期待

2011-02-12 06:00:58 | Bicycle
新潟市道紫竹山鳥屋野線(通称:紫鳥線)で、自転車レーンの工事が始まった。



以前おいらもブログ記事にしたのだが、新潟市の自転車レーンはおいらが書いた記事以上に評価が高かった。

以下、自転車ツーキニスト 疋田智 氏 のメルマガ407号を転記。

■新潟市の驚くべき例

ということで、ここ最近の驚くべき例として、新潟市中央区の自転車レーンをあげよう。
たいへん珍しいことに「驚くほど良い例」である。
独自に取り上げようと思っていたら、産経新聞も書いてくれたんで、そのURLを。
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/niigata/101108/ngt1011081419001-n1.htm
中でも注目すべきは、次の写真だろう。



自転車専用レーンは車道左側の一方通行。
しかも、逆走自転車については、警察官が停めて指導している(!)。
こんな光景、本邦初公開だろう(←何が本邦(@_@;)?)。でも、ホントなのだ。それだけ珍しい光景なのだよね。

●車道上(歩道に非ず)の自転車レーン
●まあまあの幅員(「広い!」とまでは言わないけれど、とりあえず、そう狭くはない)
●片側通行の徹底、すなわち双方向通行の排除
●警察官の指導付き、つまり違法駐車もなし

こりゃあなた、日本一(あくまで目下のところ)理想に近い自転車レーンですがな。
これならデンマークにもドイツにもオランダにもそのまま通じるよ。
ふーむ、日本の自転車の将来は明るい? このニュースだけ見ると、そうも思えてきちゃうな。

でも、ヒキタ言っておきますが、実際にはそうでもありませんです。
サイクルモード東京・ヒキタ講演を聴いた人は、すでにご承知の通り。そして、大阪でもそのことはつぶさにご報告するつもりだ。
我々は、まだ何かと闘っていかなくてはならない。自転車にまつわる、あらゆる蒙を啓いていかねばならないのである。

…とまぁ、かなり持ち上げられているのだが、
それだけに紫鳥線での自転車レーンの整備には期待がかかる。

もちろん、完成した自転車レーンに『警察官常駐』しているわけもなく、
新潟市の自転車マナーが飛びぬけて高いわけでもない。
逆走が完全になくなったかと言えば、そんなことは無い…というのが実情。

それでも紫鳥線の他に、紫鳥線と平行するもうひとつ駅寄りの幹線笹出線(新潟県道51号新潟黒埼インター笹口線)でも一足早く自転車レーンの工事が始まっていて、これだけ『あちらこちら』で自転車レーンの整備が始まると行政の本気度を感じるわけで…。

新潟市は他の自治体よりも早く、敏感に自転車の本質を理解し、適切な道路改修を始めている。
ハードの整備と並行して、ソフトの整備も進めねば…。

最後はやっぱり『モラル』の問題。
そこを『どう詰めるか』が、この自転車レーンを生かすか殺すかを分ける肝になろう。

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2 Comments

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Unknown (ちんきー)
2011-02-12 23:16:01
>最後はやっぱり『モラル』の問題。
まあ自転車に限らず全てにおいてモラル低下の現状ではまだまだ先は長いでしょうね。

それと最近思うんですが何故もっと自転車ルールの啓蒙活動しないんでしょうか?

免許制度がない分もっと頻繁にTVCMとかで流してもいいと思うんですけど・・・
(NHKでも積極的に取り上げいいのではないかと)
ちんきーさんへ (HOTAS)
2011-02-13 07:07:14
お、それいいね!
なぜ気が付かなかったんだろ。
公共広告機構とか…。

どうやったら声が届くだろ…(悩)。

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