03月23日 | 諏訪商店街振興組合のこと
第21回 エキサイト四日市・バザール2012の開催テーマは“四日市の観光”そこで、四日市諏訪商店街振興組合で参加希望者を募り、夜景クルーズへと出かけました。
観光映像を撮る為、こにゅうどう君も参加。コンビナートを背景に撮影を行ないました。
感心したのは、解説のおじさん。台本も読まずに詳しく説明していただきます。お尋ねすると、もとコンビナートにお勤めだったとか。愛着ある解説が出来るはずです。
以前は公害の町の元凶といわれたコンビナートでしたが、関係者の努力で、ここまで綺麗な夜警を楽しめるようにしていただきました。
1時間の短いクルーズでしたが、愉しい時間を過ごさせていただきました。
     
     
     
     
     
     
     
     

小津安二郎再発見「晩春」

2012年03月20日 | 諏訪商店街振興組合のこと
いよいよ小津安二郎再発見の最終回「晩春」です。
     
娘の紀子(原節子)と二人で暮らす大学教授の周吉(笠智衆)は、27歳になって未だに嫁に行く意志を見せない紀子のことを心配していた。
周吉の妹 まさ(杉村春子)も、紀子に縁談を持ち込むが、なかなか彼女は首を縦に振らない。
一方でまさは、周吉の再婚相手として格好の未亡人(三宅邦子)を兄に引き合わせる。紀子は自分の結婚よりも父の再婚話のほうが気になりだすが?
原作は広津和郎の短編「父と娘」。
娘の縁談、親の孤独という戦後の小津作品の中で繰り返されるテーマが、この作品で確立した。
小津はサイレント映画時代に何度もコンビを組んだ野田高梧と久々に共同脚本を書き、二人の脚本コンビはこの後遺作の「秋刀魚の味」まで続くことになる。
原節子がヒロインの紀子役で小津映画に初出演。その輝くばかりの美しさと、父親を演じた笠智衆に対する微妙な愛情を見事に表現した。また、この作品で初参加した杉村春子は、戦後の小津映画に欠かせない女優になっていく。

     
この映画で小津安二郎は原節子にすっかり惚れ込んだのではなかったでしょうか?最後に、旅館のシーンで笠智衆と原節子が枕を並べて寝るシーンがあります。物議を醸している場面ですが、近親相姦的な意味合いを述べる評論家もいるようです。それほど原節子を好きだった小津監督は、床の間に飾られた一輪挿しの長い長いショットに、沈静の意味を込めたといわれております。
3月23日(金)午後6時30分より、スワセントラルパーキング2階会議室での上映です。

東北支援“あすなろ応援便”

2012年03月17日 | 諏訪商店街振興組合のこと
3月15日 四日市運送さんへ、エキサイト四日市・バザール協力のお願いにうかがいました。アビ・コミュニティの堀木さんから連絡を取っていただいてあったので、快く迎えていただきました。
事務所には、感謝の手紙が所狭しと貼ってあります。意外に若くて、朴訥で、はなしベタで(失礼)、真摯な性格がうかがい知れました。
震災直後、現地へ油を運んだのがきっかけで、以来、仕事が終わってから毎月支援物資を積んで走ってみえるそうです。雪の2月などは、東北の天候を気にしながらの運転、想像できないご苦労を“あすなろ応援便 活動記録”の冊子(第14号)から知ることができました。
     中央の写真 樋口氏
このとき樋口さんから、こんなお願いをいただいてきました。
バザール会場で、支援物資を集めていただけることはうれしい。当日は魚網で作ったミサンガや手芸作品を販売していただけると聞いて、現地の方にも喜んでいただける。ついては2~3名の方を招待したい。最低限の交通費のみを会で持っていただけないだろうか?ということでした。
     
戻って、振興組合の役員に相談したところ、バザール会場での交流もでき、願ってもないことと了解をいただき、早速返事をいたしました。樋口さんは16日から被災地へ出かけてみえます。おそらく今頃は、支援物資を配り終えて、被災地の子供たちと一息ついていることと思われます。バザール参加の話も出ていることでしょう。
被災地の方を哀れみ同情するのではなく、反対に生きる元気をもらって帰ってくる。そんな生き甲斐が、樋口博也さんを突き動しているのでしょう。
     
     
電話応対でお忙しい中、車のところまで出て見送っていただきました。ありがとうございました。

商連主催“もっとネット大作戦!”

2012年03月13日 | 四日市商店連合会です
平成24年3月24日(土)午後1時から5時まで、四日市商店連合会主催で、グリーンモール商店街を舞台に、イベント“もっとネット大作戦!”が開催されます。
昨年12月開かれた“ソーシャル・メディア・サミット”の成功を受けて、フェイスブックやユーストリームを体験しながら入門できる企画を立てました。
前回は、映像による内容説明のみでしたが、一番分かりやすいのは実際に体験していただくこと。気軽に繋がり楽しめるインターネットの世界を体感していただければとスタッフ一同意気込んでいます。
     
     
当日は、FM四日市の中継や、スマホ体験コーナー、川井拓也氏によるネット中継体験講座、Facebook相談コーナー、クイーン四日市&ハーレーダビットソン撮影会、そのほか食べ物やグッズ販売コーナーなど盛りだくさんの内容でイベントを楽しんでいただけます。
いまやインターネットの時代。ネット恐怖症の方も、是非覗いてみてください。